ご自身のクリニックでの診療に加えて、地域の公衆衛生の質の向上にも携わっておられる小川歯科クリニックの小川冬樹 院長は、求人を出してもなかなか応募が集まらないことにお困りだったと言います。
「歯科衛生士さんがいなければ歯科医院は成り立たない」というお考えの小川先生が、現在はどのようにハノワを活用して自院の患者様に満足のいく診療を行なっているのか、ハノワのパートナー歯科衛生士に信頼をおく理由など、詳しくお話を伺いました。
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院長先生プロフィール
小川 冬樹 先生
医療法人社団馨香会
3DC 審美インプラントセンター 小川歯科クリニック(東京都 町田市)院長
1985年7月に小川歯科クリニックを開業。確かなEBM(Evidence Based Medicine)を元に、患者様の口腔と全身の健康のために不調和を改善。さらに、地域医療にも積極的に関わり、地域の方々の健康のために尽力している。
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
小川歯科クリニックについて
まずはじめに、小川歯科クリニックについてお聞かせいただけますか。
当院は歯周病治療を基本として、噛み合わせやインプラント、補綴をメインにやっています。
そもそもの大前提として、歯科衛生士さんによる歯周病の治療や口腔衛生指導が一番大切だと考えています。
あとは、EBM(Evidence Based Madicine)に則った治療をしていくということを常に心がけています。
「科学的根拠に基づいた医療」ですね。
ええ。
歯周病治療でも臨床でも、ちゃんと論文で根拠のある治療をやるというのが一番大事かな、と思っていますね。
ハノワを使おうと思った理由
ハノワを使われる前に悩まれていたことや困っていたことはありますか?
やはり歯科衛生士さんが足りていないということですね。
求人を出しても応募があまり来ないので、常勤で探すのがなかなか難しくて。
そうなんですね。
そんななか、普通の求人サービスとは違う、『歯科衛生士さんにスポットで勤務を依頼するハノワ』を利用することに不安はありませんでしたか?
それはまぁ……どういう会社かもわからないんで不安でしたよ。
「なぁに、これ?」って、最初は懐疑的に思っていました。
でもそれって全てのことに関しても同じで、やってみないとわからないですから「ちょっとやってみようか」と。
結果的に、私は登録してみてよかったなと思っています。
ハノワの魅力
小川先生が感じていらっしゃるハノワの魅力についてお話しいただけますか?
人員不足のときに歯科衛生士さんへ勤務が依頼できる
それはもう、日程さえ合えば歯科衛生士さんが来てくれる、これが一番ですよね。
今までは、「スタッフがいない」となったら求人をどんどん出すしか方法がなかったですけど、それでも応募は少ないですし。
ハノワ以外でこうやって歯科衛生士さんとマッチングできるシステムは日本では少ないので、画期的で素晴らしいと思っています。
日程が合えば来てもらえる、という点は安心感がありますよね。
ありがとうございます。
今はどのような感じでハノワを利用されているんですか?
当院は歯科助手が3名と歯科衛生士さんが1名、そしてドクター1名でやっていて、日曜日に矯正をやっているんです。
ハノワの歯科衛生士さんには、この矯正の日曜日に来てもらっていますね。
多摩地区だと、登録されている歯科衛生士さんの数がまだ少ないみたいですが、もし毎週同じ曜日に一定期間来てくれる人とマッチングできれば、ぜひ来てもらいたいですね。
パートナー歯科衛生士の印象
ちなみにハノワに関係なく、一緒に働く歯科衛生士の理想像みたいなものはありますか?
物事を真面目に捉えることができること、それが一番だと思います。
たとえば、診断が甘かったりおかしかったら、それに対して勉強をするというような。
真摯で真面目な態度、考え方は大事ですね。
もし任された仕事を責任もってやれるくらいの診断能力や技術がないなら、それは一緒に勉強すればいいんで。
それでは、ハノワのパートナー歯科衛生士の印象はいかがでしょう?
