「日常的には歯科衛生士不足というわけではないのですが、急なお休みが入った時には、どうしても他のスタッフの負担が大きくなってしまう場合があります。そのため、うまく補完できる方法がないかと探していました。」
こう話してくださったのは、今回インタビューさせていただいた『髙柴歯科』院長の髙柴重幸 先生。
また、これまでにハノワのインタビューでお話を聞かせてくださった院長先生も、半数以上は歯科衛生士の有給取得や急な欠勤時の補充がうまくできずに悩まれていました。
この記事を読まれている先生はいかがでしょうか?
同じように「常勤の歯科衛生士を補充するほどでもないが、急な休みで人手が足りなくなるときは困る…」と頭を抱えていらっしゃるならば、髙柴先生の活用事例は参考にしていただける内容となっています。
髙柴先生はハノワのどこに魅力を感じ、どのように活用されているのか——。
ハノワ独自の視点で行ったインタビューをレポートいたします。
動画も配信しています
ハノワを利用する前の医院の状態や抱えていた不安、さらには活用後の変化などをリアルに語ってくださっています。
歯科衛生士不足に悩まれる院長先生たち必見!ぜひご一緒にどうぞ!
院長先生プロフィール
髙柴 重幸 先生
医療法人社団 翠会
髙柴歯科(神奈川県川崎市)院長
歯学博士/昭和大学歯学部 兼任講師
神奈川県出身。
インフォームド・コンセントをモットーに、歯周・小児・矯正・審美・訪問治療と幅広く治療を行っている。
患者さんを自分の身内と思って治療を心がけるなかで「突発的なスタッフ不足が患者さんとの信頼関係を損ね得る」という課題が見つかり、ハノワの利用を決意。
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■ 経歴
平成3年3月 昭和大学歯学部 卒業
平成7年12月 髙柴歯科 開院
平成22年11月 医療法人社団 翠会 設立
平成26年2月 川崎さつき橋デンタルオフィス 開院
■ 所属学会
日本歯科理工学会、昭和学士会、日本医用歯科機器学会
■ 資格
臨床研修指導医、Dental Materials Senior Adviser、神奈川県 摂食・嚥下障害歯科医療相談医相談医、赤十字救急法基礎講習修了認定
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
髙柴歯科について
まずはじめに、髙柴歯科について教えていただけますか?
当院は「患者さんと医師との信頼関係を大切にして、美しい笑顔と健康をサポートする」ということを理念に掲げています。
また、幅広い年齢層の患者さんに来ていただいているので、患者さんのニーズに合った治療ができることをモットーにしています。
痛みの治療が終わった後は、患者さんのお口の健康を守っていく。
生涯にわたって自分の歯でご飯が食べられれば一番幸せなのかなと思っています。
髙柴歯科では訪問診療もされているそうですね。
開業して25年になりますが、その間、さまざまな事情で来院できなくなってしまった患者さんもいらっしゃいました。そんな方たちに「自宅で診てほしい」と声をかけられたのがきっかけですね。
歯科医師として大切にされていることはありますか?
「すべての患者さんが自分の身内だと思って治療を心がける」ということは大切にしており、スタッフにもそのように伝えております。
ハノワを使おうと思ったきっかけ
ハノワを使おうと思った具体的なきっかけはありますか?
お子さんをお持ちのスタッフが、どうしても休みを取らなければいけない時があるんですね。急な発熱だったり、学校行事だったり。
今はコロナ禍で保育園も閉園になって、急に出勤できないというケースも出てきて——。
そういった時に、ハノワを活用させていただきました。
既存のスタッフさんが急にお休みを取らなければいけなくなった時に、活用していただいているのですね。
もちろん、事前にお休みを知っていれば患者さんのアポイントの調整もできるのですが、急な場合はどうしても遣り繰りがつかなくなってしまうことがありますよね。
そういった時に活用させていただいてますね。
ハノワの魅力
髙柴先生がお感じになるハノワの魅力はどこでしょう?
① スポット的な業務の依頼が速やかにできる
人手が不足してしまった時の補完が速やかにできるっていうのが、やはり圧倒的な強みなのかなという風に思いますよね。
スポット的なお仕事をお願いできるサービスがあまりなかったと思うんですよ。そういう点では大変活用させていただいております。
ちなみに、歯科衛生士さんに依頼される際はどんな点を確認されていますか?
まずは歯科衛生士さんのカレンダーを見て、来てほしい日が空いてるかどうかを最優先で確認しています。
あとは、過去に来ていただいて良かった方はお声掛けします。
② パートナー歯科衛生士の人材の幅広さ
ハノワのなかには、プロフィールに「こんなことができます」と書かれている歯科衛生士さんが多いですよね。
ホワイトニングや新人歯科衛生士の教育もできると書かれている方もいらっしゃって、こんな歯科衛生士さんもいるんだ、って改めて実感します。
他社の人材紹介サービスの場合はメールでのやり取りだったり、直前までどういった方がいらっしゃるか分からないこともありますしね。
③他院での勤務の様子がわかる『アリガトウ』制度
『アリガトウ』のコメントなどは参考にさせてもらっています。
何回も勤務されている方とか、同じ医院に何度も行かれている方とか、見ていくとすごい勉強になります。素晴らしいシステムだと思います。
確かに『アリガトウ』のメッセージはすごく参考になりますよね。歯科衛生士さんの人柄もわかりますし。
そうですね。勤務をお願いするときには、どういった医院さんに行って、どんなコメントを受け取ってるのかな、という点は見ています。
ハノワの活用方法
実際にハノワの歯科衛生士に勤務を依頼するときは、どのような業務範囲をお願いされていますか?
