歯科業界は離職率が高く、慢性的に人手不足が続いています。
ハノワを利用している院長先生の中にも、人員が安定しないことに悩まれている方は多いです。
歯科衛生士や歯科助手の求人を行うとき、院長先生だったらどんな方法を選びますか?
- 求人広告を出す
- 人材紹介会社に依頼する
- 知り合いに頼む
などといった方法が一般的でしょう。
そして、スタッフが退職をする前に新しいスタッフを採用し、入れ替わりがあってもスムーズに診療ができるように段取りよく人員を補充する——
このような流れが理想的ではないでしょうか。
それがもし、退職を希望しているのが複数のスタッフだったらどうしますか?
今回インタビューさせていただいた「マーレ日本橋デンタルクリニック」の川島栄里子先生の場合、なんと同じ日にスタッフ全員から退職希望の話を聞かされたそうなのです。
「とにかく誰か!」と藁にもすがる思いでハノワを利用したところ、パートナー歯科衛生士の技術力や意識の高さに、とても助けられたと話してくださいました。
急にスタッフが退職したり、長期間休んで人手が足りなくなったら困る…という不安を持つ歯科医院の院長先生にとって、参考になる内容となっております。ぜひ最後までご覧ください。
動画も配信しています
スタッフが全員退職するという危機を乗り越え、新たなスタッフも入って今は楽しく仕事ができている、とおっしゃる川島先生。
患者様やスタッフのことを大切に考える川島先生が、直面した危機をどうやって乗り越えたのか。リアルなお話をインタビュー動画でお届けします。
院長先生プロフィール


川島 栄里子 先生
マーレ日本橋デンタルクリニック(東京都 日本橋)院長
神奈川歯科大学卒業後、同大学附属病院にて研修医として勤務。都内のクリニックで経験を積んだ後、2013年に日本橋にてマーレ日本橋デンタルクリニックを開業。「スピーディな治療」よりも「ベストな治療」を診療方針に掲げ、根管治療を専門に患者様に合わせた丁寧な診療を行なっている。
院長プロフィールの続きを見る
■ 経歴
2005年 神奈川歯科大学卒業
2007年 同大学にて臨床研修医修了
2007年より、トルナーレデンタルクリニックにて副院長として勤務
2013年 マーレ日本橋デンタルクリニック開業
■ 所属学会
日本歯科保存学会 会員
日本顕微鏡歯科学会 会員
日本歯内療法学会 会員
アメリカ顕微鏡学会 会員



歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
マーレ日本橋デンタルクリニックについて



まずはじめに、マーレ日本橋デンタルクリニックについて教えていただけますか?



当院はユニットは6台。
現在はドクターが院長の私と小児科が得意な先生の2人、常勤の歯科衛生士が2人、あとはハノワのパートナー歯科衛生士含めて3人のパートさんで診療を行なっています。





「豊かな人生を幸せな笑顔とともに」という医院理念を掲げて、患者さんはもちろん働いているスタッフや私自身も含めて、健康で幸せになることを大切にしたいと思って、環境を整えているところです。



医院理念は開業当初から掲げていらっしゃったんですか?



実は、最初はただ「良い治療がしたい」という思いだけで開業したので、コンセプトとか将来的な展望とかもなかったんです。
でも、周りからの声もあって1〜1年半くらいかけてこの医院理念を作りました。



「私はこう考えている」と意思表示をすることで、スタッフみんなとの意思が統一できたと感じています。





院長とスタッフの共通の基準を持つというのは大切なことですよね。
また、ホームページで「スピーディな治療」よりも「ベストな治療」という診療方針を拝見して、患者さんファーストなお気持ちが強い、という印象を持ちました。



そうですね。
いつも、患者さんにとって不利益とならないベストな診療を行いたい、と思ってやっています。



私の専門分野は歯内療法(根管治療)なのですが、すごく難易度が高い治療が必要になったり、インプラントをすることになったとき、専門の先生に治療をお願いした方が患者さんのためになるのであれば、そういった先生を紹介することもありますね。



そうなんですね!
そこはやはり、ご自身が専門として極めていらっしゃるからこそのご判断ですね。
ハノワを使おうと思ったきっかけ



お話をうかがっていると、ユニットの台数に対してスタッフの人員は足りている印象もあるのですが、ハノワを使おうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?



今のように安定する前は人員不足が深刻だったんですよ。年が明けて2022年に入ってから、徐々に落ち着いてきた感じで…。
というのも、実は昨年の9月ぐらいにスタッフ全員から退職の希望を伝えられて、年末に常勤の3人が退職したんです。



現在は、毎週決まったハノワのパートナー歯科衛生士さんに来てもらうような形になって落ち着いているんですけど…。
当時は藁にもすがる思いだったので、最初は「欠員の穴埋め」みたいな感じの使い方をしていましたね。



それは…年末年始がすごく大変だったんですね。
一斉に退職をされる理由は、結婚とか妊娠などのタイミングが重なったからですか?



