スタッフの採用に際して切っても切り離せない問題が、採用後のミスマッチです。
本来なら自院の診療方針に合う人材や仕事に対するモチベーションが高い人など、一緒に働く仲間としてふさわしい人を選ぶべきですが……
- 明日の診療にも困る状況
- 急いで人員不足をなんとかしなければ回らない
このような状況に陥ると、とにかく「採用すること」が最優先になってしまう——
思い当たる院長先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回インタビューしたまつしろ歯科クリニックの角田先生は、歯科衛生士が電話1本で急に辞めてしまうという窮地に立たされながらも、ハノワを活用することで人手不足を見事に解消されました。
さらには、ハノワの歯科人材との出会いを通じて「来る者拒まず」だった採用の意識にも変化が現れたそうです。
スタッフの採用に課題を感じている院長先生は、この記事を読むことで解決の糸口が見つかるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
動画も配信しています
動画では、ハノワを活用することで人手不足のピンチを乗り越えた角田先生のエピソードが赤裸々に語られています。
ハノワに登録した当日に初回マッチングを果たし、その3日後にはパートナー歯科衛生士さんに出勤してもらったという角田先生。現在どのようにハノワを活用されているのかも注目ですよ。
ぜひインタビュー動画も一緒にご視聴ください。
院長先生プロフィール
角田 直哉 先生
まつしろ歯科クリニック(東京都 江東区亀戸)院長
長崎大学歯学部卒業。さまざまな歯科医院での経験を積み、2007年4月にまつしろ歯科クリニックを開院。一般歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・インプラント (審美・ホワイトニング)など幅広い治療に対応。「清潔、快適、納得」の3つを基本方針として掲げ、歯医者の嫌いなお子さんが、最終的には通うのが好きになってくれるようなクリニックを目指している。
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
まつしろ歯科クリニックについて
最初に、まつしろ歯科クリニックの理念をお伺いできますか?
当院の理念は、患者さんに納得していただける治療を行うことです。
患者さんとしっかりコミュニケーションを取り、一人ひとりに寄り添った治療を行うことを何よりも大切にしています
「患者さんに寄り添った治療」とは具体的にどういったものでしょうか?
歯を磨かなきゃいけないのはもちろんですが、皆さんそれぞれ生きるうえで楽しみにしていることってありますよね。
たとえば、お菓子が好きな人に「お菓子はやめてください」と言ってむし歯が改善されたとしても、患者さんの本当の幸せにつながるとは限らない。
だからこそ、正しさを押し付けるのではなく、患者さんの生活習慣や趣味嗜好をお伺いしたうえで、お口の中にトラブルを招かないような提案を行うよう意識しています。
患者さんのライフスタイルを軸に診療の計画を立てる、ということですね。
はい。
そういった部分に頭をひねるのが、歯科医師が1番大切にすべきことなのではないかなと思うんですよね。
ハノワを使おうと思った理由
どういったきっかけで、ハノワを使おうと思われたのですか?
当院には2021年の年末まで常勤の歯科衛生士さんが2名、非常勤の歯科衛生士さんが1名いたのですが、常勤の方と非常勤の方の2名が同時に妊娠されたんです。
非常勤の方は第2子ということで一旦職場を離れ、常勤の方は将来的に復帰したいということで、産休・育休を取ることになりました。
常勤の歯科衛生士さん1名体制となったことから、ハノワを活用されたということですか?
実はその常勤の歯科衛生士さんが突然来なくなってしまって…
1月末に私がコロナウイルスに感染し、10日間休診したことがあったのですが、診療再開日の翌日の朝、突然その方の旦那さんから電話がかかってきて「今日はもう行けません」って言われたんです。
そうでしたか…。
休診明けだとアポイントも埋まっていたのではないですか?
休診日のご予約をずらしていただいていたので、全てのアポイントが埋まっていました。
前日に「もうきついので辞めることを考えてます」というお話を聞いていて、詳しく話を伺う約束をしていた日でもあったんです。
産後すぐの歯科衛生士さんにお願いすることもできないですし、困り果てましたね。
そんなときに、ハノワのチラシがたまたま机の上にあって「あ、これだ!」と思い、すぐに登録しました。
登録してすぐにマッチングはできましたか?
