スタッフからの有給の申請や欠勤の申し出があったとき、笑顔で「わかったよ」と答えられますか?
困ったな…どうしよう
という気持ちになってしまう院長先生も多いのではないでしょうか。
人手不足の悩みが表情や行動にでると、働いているスタッフも気を使ってしまうでしょう。
今回インタビューをさせていただいた「あじさいデンタルクリニック」の新井修院長は、ハノワを使い始めることで、人が足りなくなることへの不安がなくなり、気持ちが落ち着いたとおっしゃっていました。
院長の気持ちがいつも落ち着いた状態であることは、歯科医院全体や患者さんにとってプラスとなるはずです。
- イレギュラーな事態への対応に不安がある
- 有給をとりたいとスタッフに言われると困る
- 悩んでいたり困っていることが言動に出てしまう
同じように感じている院長先生にぜひご紹介したい、興味深いエピソードがたくさん詰まった新井先生のインタビュー。ぜひ最後までご覧ください。
動画も配信しています
患者さんやスタッフとのつながりを大切にする、新井先生のお人柄が伝わるインタビュー動画です。
フレキシブルに働けるハノワの仕組みに共感したとおっしゃる新井先生流の、ハノワ活用法をご視聴ください。
院長先生プロフィール
新井 修 先生
あじさいデンタルクリニック(愛知県 海部郡蟹江町)院長
東京医科歯科大学卒業。大学病院や歯科医院などでさまざまな治療を経験したのち、「患者様の人生をとことん応援する」という医院理念を掲げ、あじさいデンタルクリニックを開業。むし歯の治療や予防、矯正、ホワイトニング、食育など幅広い治療メニューで地域の方々の健康をサポートしている。
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■ 経歴
1998年 東京医科歯科大学歯学部卒業
同大学研修医
2001年 横浜市内の歯科医院勤務
2002年 愛知県内の歯科医院勤務
2008年 戸田ファミリー歯科院長
2018年 あじさいデンタルクリニック開院
■所属学会
日本歯内療法学会
床矯正研究会
摂食嚥下リハビリテーション学会
日本老年歯科医学会
国際歯周内科学研究会
全国小児歯科開業医会
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
あじさいデンタルクリニックについて
あじさいデンタルクリニックのホームページを拝見しました。
「患者様の人生をとことん応援する」という医院理念についてお聞かせいただけますか?
歯医者さんというと、どうしても「治療してあげている」という感じになってしまうのですが、当院では患者さんが主役で、私たちは患者さんの人生をサポートするという立場だと考えています。
痛みがなくなったり、快適に噛めるようになったりするだけでなく、患者さんが望むような、普段通りの健康的な生活を送れるように導くことが大切だと思っています。
患者さんと接するときに心がけていることはどんなことしょうか?
ホスピタリティを大切にしていますね。
患者さんと我々は対等な関係だと思っているので、思いやりを持って診療にあたっています。
でもそれは、患者さんの言うことをなんでも受け入れるということではありません。
患者さんの人生がより良くなるように考えて、治療をすることを常に意識しています。
これはスタッフとの関係も同じですね。
スタッフが下で院長が上、歯科衛生士が上で助手が下、という考えではなくて、あくまで対等な関係で、それぞれが自分の役割を果たすべきと言うスタンスで医院運営を行なっています。
ハノワを使い始めた理由
では、ハノワを使い始めたきっかけについて教えてください。
スタッフが有給を取得したり欠勤をしたときの補完として利用し始めました。
有給が取りづらい状況というのは良くないですし、スタッフの希望には応えたいと考えていますが、その反面、スタッフが少なくなって患者さんの予約が入れられなくて先延ばしになってしまうのも悩みの種としてありました。
さまざまな求人媒体がある中でハノワを選んでくださった決め手は何だったのでしょうか?
働きたい人がシフトなどに縛られず、自分の働ける時間を選んで働けるというハノワのサービスを知り、これは良い考え方だなと共感したのが理由です。
歯科衛生士さんや歯科助手さんは女性が多いですし、子育てしている方だと毎週同じ曜日、同じ時間に働けるとは限りません。
そんな方でもハノワならフレキシブルに働ける。こちらとしても必要なときにだけマッチングすれば良いので、新しい働き方だと感じて利用し始めました。
ありがとうございます。
働く側に寄り添う感じが、まさにホスピタリティを大切にされている新井先生らしいです。
あじさいデンタルクリニックも子育て中のスタッフさんは多いですか?
そうですね。
当院は非常勤スタッフが多いので、人手が足りない曜日や時間帯が結構あります。
人手が足りないときにハノワを利用することで、スタッフが休みを取っても患者さんの予約を先に伸ばすことなく対応できるようになりました。
ハノワの活用方法
今はどのようにハノワを活用されていますか?
基本的には有給や欠勤が生じたときです。
今は休職や育休を取得しているスタッフがいるので、ハノワのサイトは毎日チェックしています。
都合が合いそうな方や、自院までの距離が30分くらいの方を中心にメッセージを送っています。
ハノワの機能を積極的に活用してくださっているんですね!