結婚する方や看護学校に通うのが決まった方、あとはスポーツ歯科の免許資格を取得したのでそれを活かせる歯科医院に行きたい…と、それぞれの理由です。



退職を言い出されたときはショックでしたが、今はみんな仲良くて連絡も取り合っています。




実際にハノワを使ってみて



スタッフを補充する手段としては、一般的には求人広告や人材紹介会社を使うことが多いと思うのですが、そんな中でハノワを使ってみてどうでしたか?



ハノワからパートナー歯科衛生士さんに来てもらえたのはすごく助かりましたね。
その頃、退職予定の歯科衛生士の1人がギリギリまで残ってくれてはいたのですが、やはり診療が滞ることも多く、ストレスを感じていたんです。



もちろん歯科衛生士業務がメインだと思うんですが、歯科衛生士業務以外のアシストも含めて全部できる方だったので、私のストレスはかなり軽減しました。



そうなんですね。
ハノワを使う前に不安はありませんでしたか?



本当に来てくれるのかな?ちゃんとした人が来てくれるのかな?と不安がいっぱいでした。



でも、最初に来てくれた方がすごく意識が高くて技術を持っているパートナー歯科衛生士さんだったので、2回目からは抵抗なく依頼していて、結果的にお世話になりっぱなしになってますね。



大変だった時期にハノワがお力添えできたことは、本当に嬉しいです!
現在もハノワは活用されているんでしょうか?



おかげさまで常勤の歯科衛生士が2人とパートの歯科衛生士がいる状態になったので、ハノワは決まった方に金曜と土曜に来てもらう感じで利用しています。



常勤の歯科衛生士が新卒の方なので、その方が独り立ちできたら、ハノワのパートナー歯科衛生士さんに定期的に依頼することはなくなりそうです。
ハノワの魅力



川島先生が感じていらっしゃるハノワの魅力についてお聞かせいただけますか?
① 意識の高い歯科衛生士が来てくれる



一番はやはり意識の高い歯科衛生士さんが多い、というのが魅力ですね。
みなさんスキルも人柄も素晴らしくて、本当に気持ちよく患者さんをみてくださるんですよ。



正直、初めて行ったところで柔軟に対応できる方ってなかなかいないと思うんですよね。
でも、本当にもう昔からいるスタッフのように対応してもらって。





ハノワのパートナー歯科衛生士って、即戦力みたいなところがありますよね。
例えば、先生の根管治療のアシストをパートナー歯科衛生士にお願いするようなこともあるんですか?



ありますね。
私の癖を知ってるようなスタッフくらいに…とまではいかなくても、ちゃんと対応していただけるので、必要最低限、治療する上で困ることはないですね。



歯科衛生士業務だけじゃなくて、他のスタッフが困っているときや診療が滞ったりしたときにサポートしてくれたりもしますし、信頼できる方々ばかりです。
② ハノワの繋がりで良い口コミが広がる



ハノワのパートナー歯科衛生士さんって、いろんな歯科医院でお仕事されていますよね。
そこでお互いに情報交換をされているらしいんです。



それでパートナー歯科衛生士さんの間でうちの評判がすごく良いみたいで、実際に来てもらったときに「やっぱり良いクリニックですね」って言われたり、パートナー歯科衛生士さんの方から「働きたい」って連絡をもらったりすることが結構あって。



マーレ日本橋デンタルクリニックさんで働いたことがないパートナー歯科衛生士から「働きたいです」って連絡があるのですか?



そうなんですよ。
人手が足りてしまっているときだと、お断りすることになるんですけど、ハノワの中で良い噂が立ち始めているのは嬉しいですね。



意識の高い歯科衛生士さんの間で良い噂が広まって、さらに良い歯科衛生士さんが集まる…好循環が生まれていますね。



はい。
さらに、素晴らしいパートナー歯科衛生士さんに来てもらっているので、感じの良い接遇とか丁寧な歯科衛生士業務が患者さんの間でもすごく評判が良いんですよ。



「歯科衛生士さんがすごく一生懸命やってくれる」って良い口コミが増えてきていて、当院の良い評判にもつながるのでありがたいですね。


③スポットでの勤務を依頼できる



あとはやっぱり、急な人手不足で困ったときにスポット的に勤務依頼ができることは大きなメリットだと感じています。



人が足りなくて本当に困ったときに、前日でも誰か見つけられるというのは心強いですね。
どうしても助けてほしいときには今までに来てくれてた方に相談をしたりすると、「行けますよ」って来てもらえたりするので、助かっています。
「タイムラインへの投稿」や「メッセージ」といった機能を活用して、歯科医院とパートナー歯科衛生士がコミュニケーションを取ることができます。




ハノワを使って変わったこと



スタッフさんを見ていて、ハノワを使うことで変わったなと感じることってありますか?