登録したその日に初回のマッチングが完了して、その3日後くらいから勤務していただきました。
今振り返っても大慌てでしたね。ハノワがなかったらどうなっていたか分からないです。
ハノワの活用方法
現在どれくらいの頻度でハノワを活用されていますか?
月に15日〜16日程度、ハノワのパートナー歯科衛生士さんに来ていただいている状況です。
常勤の歯科衛生士さんが0になったところからのスタートでしたので、退職した歯科衛生士さんの勤務日数の8割程度を埋める感じで、ハノワを利用しています。
初めて来られたハノワのパートナー歯科衛生士さんに見てもらうために、業務内容の説明動画も用意されているそうですね。
はい。パソコンは得意な方なので、ハノワ用に自分で編集して作りました。
毎回勤務の度に同じことを説明するのは、朝の忙しい時間帯だと結構大変だったりするので。
マニュアルを作成されている先生はいらっしゃいましたが、動画を作成されているケースは初めてです。そういったものがあると、働く側も働きやすいですし、先生の負担も軽減されるので良いですね。
ハノワの魅力
角田先生から見て、ハノワの魅力はどういったところでしょうか?
①優秀な方に次回以降の直接交渉が可能
ハノワのパートナー歯科衛生士さんは優秀な方が多く、なんでもさっとやってくれて作業スピードも早いので、本当に助かっています。
そういった方に対して、勤務終わりに直接次回以降の勤務交渉ができるのは、ハノワの魅力の一つだと感じています。
②採用後のミスマッチが避けられる
常勤の歯科衛生士の採用をするとき、面接だけではその人がどんな人かわからないですし、採用してから「合わなかった…」ということになるケースも少なくないんですよね。
それがハノワだと、一度来ていただいて基準にそぐわなければそれっきり呼ばなければ良いだけなので。
そういった手軽さも魅力かなと思います
③情報取得の幅が広がり、自院の改善につながる
そこまで大規模ではない歯科医院だと、使う器具や治療方針が「うち流」に偏りがちになると思うんですよ。
ハノワのパートナー歯科衛生士さんはさまざまなキャリアを持った方がいらっしゃるので、勤務の際にいろいろな立場からの意見を聞くことができるのが良いですね。
さまざまなバックグラウンドやこれまでの経験を活かしたアドバイスをしてくださるので、大変勉強になっています。
具体的に、パートナー歯科衛生士さんとどういったことをお話をされるのですか?
必ず聞くようにしてるのは、おすすめの器具や口腔ケアグッズですね。意見を取り入れて、物品販売のラインナップに取り入れたこともあります。
継続で来てくれている方からは「先生のところって来るたびにものが増えてますよね」と言われました(笑)
ハノワを活用して変わったこと
ハノワを活用する前と後で、変化を感じていることはありますか?
ハノワの優秀なパートナー歯科衛生士さんたちと出会えたことで、「来る者拒まずの採用ではいけない」と気づくことができました。
今までの私は、人材が欲しくて妥協に妥協を重ねた採用を繰り返してしまっていたのかもしれません。
ハノワを活用することで、採用に対する意識にまで変化があったのですね。
そうですね。「誰でも良い」ではなく「良い人を採用したい」という気持ちが強くなりました。
今後のハノワの活用方法
今後ハノワをどのように活用していきたいか教えていただけますでしょうか?
常勤スタッフの募集は継続しますが、 ハノワの活用を0にするってことは全く考えてないですね。
今までと明確に違うのは、ハノワがあるおかげで、良い人が見つかるまで無理に採用しなくても良いと思えることです。
これからもハノワのパートナー歯科衛生士さんの意見を参考にしながら、自院の発展につなげていきたいです。
編集後記
これを読んでいる院長先生の皆さんは、人手が足りないという理由から「妥協した採用」になってしまってはいませんか?
まつしろ歯科クリニックのように、常勤の良い人材が見つかるまでハノワを活用するといった新たなスタッフ採用のかたちも、ぜひ参考にしていただければと思います。
自院にぴったり合うスタッフを採用するためにも、まずは目の前の人手不足対策としてハノワを活用してみてはいかがでしょうか?新たな発見につながるかもしれませんよ。