常勤ではなくスポットで歯科衛生士に勤務依頼ができるハノワを活用すれば、診療スタイルの変化にも対応できると考えています。

安藤歯科

多くの患者さんに愛される歯科医院でも、「院長の高齢化によって、今までの診療を続けることが難しくなってしまった」という課題に頭を悩ませているケースは珍しくありません。

たとえば、診療時間を短くしたり、開院日を減らしたいと考えられる先生もいらっしゃることでしょう。

そんなときに気がかりなのは、常勤スタッフの存在。
診療を行うためには歯科衛生士さんの存在が不可欠ですが、常勤の歯科衛生士さんを雇うと、お給料を支払うために仕事をしてもらう必要があります。

今以上に患者さんを増やすつもりはないのに、「歯科衛生士さんのお給料を支払うために、必要以上に患者さんを診る」というのは本末転倒な気がしますよね。

今回お話を伺った『安藤歯科』院長の安藤 嘉則先生は、このようなお悩みを抱えていらっしゃったと言います。

  • 本当は診療スタイルを変えていきたい
  • 歯科衛生士さんは必要なときにだけいて欲しい
  • 常勤の歯科衛生士さんを抱えるのは負担が大きい

そんな安藤先生は、ハノワを利用し始めたことで困りごとを解決する糸口を見つけ、現在は昔からいる歯科衛生士さんが1人いて、あとはスポット勤務のハノワの歯科衛生士だけで問題なく回っているそうです。

これから新しい診療スタイルに少しづつシフトしていくため、積極的にハノワを活用されている安藤先生から、ハノワを活用する方法やその魅力についてお話を伺いました。

動画も配信しています

動画では、ハノワを活用することのメリットや、実際にどんな歯科衛生士さんに勤務を依頼しているのかなどをリアルに伝えてくださっています。

穏やかでユーモアのある安藤先生のお話を、ぜひご一緒に試聴してみてください。

目次

院長先生プロフィール

安藤嘉則 先生

安藤 嘉則 先生

安藤歯科(東京都中央区銀座)院長

東京生まれ。
東京医科歯科大学歯周科大学院修了。
歯周病専門医として、1999年に銀座にて開業。患者さんをハッピーにするために、「①全力で歯を守る ②セルフケアできるようにする ③経過観察を行う」という3つを柱として、取り組んでいる。

インタビュアー紹介 

歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!

『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。

  • 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
  • ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。

そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!

安藤歯科について

わだやん

まずはじめに、安藤歯科の理念やコンセプトをお聞かせいただけますか。

安藤先生

安藤歯科のコンセプトはいろいろあるんですが、「患者さんを笑顔にしたい」っていうのが究極の目標としてあって、そのためにはどうしたらいいか、ということを考えていますね。

その1つとしては「患者さんの言うことを聞かない」、そして「自分が行いたい処置を優先しない」っていうのがあります。

わだやん

「患者さんを笑顔にするために、患者さんの言うことを聞かない」ということですか?

ではその代わりに、どういうことをするのでしょう。

安藤先生

患者さんにとってメリットが大きい治療を選択する、っていうのが大切だと思うんですよ。

患者さんが「ああしたい、こうしたい」って言うことを、そのまま「はい分かりました」とやるのはプロとは言えないんじゃないかなと思うし、「自分はインプラントが得意だから、こういう患者さんはインプラントをする方向にもっていこう…」っていうのはドクターのエゴですよね。

安藤先生

だから私どもとしては、患者さんとお話をしながら「(患者さんにとって)何をするのがベストなのか」を判断して、提案するようにしています

それで、「やっぱりインプラントがいいね。じゃあ、うちじゃなくてインプラントが得意な先生のところに行った方がいいですね。」ってことになる場合もあるわけです。

わだやん

なるほど。患者さんに真剣に向き合っていらっしゃることが伝わります。

安藤先生のその理念や考え方というのは、開業当初からそうだったんですか?

安藤先生

いやいや、いろいろ変わっていますよ。
今は還暦を前にして、患者さんにとっての『最後の歯医者さん』になりたいという想いがあって

自分の得意なところを活かして、患者さんのためにできることをしていきたいと思っていますね。

安藤歯科外観
安藤歯科内観

ハノワを使おうと思ったきっかけ

わだやん

ハノワを使おうと思ったきっかけを教えてください。

安藤先生

たぶん他の先生もそうじゃないかなと思うんですが、「スタッフがいないから」というのがきっかけですね。

今までは求人を出すと1〜3人くらいは応募が来てたんですけど、最近はめっきり来なくて。

「これは待っててもダメだから自分から採りにいこう」ってことで、ハノワを使うようになりました。

わだやん

ハノワを使う前はどんな状況だったのでしょう。
普段は歯科衛生士さんは足りているけれど、何かあったときに足りないような感じですか?

