予約が多過ぎて人手が足りない!そんな歯科医院のための“逆説的”な考え方

集患ができて
予約で毎回いっぱいになると
次に課題となってくるのが
人手不足です。

スタッフを入れてもっと患者さんを捌けば
売上がもっと取れるのでは?

と考えている先生もいるのではないでしょうか。

確かに、
予約が殺到していて
患者さんの予約が入れられないのであれば、
人員を増やすべきかもしれません。

しかし、
実はそれが経営にとっては
マイナスになる可能性がある
のです。

目次

スタッフ増員の前に考えてみてほしい

スタッフを増やせば
患者さんの予約をもっと消化できる

と考えがちです。

しかし、
その際に一度冷静に考えてみるべきなのが
人件費と回転率の問題です。

スタッフ1名増やさなくても
今の状態で予約を捌いているのであれば、
スタッフ増員した分の人件費が増えるので
マイナスになってしまいます。

また、
ユニット数が変わらなければ、
スタッフが増えても
売り上げは大きく変わりません。

そこまで回転率は大きく変わらないので、
ただ人件費が増えてしまうだけ…。

忙しいと感じて増員をしてしまうと
逆に利益を減らしてしまう可能性
があるのです。

スタッフを増やす前に、
オペレーションの見直しを先に考えた方が
効率がいいでしょう

実は患者さんの数は多すぎない方がいい

患者さんが常にいっぱいで
人気があるのはいいことです。

しかし、患者さんが“多すぎる”のは
いいことばかりではありません

  • クレンリネスがおろそかになる
  • 患者さんへの対応が雑になる
  • 待合室で待たせすぎてしまう

などによって患者さんが離れてしまい、
長期的に見ると売上の低下につながる可能性すら
あるのです。

また、患者さんが増えすぎて
忙しくなり過ぎると、
スタッフの負担が増えて
離職する人が出てしまうかもしれません。

たとえば
コンビニやスターバックスなどは、
客数が入り過ぎて忙しくなりすぎると
効率が悪くなり、
売り上げの維持ができなくなるため、
近隣に新たにお店を出して
その店舗の客数を落とします。

歯科医院も
患者さんが増え過ぎると
忙しくなって、効率が悪くなる
場合があります。

「客数を増やしすぎない」
という考え方を歯科医院に当てはめると…

客数を増やしすぎない

適切な歯科医療を患者さんに届けられる

スタッフの離職が防げる

このようになります。

「患者さんは多すぎない方がいい」
という考え方を取り入れるためには、
まず自院の最大患者数と売上を
把握しておくことが大切です

自院の損益分岐点売り上げを補うためには
何人の患者さんに来てもらう必要があるのか

明確にして、それに合わせて
患者数をコントロールしましょう。

売上ばかりに囚われてしまうと、
スタッフの心の健康のことまで
考えられなくなってしまいます。

患者さんあっての
歯科医院ではありますが、
スタッフの手助けがあって成り立つものです。

そこまで考慮して歯科医院の経営をしていくと
患者さんにもスタッフにも愛される
歯科医院経営ができていくと思います

目先の売上にとらわれるのではなく、
スタッフを守りながら利益をしっかり上げて、
増員などの戦略をじっくり立てていきましょう。

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