そうですね。あと「あしあと」機能もよく見ています。
自院に「あしあと」を残してくれている方にメッセージを出したり、反対に自分からアクセスして「あしあと」を残したり。
関心を持ってくださっている方に、こちらからアプローチできるのは良いシステムだな、と感じています。
同じパートナー歯科衛生士に来てもらうこともありますか?
もちろん。
最近では、何度も来てくださってるパートナー歯科衛生士さんも増えてきています。
中には「この日に働けますよ」と声を掛けてくださる方もいらっしゃいます。
ハノワの魅力
新井先生にとって、ハノワの魅力とは何でしょうか?
①プロ意識を持った歯科人材が多い
今まで何人もパートナー歯科衛生士さんに来てもらっていますが、皆さんとても良い方で。
積極的に歯科衛生士業務に取り組んでくれますし、ちょっと手が空いたら片付けをやってくれたりと、大変助かっています。
自分から「何かお仕事ないですか?」と聞いてくださる方も多く、本当にハズレがないという印象です。
嬉しいお言葉ありがとうございます!
ハノワのパートナー歯科衛生士と接するときに気をつけていることはありますか?
やはり、初めての環境に飛び込むのは勇気がいると思うので、その勇気に対して感謝の気持ちを持って接しています。
朝礼で紹介をして、スタッフ含め全員で「ウェルカム!」という感じで勤務に入っていただいています。
あとは、オペレーションのマニュアルを用意したり、最初は自院のスタッフがついて詳しくレクチャーしたり。
いきなり「ハイ!やって!」と言っても戸惑ってしまいますからね。
来てくださっているハノワのパートナー歯科衛生士さんは「自分はここで仕事をするんだ!」という意気込みのある、プロ意識のある方ばかりだと感じています。
②通常の求人とは違う手軽さ
一般的には、スタッフを募集して、面接して、じゃあ来てください…という流れで求人をします。
一度入ってしまったら、簡単に辞めることも辞めてもらうこともできませんので、入ってくるスタッフも迎えるこちら側も覚悟が必要です。
ハノワだと1回2回来てもらって働いてみて、お互いに合わなければ終われば良いですから。
これは、普通の求人にはないメリットだと感じています。
③労務の煩わしさがない
ハノワは「手数料がかかるから費用が高い」と思っている歯科医院さんも多いのではないかと思います。
そうですね。
手数料がハードルになっている歯科医院さんも多いと思います。
私は実際に数字を出して確認をしてみたのですが、ハノワで来てくれている方の売り上げと、自院のスタッフの売り上げはそう変わりませんでした。
ハノワを使う場合は、人を雇うことで発生する労務の煩わしさがないことを考えたら、手数料くらいは十分ペイするんじゃないかなと思っています。
ハノワを使い始めて変わったこと
ハノワを使い始めて、何か変わったことなどありますか?
正直、今まではスタッフが有給をとったり欠勤があったりすると、「困ったな」「どうしようかな」という気持ちがありました。
なるべく顔とか態度には出さないようにしましたが、言動に出てたかもしれません。
それが、ハノワを利用し始めてからは、フォローしてくれる人がいるから大丈夫!と思えるようになったのは良い変化だと思います。
患者さんの予約を変更する必要もなく、通常通り診療を進めることができるので、心が安定する感覚があります。
今後のハノワ活用について
今後はハノワをどのように活用していきたいですか?
今後は歯科医師にも来ていただきたいと思っています。実は、近々初めて歯科医師に来てもらうことが決まりました。
そうなんですね!それは楽しみですね!
最近は週休3日の歯科医院も多いですから。
どこかに所属している歯科医師が、休診日に他のところで診療をするという働き方も選択肢の一つだと思います。
たとえば、院長が1週間休みをとっても、ハノワを通して歯科医師が来てくれるような体制を作れたら、診療を止める必要もありません。
歯科医師に関しては、まさにこれからどんどん力を入れていきたいと考えているところです。
今はまだ難しいですけれど、私自身が休診日に他の歯科医院で勤務する…ということもありえます。
歯科界全体で人材を融通できるようになれば、もっと患者さんに貢献できると思います。
編集後記
「いつも同じ曜日や同じ時間に働くのが難しい」という歯科人材は少なくありません。
特に女性の場合は、出産や子育てなどで働ける時間が限定されてしまうことがあります。
そんな人が仕事を諦めてしまうのがもったいない…と、新井先生はおっしゃっています。
- フルで働く常勤スタッフ
- 働ける時間だけ働く非常勤スタッフ
- 必要なときに利用するハノワのパートナー歯科人材
さまざまな働き方のスタッフの力を合わせることで、より安定した歯科医院運営ができるのではないでしょうか。
さまざまな業界でフレキシブルな働き方が広まっている今。
歯科医院にも、新しい風を取り入れてみませんか?