そうですね…
信頼できる人が増えることで、スタッフがみんな余裕を持って働けているな、というのは感じています。



例えば土曜日だと、ユニット6台が朝から予約で埋まっていて、バタバタとお祭り騒ぎみたいな感じになっていたんです。
でも今は、頼りになるハノワのパートナー歯科衛生士さんに来てもらっているので、いつも通り忙しいんだけど、どこか落ち着いているというか、余裕があるような感じがありますね。不思議と。



忙しいときは、頼れる人が1人増えるだけで院内の雰囲気が変わりそうですね。
ちなみに、先生ご自身も何か変化みたいなものってありましたか?



1〜2回しか会わないパートナー歯科衛生士さんもいるんですが、そういった方々ともいろんな話をしたり、人柄に触れることで感じる気づきがあります。
そこから学ばせてもらうことも多かったですね。



ちなみに、どんなお話をされるんですか?



ハノワのパートナー歯科衛生士さんは向上心の高い方が多いので、「こういうことを学んでます」「こんなセミナーが面白かったです」という話をするのが楽しかったりしますね


これからハノワを使いたいと思っている院長先生へ



これからハノワを使ってみたいな、と考えていらっしゃる院長先生へのアドバイスなどがあれば頂けますでしょうか。



当院の場合、始めはスタッフが全員辞めてしまうという、ギリギリの状況で利用し始めたんですけど。
ある程度常勤のスタッフがいるところであれば、急な事態に備えて登録だけでもしておくと、体調を崩されたり家庭の事情などでスタッフが長期間の休みを取りたいというときに、ハノワに登録してあることが心の余裕につながると思います。



しかも、スキルを持っていて意識が高いパートナー歯科衛生士さんが来てくれるので、スタッフさんも安心して休みやすいんじゃないかなと思います。
今後のハノワの活用方法



それでは最後に、これからハノワをどのように活用していきたいか、お聞かせいただけますか?



今は、ありがたいことに常勤の歯科衛生士が2人いるので、これからすごくお世話になるってことは少ないかもしれないんですが、スタッフがお休みを取りたいときや体調不良のときなどには利用したいですね。



それ以外にも、なんというか「起爆剤」的な使い方もいいかな、と思っていて。
例えば常勤のスタッフが勤務に慣れて、落ち着いてきてしまったときに、スポットで向上心のあるハノワのパートナー歯科衛生士さんに入ってもらうことで、スタッフの意識を高めてもらったり、歯科衛生士同士で情報交換をする機会を作ってみたりっていうのも面白いんじゃないかなって思っています。



いいですね!
実際、そういったニーズでハノワを使っているパートナー歯科衛生士もいるので、お互いに刺激を与えあえるといいかもしれませんね。



あと、ハノワって今は歯科衛生士さんがメインだと思うんですけど、普段診療をしていると、スポットで入ってくれる助手さんとかドクターがいてくれるといいなと感じるときがよくあるので、そういった人材が増えるともっと活用できそうです。



院長先生が午後からセミナーだったり、子育てだったりで不在にしても、そのときにスポット的に来てくれる歯科医師の方がいたら助かりますよね。



そうなんですよ。
いろんな職種の歯科医療従事者の方が、もっとハノワを活用してくれるようになるといいな、と思います!


編集後記
川島先生のようにスタッフ全員が同時期に退職をするというのは珍しいケースかもしれません。
しかし、スタッフの退職や長期の休みなどは、どの歯科医院でもあり得ることです。
またコロナウイルスの流行のように、何が起こるかわからない世の中だからこそ、万が一のために常に余裕を持った人員を確保しておきたいと考える院長先生もいらっしゃるでしょう。
とはいえ、「もしものために1人多く常勤のスタッフを雇う」ことは簡単ではありません。
- 一時的な人員不足を解消したい
- 今は人員は充足しているけれど、1人欠けたら困る
- 人員がギリギリで、スタッフが有給を取りづらい雰囲気がある
こんなお悩みを持つ院長先生におすすめなのがハノワです。
緊急事態の備えとして、困ったときにスポットで勤務依頼ができるハノワに登録をしておくという選択肢を加えてみませんか?