当院の場合は、基本的にはP(歯周病)の管理をお願いしています。
また、既存スタッフの補完として勤務を依頼していることもありますので、当然ながら歯科治療のアシスト業務も含まれます。
冒頭のお話にもありましたが、訪問診療に同行するということはないのですか?
ないですね。
一時はお願いしようかと思ったこともあるんですけども、慣れない環境での診療になってしまうので、今のところは診療室での業務をお願いする形をとっています。
スポット的に働いてもらうことに不安はありませんでしたか?
最初はありました。
アシスト業務についたときに、機材がどこに何があるかって当然わからないですよね。
たとえば印象の練り方ひとつとっても、機械がどこにあるか、どういう風に練るのかという部分は医院によって違うと思うので。
なので初回は「学んでもらう」ことから始めます。
あとは院内の雰囲気、患者さんへの接し方っていうのも医院によって違うので、そういったところは最初にケアしているところですね。
具体的にどんな対策をされていますか?
来ていただいたら最初にひと通りを教えて、その後は「何かわからないことがあったら常に聞いてほしい」というように伝えています。
見学してもらって、患者さんの導入から退室までの全体の流れを把握してもらうような形をとっております。
確かに「なんでも聞いてね」という雰囲気で迎え入れてくださると、歯科衛生士にとっては働きやすいです。
ハノワの歯科衛生士と接する中で、髙柴先生ご自身が変わったなと感じられることはありますか?
そうですね、歯科衛生士さんの診療補助とか「こういうスタイルがあるんだ」っていうのを勉強させてもらっています。
たとえば、印象をとるときや準備の流れとか。
歯科衛生士さんって育った環境が一番重要なのかなって僕は思うので、当院ではないスタイルの方を見ることができるのはすごく学びがあります。
これからハノワを利用される院長先生へ
これからハノワを利用される院長先生へメッセージをいただけますでしょうか。
当院はスポット的な活用をしていますが、『自院に合う歯科衛生士さんとの出会いの場』ですよね。
やはりどこの医院さんも、歯科衛生士さんが補助的に不足しているところが多いかなというイメージがあります。
ハノワは歯科衛生士さん専門の人材紹介という使い方ができるじゃないですか。
お試しマッチングを活用すれば、歯科衛生士さんにも「こんな医院なんだ」っていうことをわかってもらえます。
そういった方と直接雇用契約を結べるようになる(※)っていうのは、大変素晴らしいんじゃないかと思いますね。
※ハノワを通じて出会った人材を常勤やパート勤務に登用する『オメデトウ制度』のこと。
お互い、実際に働いてみないとわからないこともありますよね。
そうですね。
しかも、1回や2回じゃ分からないと思うんですよね。
人間同士ですので、もしかしたら合う合わないっていうものもあるかな、と。
お互いをトコトン知れるという意味では、素晴らしいシステムかなという風に思います。
今後のビジョン
最後に、髙柴先生の今後のビジョンをお伺いできますか?
特に大きなビジョンというのはないんですが、とにかく今来ていただいている患者さんに満足してもらえる治療を心掛けています。
それがスタッフ不足で継続できないっていうのが一番悲しいことですよね。ドクターが欠けてもダメだし、メインテナンスをする歯科衛生士さんが欠けてもダメなので。
そういう目的もあって、これからも人手不足になったときの補完としてハノワを活用していきたいなと思っています。
編集後記
「すべての患者さんが自分の身内だと思って治療を行い、自分が嫌だと感じることは絶対しないように心がけている。」と伝えてくださった髙柴先生。
歯科医院を25年続けるうちに、体調を崩されて来院できなくなる患者さんが増えてきたから——という、訪問診療を始めたきっかけにもその想いは表れているように感じます。
本編では紹介しきれていませんが、患者さんとの関わりを「お口の歴史を見せていただく」とおっしゃっている点が印象的でした。
患者さんのお口の歴史、ひいては人生の歴史にまで想いを馳せ、大切に捉えているからこそ「患者さんに満足してもらえる治療がスタッフ不足で継続できないのは、一番悲しいことだ」と考えられているのではないでしょうか。
そんな髙柴歯科と患者さんとの歴史を築く一助としてハノワをご活用いただいていることに、誇りと責任を感じる次第です。
先生の医院では、患者さんとどんな歴史を刻まれていますか?
その歴史を紡ぐために欠かせない要素は何でしょうか?
「歯科衛生士の人員確保」が欠かせない要素であれば、ぜひ一度、ハノワを試されてみてください。