安藤先生

今は常に足りていないですね。
だから求人サイトや人材紹介会社を使って一生懸命に探してたんですけど、なかなか合う人が見つからなくて……。

ハノワを使うのも最初は不安があったけど、使ってみなきゃわからないってことで始めてみました。

ハノワの魅力

わだやん

安藤先生がハノワを利用していて、魅力を感じているのはどんな部分ですか?

① 歯科衛生士にスポットで勤務を依頼できる

安藤先生

一番の魅力は、「歯科衛生士さんの人員が足りなくて困ったとき、スポットで勤務を依頼できること」です。

安藤先生

私の都合で診療を休むとき——たとえば歯科医師会の用事があって半日休まないといけない日など、ハノワだったらそういう日は依頼せずに、人手が必要なときにだけお願いすればいい。そういう点は良いですよね。

常勤の歯科衛生士さんの場合だと半日が無駄になっちゃうので、仕事を用意して働いてもらわなければならないですからね。

わだやん

なるほど。たしかに、院長先生がお休みのときに常勤の歯科衛生士さんの実働も減ることは、人件費の課題につながりますね。

わだやん

ひとつお伺いします。
安藤歯科のように歯周治療をされているクリニックの場合、同じ患者さんを同じ歯科衛生士さんがずっと診たほうがいいかと思うのですが、この点についてはどのようにお考えですか?

安藤先生

もちろん、患者さんの中には「同じ歯科衛生士さんに見てもらいたい」っていう方もいますよ。

でも、たとえばAさんという常勤の歯科衛生士さんがいたとして、そのAさんがずっと安藤歯科にいるのかというと、そうではないですよね。

それは無理な話なので、患者さんにも意識を変えてもらって、「今日はこの方なのね」「この方も良かったわ」という感じになってもらえたらいいなと思いますね。

安藤先生

世の中には歯科衛生士さんが溢れているわけじゃないですから。
歯科衛生士さんが毎回違ったとしても、「僕はずっといますよ」ということで安心していただけるといいなと思います。

② 雇用契約に関する細かな書面の手続きが必要ない

安藤先生

あと、歯科衛生士さんとの「雇用契約に関する細かな書面の手続きが必要ない」ということは魅力ですね。

わだやん

そうですよね。同じように、細かな書面での手続きが必要ないことに魅力を感じる院長先生は多いと思います。

安藤先生

当院で「契約書を作らなくていい」というのも助かります。

③ 診療スタイルの変化に対応できる

安藤先生

あと、うちはユニット3台を稼働させているんですが、これから診療スタイルを変えて、1台は遊んでいてもいいような状態にしていこうと考えています

これは、常勤ではなくハノワの歯科衛生士さんに来てもらうことで可能になるな、と思っています

わだやん

常勤の歯科衛生士さんだったら、お給料を出すためにユニットを稼働させる必要がありますよね。

安藤先生

今は、必要なときにハノワの歯科衛生士さんに来てもらって、人件費のランニングコストを下げることで損益分岐点を下げていくことができるな、と考えているところです。

ハノワの活用方法

■ 心がけていること

わだやん

ここからは、ハノワを使うときに、安藤先生が心がけていることや気をつけていることを教えていただけますか。

安藤先生

これは患者さんに対しても同じなんだけど、「5W1H」を意識しているんですよ。

わだやん

「5W1H」というと、一般的に言われる……?

安藤先生

私の場合は、「5回笑わせて1回褒める」という意味で5W1H。

安藤先生

ハノワ歯科衛生士さんって、僕がどんな先生かも知らないし、同じ歯科医院と言っても先生によって求めるものが違うから、仕事するのは大変だと思うんですよね。

「この先生、なんか怖いな」「歳取っててなんか難しい顔してるし、こんなこと聞いたら怒られるんじゃないかな」みたいに思われると、質問したくても聞けない雰囲気になっちゃう。

だから、くだらないオヤジギャグでも言って笑ってもらって、聞きやすい雰囲気を作るようにしていますね

わだやん

相手の気持ちに寄り添うことを心がけていらっしゃるんですね。

では、スポットで入るハノワの歯科衛生士に、安藤歯科のコンセプトを伝えるために行っていることはありますか?

