何度言っても同じことを繰り返し、
教えても一向に仕事を覚えない…
そんなスタッフがいると
院長もストレスが溜まってしまう一方です。
- 自院に来て1年が経つけれど全然仕事を覚えない
- 教えてもすぐに忘れる
- 「前にも話したけれど…」と前置きしなければならないのがストレス
- 教えたことでも「聞いていない」と質問してくる
こんな状態が続いたら
「何度言ったらわかるんだ!」
と怒鳴りつけたくもなります。
このようなスタッフ は
どうすれば仕事を覚えるのでしょうか。
毎日忙しい歯科医院では、
効率よくスタッフに動いてもらいたい
と院長は思いますよね。
そこで今回は、
何度言っても仕事を覚えないスタッフへの対処法
をお伝えします。
何度言ってもできない場合は伝え方を変えてみる
同じことを何度言っても理解されない——
もしかしたら
言っている言葉の意味がわかってないか、
認識が異なっているのかもしれません。
効率よくスムーズに業務をするために
「整理整頓をしましょう」と言っても、
院長の認識とスタッフの認識が異なっていれば
「全然できていない!」となってしまいます。
でもスタッフ自身は
整理整頓しているのに怒られるのはどうして?
と感じてしまうでしょう。
この場合は、
院長が考える整理整頓の定義
を教えることで解決します。
たとえば院長が、
スケーリングに必要なものと不要なものを分け、必要なものが常に揃っている状態にしてほしい。
と考えて、
スタッフにこのように指示をしたとしましょう。
スケーリングをスムーズにできるように整理整頓しましょう!
しかしそれを聞いたスタッフがしたことは
道具をキレイに並べただけ……
スタッフが
「整理整頓」を「キレイに片付いた状態」
と考えてたとしたら、
このようなすれ違いが生じます。
当然院長は
「何度言っても仕事ができない」
と不満を持ってしまいますよね。
つまり、
院長が考えている言葉の意味を
明確に伝えてあげることが必要なのです。
指摘をしたいときは、質問系で問いかける
何度言ってもわからないと、
つい指摘をしたくなると思います。
しかし、
いくらスタッフでも
指摘をされるとあまり良い気はしませんよね。
院長としては正しいことを言っているつもりでも、
正論で人はなかなか動いてくれません。
自ら気づいて自発的に行動してもらうためには、
質問で問いかけるのがおすすめです。
たとえば
頼んでいた仕事が遅れていたとき
〇〇の提出っていついつまでだったと思うけど、ちょっと忙しくて取り掛かるのが遅かったのかな?
といったように
最初から少し逃げ道を作ってあげると
相手も回答しやすくなります。
できない理由を聞いてあげることで
改善方法が見つかるのです。
やり方ではなく、やる意味を伝えてあげる
また仕事を覚えない、いつまでもできない場合、
「やり方がわからない」以外の理由
があるかもしれません。
その一つが
物事の大切さをわかっていない
というケース。
その場合は、
今これをやる理由や必要性を丁寧に伝えましょう。
きっとスタッフの理解や行動が変わるはずです。
さらに
やる意味を理解した上でやり方を教えると、
今までできなかった仕事も
スムーズにできるようになるでしょう。
まとめ
何度言っても仕事を覚えないスタッフは
能力がないわけではありません。
- 言葉の意味が理解できていない
- 指摘されるからやる気が出ない
- 必要性を感じていない
など、さまざまな理由で
覚えないのかもしれません。
何度言っても仕事を覚えないスタッフに
不満を感じている院長は
怒ってしまう前に
伝え方を変えてみてはいかがでしょうか。