コンプライアンスが叫ばれ、
ハラスメントに対して厳しい世の中。
すぐに
パワハラやセクハラと言われて、
残業をお願いしづらいご時世と
なっています。
そんななか
問題となっているのが
『モンスター社員(スタッフ)』です。
言うことを聞かず、
高圧的な態度で
不満をぶつけてくるスタッフ
あなたの医院にもいませんか?
モンスタースタッフは
仲間を募り、
徒党を組んでくる場合があり、
そうなると手が追えなくなってしまいます。
今回は、
そんなスタッフに手を焼く院長のために
「モンスタースタッフへの対応方法」
を紹介します。
何を言っても指示に従わずに不満をぶつけてくるスタッフ
あなたの職場に
こんなスタッフはいませんか?
忙しく、
申し訳ない気持ちがあるので、
下手にでて仕事をお願いしても、
絶対にやってくれません。
自己主張が強く、
医院の方針を否定し
不満をぶつけてきます。
「不満があるのなら話し合いをしよう」
と試みるのですが、いつも
「納得できない!」
「院長は現場のことが何もわかってない」
と怒り出します。
お願いした仕事をしてくれないので、
他のスタッフへの負担が大きくなっています。
しかも不満があるのに
このようなスタッフって辞めないんですよね。
そして他のスタッフも
怖いし面倒なので
誰も彼女には意見できない関係性が
出来上がってしまっています。
すぐに感情的になり
患者さんがいても喚き散らすことも…。
一度感情的になると
不機嫌が続き、
患者さんへの態度も悪くなります。
そのような態度は良くないと
伝えているのですが全然わかってもらえません。
このようなスタッフに心当たりのある
先生もいるはずです。
これは
コミュニケーションや
マネジメントの問題ではありません。
では何が問題で、
どのように対応すれば良いのでしょうか?
業務指示に従わない状況を作ってしまっている理由は?
「この人は何か言ったらすぐに感情的になるから」
「すぐに不機嫌になるから」
と相手の問題と考えていませんか?
昨今のハラスメントやコンプライアンス
という言葉のしがらみによって
このようなスタッフにも
寄り添って関わり続け、
何とか状況を改善できるように説明し、
説得を試みているのではないでしょうか?
それは傍目から見たら
とても素晴らしいように見えるのですが、
実はこの行為が
「業務命令」に従わない状況を
作ってしまっているのです。
本来、
就業規則には業務命令には従うこと
とあるはずです。
ですが、
そこに院長側も感情が入ってしまうので、
何とか話し合って解決できないか?
と考えてしまいます。
このスタッフの問題行動を
『良し』としてしまっているのは誰か?
そこを客観的に考えることで
この問題の解決の糸口が見えてきます。
モンスタースタッフに対応する秘訣
本来であれば、
院長先生や周りのスタッフが困る状況は
おかしいはずです。
困るべきなのは
業務命令を無視しているスタッフ
なのですから。
その困るべきスタッフに対して、
院長先生が一生懸命に親身になって
関わるほどに依存関係が成立し、
甘えが出て問題が深刻になっていきます。
モンスタースタッフは、
業務命令を無視しているのですから、
就業規則に違反しています。
責任を負うべきは院長先生ではなく、
そのスタッフなのです。
うちの医院で働き続けるのなら、
うちの就業規則を守ってください
と、しかるべき責任を負わせることで、
本当に困るべき『指示を聞かない人が困る』
という関係性を作れるでしょう。
これは冷たい行為ではなく、
周りのスタッフを守り、
モンスタースタッフの成長を促すための
行動なのです。
もし、
このようなスタッフに頭を抱える院長がいましたら、
就業規則や評価制度に則って
しかるべき対応をすることをおすすめします。