人生のなかで「がんばりたいこと」は常にひとつではありません。
- 仕事を頑張りたい
- 好きなことや趣味にも時間をかけたい
- 家族との時間だって大切にしたい
共に働くスタッフの「やりたい」や「好き」を応援したいと思っていても、歯科医院を経営する立場で考えると、なかなかそうもいかない場合も…。
スタッフの退職や長期休みの希望を認められず、歯科医院側の都合に合わせて妥協してもらった…という経験がある先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、スタッフの人数が少ない「町の歯医者さん」だと、スタッフが1人退職したり、長期休みをとったりするだけで大ダメージを受けてしまいます。
今回インタビューさせていただいた山本伸彦先生が経営する「やまもと歯科」は、ユニット2台の地域密着型の小規模な歯科医院。
もちろん、働くスタッフの数も少ないため、スタッフが長期休みを取ると山本先生にも負担がかかります。
それでも、スタッフの「今これをしたい!」という気持ちを受け止め、笑顔で休み希望を認められるのはハノワの存在が大きいそうです。
「スタッフが少ないんだから長期休みを取るのは無理」と、歯科医院側の都合を押し付けていては、スタッフにとって働きにくい職場になってしまいます。
小規模な歯科医院は、柔軟性を持たなければ
歯科以外の勤務経験を経て、歯科医の道へ進んだという珍しい経歴を持つ山本先生ならではの、地域密着型歯科医院の経営についてのお考えを伺いました。
院長先生プロフィール
山本 伸彦 先生
やまもと歯科(東京都 世田谷区)院長
明海大学歯学部卒業後、南青山友歯会ユーデンタルクリニックにて勤務。1999年に、やまもと歯科を開業。2018年にはデンタルネットワーク株式会社を設立し、代表に就任。歯科専門情報サイト「Smile Teeth」を立ち上げ、多くの人に歯科医療に関する正確な情報を提供している。
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■ 経歴
・1995年 明海大学歯学部卒業
・1995年 南青山友歯会ユーデンタルクリニック勤務
・1999年 やまもと歯科開業
・2018年 デンタルネットワーク株式会社設立
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
やまもと歯科について
はじめにやまもと歯科のコンセプトをお聞かせください。
コンセプトというほど重いものはないのですが…。
私自身が、身近に歯科医師がいる家庭で育ったわけでもなくて、元々は歯科と関係のない仕事をしていたんです。
それから「多くの人の力になりたい」という思いから大学に進み、歯科医になりました。
歯科医師になる前、患者として歯科医院に行ったときに「真面目にきちっとした医療を提供する歯科医師っていないの?」と感じて…。
歯科を学ぶなかで、自分が過去に受けた治療や自分の親が受けた治療のことがいろいろわかってくるんですよね。
すると「これでいいんですか!?」ということがたくさんあったんです。
「真面目にきちっとした医療を提供する歯科医師」になるため、患者さんとの信頼関係を作り、一人ひとりの患者さんを大切に責任を持って治療にあたっています。
やまもと歯科は地域密着型の歯科医院ということですが、開業されてもう20年以上になるんですよね。
住宅街のど真ん中にひっそりと。もう25年になりますね。
患者さんとの付き合いが長くなるので、患者さんの人生のステージも変わりますし、その変化に対応できるように常に知識や技術を磨いています。
診療は、決められた時間の中でやらないといけませんが、患者さんとのコミュニケーションを大切にするようにしています。
患者さんのプライベートや背景がわかると、その人が本当に希望されていることや歯科にかけられる費用なんかもイメージできますし。
メインテナンスでいらっしゃった患者さんにも、必ず顔を出して挨拶するようにしています。
患者さんに寄り添っていらっしゃる様子が目に浮かびます。
そんな山本先生だから、みなさん安心して任せられるんですね。
ハノワを使い始めたきっかけ
やまもと歯科でハノワを使い始めたきっかけを教えてください。
当院のスタッフのなかにハノワを使ったことがある人がいまして「先生、ちょっと調べてみたら」って言われたんですよ。
最初は正直「手数料こんなに取るのか」とか「これは大丈夫なの?」と思いましたけど、背に腹はかえられないってことで利用してみたのが最初ですね。
一般的な求人媒体にも求人は出されているんですか?