いま来てもらっている歯科衛生士さんは、すごく真摯に向き合ってくれる方ばかりです。
あと、みんな物怖じしないんですよね。
全然知らない歯科医院に来ているのに、こちらが指示をしたときも怯まないでやるっていうのがすごいなと思います。なかなかできないんじゃないかな。
即戦力として動ける方が多い、という印象でしょうか。
そうですね。
だから診断についても、その方の考えを尊重しながら「こういう考えはどうですか?」とディスカッションしたりできますね。
そういう意味でもお互いに有益な関係が作れているのかな、と思います。
>>さらにリアルな小川先生のお声は、ぜひ YouTube動画 でお楽しみください!
ハノワを使いたいと思っている院長先生へ
ハノワを活用されている小川先生から、これからハノワを使ってみようと思っている院長先生へメッセージをお願いいたします。
歯科衛生士さんを尊重して「歯科衛生士さんたちがいないと診療ができない」とお考えの先生は、ハノワのシステムを有用に使えると思います。
長く付き合うためには、いかにその歯科衛生士さんの力量を理解して、尊重して一緒に働けるか、ということが大事なんじゃないでしょうか。
もちろん、緊急避難的にスタッフがいないときだけ来てもらって一般診療を手伝ってもらう、というやり方もありますけどね。
ちなみに小川先生が、ハノワのパートナー歯科衛生士と接するときに気をつけていることはありますか?
道具の場所や使い方、片付け、滅菌処理とかって歯科医院によって違うので、丁寧に伝えていますね。
とにかく「わからないことは僕に聞いてください」と言っています。
小川先生が伝えてくださるのですね!
では、パートナー歯科衛生士へ治療に関することを教える場合もあるのでしょうか?
ありますよ。
例えば、同じ処置でもいろんなアプローチがあるじゃないですか。そういうアプローチの方法を伝えたりしますね。
もちろん、来てくださっている歯科衛生士さんの意思や今まで勉強されてきたこと、考え方などは尊重しつつ。
いろいろお話をして一緒に仕事をしているつもりです。
院長先生のお考えをお伺いできるのは、歯科衛生士にとってもメリットが大きいと思います。
ところで、ハノワには『30分お試しマッチング(※)』というシステムもありますが、小川先生は利用されていますか?
※ハノワでは、初回勤務の前に歯科医院の見学・面談・相性確認などを目的とした30分程度の『お試しマッチング』を推奨しています。
はい。
『お試しマッチング』は、ドクター側からすると有用性を感じづらいと僕は考えていますが、歯科衛生士さんにとってはメリットが大きいので絶対にしたほうがいいですね。
院長と話したり、診療室の雰囲気や清潔に処置をしているかどうかを見たり……。
実際に来て見てわかることは多いので、歯科衛生士さんにとって『30分お試しマッチング』はとても重要だと思っています。
今後のビジョン
これからどのようにハノワを活用していきたいとお考えですか?
ある程度の期間、数か月でもいいので毎週同じ曜日に固定で来てもらえる歯科衛生士さんがいたら素晴らしいなと思います。
それなら例えば、その日にペリオの患者さんを集めて、公衆衛生やTBI、スケーリングなどをしてもらえますよね。
これからハノワに登録する歯科衛生士さんが増えて、利用する歯科医院も多くなれば発展していくでしょうから、期待しています。
あとは今と同じように、スタッフが居ないとき、有給休暇を取るときなどにスポット的に来てもらう感じですね。
ありがとうございます。
それでは最後に、小川先生ご自身の今後のビジョンを教えていただけますか?
患者さんに対するサービスの向上が大事だと思っているので、来月からは口腔内スキャナー(IOS)を導入することにしています。
IOSを入れてスキャンをすることで、今までより患者さんにわかりやすく情報を伝えながらやっていきたいなと思っています。
それと、引き続きEBMに基づいた治療を徹底してやっていきたいですね。
編集後記
「始めてみないと、何も始まらない」
これは、ハノワを利用する際、不安を感じる小川先生がご自身に言い聞かせた言葉だそうです。
この想いが根底にあるからこそ、パートナー歯科衛生士に対しても「経歴だけではなく、実際に一緒に働いてみる」ことを大切にされているのだとわかりました。
そんな小川先生が、ハノワを通して長期的に付き合えるパートナーを探したいと話してくださることは嬉しい限りです。
歯科衛生士の求人を出してもなかなか応募が来ないとお悩みの先生は、まずは『医院のプロフィールページ作り』から始めてみられてはいかがでしょうか。