安藤先生

マニュアルを用意しています。

安藤先生

うちはこういうことを考えている歯医者なんだよっていう内容を伝えると、「先生はそういうスタンスで患者さんと付き合うんだな」ということが理解できると思うので、全体の雰囲気をわかってもらえたらいいかな。

わだやん

マニュアルを作っていただけると歯科衛生士も仕事がしやすいので、とても助かります。

安藤先生

あとは、ユニットの使い方とか実務的な部分もマニュアルにして、時間があれば直接教えています

安藤歯科-ハノワ歯科衛生士向けマニュアル
歯科衛生士向けマニュアルの一部
わだやん

ちなみにハノワを使う際には、歯科衛生士のプロフィールのどんな部分をチェックしていますか?

安藤先生

基準として見るのは、過去にいつ閲覧しているかということですね。

最後の閲覧が2か月前とかだと、こちらからアクションを起こしても反応はないでしょうから。

安藤先生

職歴も確認するかな。
どういうところで、どのくらいの期間働いていたのかとか。

あとは、写真やプロフィール文がきちんと書かれている方は印象がいいですね。

■ 工夫していること

わだやん

ハノワを利用する際、安藤先生が工夫していらっしゃることがあれば教えてください。

安藤先生

今は、安藤歯科のファンになってもらえるようにいろんな歯科衛生士さんに声を掛けています

わだやん

それは、まだお会いしていない歯科衛生士さんに対してメッセージを送るということですか?

安藤先生

ハノワの中にコメントを書けるところがありますよね。そこに、「◯月◯日に勤務できる人、誰かいませんか」という内容だけじゃなく、「安藤歯科ってこんなことを考えているんだよ」っていうのをちょっとにじませるとか。

「私、行きます!」と言ってくれる歯科衛生士さんがたくさんいるといいな、と思っています。

安藤先生のコメント活用例
わだやん

素敵です。
安藤先生は、実際に勤務した歯科衛生士への『アリガトウ』のコメントもすごく丁寧なのが印象的です。一人ひとりの良い部分をしっかりと書かれていますよね。

安藤先生

人として普通のことかなと思ってやってたんだけども、丁寧なんですか。

でもまぁ、何回も来てくださっている方だとお互いに書くのが大変なので、「ありがとう、だけにしようね」って決めることもあります。

わだやん

そのあたりの摺り合わせも大切ですね。

今後のビジョン

わだやん

それでは最後に、安藤先生の今後のビジョンについてお聞かせいただけますか。

安藤先生

今は、安藤歯科や僕のファンになってもらえるような歯科衛生士さんを増やしたいと思っているんですが、今後は、僕が信頼できるスタッフをハノワで探すことも考えています

安藤先生

これからは「いかに楽しい老人生活を送るか」っていうことも考えて、働き方を変えていこうと。

なので、僕が考えている診療体系でパートナーとしてやっていけそうな人に依頼するとか、そういう歯科衛生士さんがいるときに診療を行うとか、そんな形にしていきたいですね。

編集後記

患者さんの口腔内を快適で健康な状態に保つことをGOAL(※)として、日々多くの人々のお口の悩みに向き合う安藤先生。

時代の変化に遅れることなく、柔軟に新しいことに挑戦されています。

※安藤歯科のGOAL
 Guest:患者さまを自分の大切なguestと考えます。お友達が家に遊びにいらした時と同じように接するように心がけています。
 Open:情報を開示します。様々な検査の結果は、すべて、患者さまのものです。
 Amenity:病院なので清潔なのは当然ですが、それ以上に快適な空間を提供します。
 Longevity:治した歯、今ある歯を、より長持ちさせるように、最大の努力をします。

最近では、その場限りではなく最後まで患者さんに関わり続けたいと、「リモート診療」の実現も考えているそうです。

患者さんはもちろん、ハノワの歯科衛生士に対しても真っ直ぐに向き合い、相手に寄り添う気持ちをお持ちの安藤先生ならではの発想だと感じました。

またインタビューの最後には、

患者さんへ丁寧なヒアリングやカウンセリングを行い、コーチングをしていくスタイルを主軸にしながら、歯の治療もできる歯科医療を目指したい——。

と、人生をかけて「口」で仕事をしていきたいと話されています。

院長が「自身の加齢とともに診療スタイルを変えていきたい」と考えるのは自然なことです。ただ、いざ実行させようとすると様々な弊害が生じるのも事実。

ハノワは、人件費や人材不足といった「人材に関する課題」を解消していただけるサービスを提供することで、院長先生の理想を実現するお手伝いができればと考えています。

安藤歯科

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