出してますよ。
でも、当院のように個人事業でやっている歯科医院は福利厚生の面で大きいところと比べると劣りますし。
転職希望者はいないこともないんですけど、慌てて決めて「相性が合いませんでした」というのでは辛いですから。
ハノワを活用すれば、妥協して常勤のスタッフを採用しなくても大丈夫、ということですね。
そうですね。
歯科衛生士は歯科医院にとって本当に大事な存在なので、常勤の採用には慎重になっています。
ハノワの活用方法
ハノワをどのように活用しているのか、お聞かせください。
今、長く勤めてくれていた歯科衛生士が退職したり、新しく入った歯科衛生士の体調が優れなくて予定通りに来れなかったりと、人手が少ない状態なんです。
それでも、スタッフのやりたいことを応援したい気持ちはあるので、スタッフが長期休暇を取るときにはハノワを活用しています。
最近だと、スノーボードをやりたい!っていう歯科衛生士が北海道に遠征に行っている間や、上海に行きたい!という歯科助手が休む間とかですね。
人手が不足しているときに、スタッフを快く送り出すって、なかなかできないことだと思います…!
これは、ハノワがあるからできることで、ハノワを知らなかったらできなかったですよ。
あとは、1人体調が不安定なスタッフがいますので、人手が足りなくなると困る土曜日は、常にハノワから1人確保しています。
ハノワの魅力
山本先生が感じているハノワの魅力を教えてください。
①ピンチのときに助けてもらえる
やはり、こちらがピンチのときに助けてもらえるのは、すごく魅力ですよね。
結婚や出産などでスタッフが休んだり退職したりするときも、ハノワを活用すれば臨機応変に対応できます。
スポット勤務してくれるスタッフが見つかるので、緊急事態に対応できるっていうところはありますね。
そういうライフイベントって、前もってわからないことも多いですから。
急場を乗り切りたいときに助けてもらえるのは、ハノワの大きな魅力だなと思っています。
②パートナー歯科衛生士の仕事が丁寧
当院に来てくれているハノワのパートナー歯科衛生士は、コミュ力が高くきちっと丁寧な仕事をしてくれる人がほとんどです。
人手不足で困っているこちらの事情を理解して「みんなで助け合いましょう」という気持ちで働いてくれるパートナー歯科衛生士もいます。
知らない歯科医院でも臆せず「行こう!」って思える人は、やはりそういうレベルの人たちなんだな、と思いますね。
ハノワを使い始めて変わったこと
山本先生のなかで、ハノワを使い始めて変わったな、と思う部分はありますか?
より寛容になれるようになったところですかね。
「バーンと休んでどっか行っちゃう」みたいなことって、できるときが限られていますし、もともとそこは寛容でいたいと思っているんですが…。
大きな法人だったら大人数でカバーしあえるかもしれないけれど、小規模なところだと難しいですよね。
こちらが柔軟性を持たないと働きにくい職場になっちゃうので、小規模の歯科医院こそ経営者が寛容であったほうがいい、と思っています。
ハノワを使い慣れた今は、長期休みがほしいと言われても「まぁ、ハノワでなんとかするわ」って思えます。
スタッフに「スノーボードをやりたいんです!」って熱く語られたときに「わかったよ!じゃあ行っといで」と言えたのは、ハノワのおかげですね。
ハノワはこんな歯科医院におすすめ
ハノワはどんな歯科医院におすすめだと思いますか?
大規模から小規模まで、それぞれに合った使い方があると思いますので、歯科衛生士が必要なさまざまな歯科医院におすすめです。
人手不足で空いた穴をきちっとフォローしてくれる人材がいる、っていうのは安心感があります。
常勤のスタッフがいたほうが患者さんにとっても歯科医院にとってもありがたいとはいえ、それができないタイミングもあるので。
そういうときにハノワという存在があるのは心強いです。
今後のハノワの活用方法
これからハノワをどのように使っていきたいですか?
これからも変わらないと思います。
今まで20数年間は、常勤の歯科衛生士が途切れたことがなかったのですが、長く勤めていたスタッフが辞めた今は過渡期を迎えています。
実は、慌てて採用して来てもらったら、ちょっと問題のある人ばかりが来てしまったことがありまして…。そのときは患者さんも離れてしまったんです。
ハノワの場合、万が一そういった困った人が来ても1日で終わるじゃないですか。
とはいえ、幸い今までハノワ経由で来てもらった人に困った人はいませんし、これからも引き続き使っていきます。
編集後記
インタビューの端々から感じられたのは、山本先生の「みんなにいい人生を送ってほしい」という思いです。
山本先生のように「スタッフのやりたいことを応援したい」と考えている院長先生もいらっしゃるでしょう。
しかし、地域密着型の小さな歯科医院だと、なかなかスタッフの希望を叶えられないこともあります。
スタッフが「それなら大きい歯科医院に転職するわ」と諦めてしまう前に、歯科医院としてできるのは、働きやすい環境を整えること。
ハノワは、そんな歯科医院のお役に立てるシェアリングプラットフォームです。
人材確保の手段の一つとして、ハノワを試してみてはいかがでしょうか?
※2024年1月インタビュー時点の情報です。