ハノワにはスペシャリストの歯科衛生士さんが揃っているので、医院に足りないものを補ってもらうことで、より充実した診療体制を整えることができています。

HANOWAにはスペシャリストの歯科衛生士さんが揃っているので、医院に足りないものを補ってもらうことで、より充実した診療体制を整えることができています。

日本社会において、努力の象徴ともいえる“弱点強化”や“苦手克服”といった言葉。

そんな「苦手なことは努力して克服した方がいいよね」という風潮をバッサリと切る院長先生がいます。

『諏訪の森まさむねデンタルクリニック』の院長である高村惣裕 先生のお考えは、

今の時代は、不得意を克服するより“得意を伸ばす”ことを優先的に考えた方が良い

ということ。

このお考えのもと、ハノワを活用されているのだそうです。

自分の理想とする診療を形にするため、開業した歯科医院を譲渡して新たに医療法人を買収するほどエネルギッシュな高村先生。

Facebookの広告で知ったというハノワの、どこに魅力を感じて活用されているのかをインタビューしました!

動画も配信しています

高村先生が「なぜ訪問歯科診療に力を入れているのか?」といった想いやビジョンも、ご自身のお言葉で語ってくださっています。ぜひご一緒にどうぞ!

目次

院長先生プロフィール

高村先生プロフィール

高村 惣裕 先生

医療法人恵典会 理事長
諏訪の森まさむねデンタルクリニック(大阪府堺市)院長

大阪府出身。
日本歯科大学を卒業後、大阪のオフィス街にある歯科医院へ就職。その後28歳で開業し、『訪問歯科診療』に力を入れたクリニックを運営。
「歯科医療従事者も人の命に関わる“医療人”である」という考えをもつグループを作るため、『諏訪の森まさむねデンタルクリニック』を法人ごと買い取る。
近々、歯科治療と事業の両軸に本気で取り組みたい歯科医師や歯科衛生士を雇用する、『株式会社HICAL』を起業予定である。

インタビュアー紹介 

歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!

『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。

  • 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
  • ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。

そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!

諏訪の森まさむねデンタルクリニックについて

わだやん

法人ごと買い取られたという『諏訪の森まさむねデンタルクリニック』についてお伺いします。

どのような理念のもと経営されていらっしゃるのですか?

高村先生

当法人は『訪問歯科診療』に力を入れています

僕は自分の経験を通して “食事の大切さ” を感じているので、死ぬときまで美味しく食事ができて、好きなものが食べられるという、「当たり前の幸せ」を続けていただくことを理念として掲げています。

嚥下内視鏡(VE)や介護食、嚥下食だったり、その方々にあった栄養や食べ方のポジショニングだったりと、食事に力を入れている歯科医院です。

諏訪の森まさむねデンタルクリニック外観
わだやん

そこまで訪問歯科診療に力を入れて取り組まれる理由は何でしょう。

きっかけとなったエピソードなどありますか?

高村先生

諏訪の森まさむねデンタルクリニックが開業する前に、3か月くらい時間が空いたんですね。

そのときに「せっかくだから全国を回ってみよう」と決めて、訪問看護の事業所さんにお願いして、全国の訪問看護に同行させていただくことにしたんです。

高村先生

その同行中には『看取り』も経験しました。

東北地方にお住まいの方だったのですが、最期に「ウニが食べたい」とおっしゃったんです。そこで、ご家族や主治医など、関わるみんなと相談して“最高級のウニ”をご用意しました。

患者さんがそのウニを召し上がったとき、すっごく嬉しそうな表情をされたんですね。それが忘れられなくて……。今でもあの笑顔を思い浮かべると、涙が出てきます。

高村先生

このとき、食事がもたらす力を思い知り、死ぬまで自分の好きなものを食べてもらう「当たり前の幸せを失ってはいけない」と感じました

自分の理念が明確になった瞬間です。

わだやん

歯科医院の中だけで勤めていると、なかなか体験できないことですね。

高村先生

歯科業界は、目の前で人が亡くなることってほとんどないですよね?

でも僕は「自分は医療人なんだ」「イチ医療人として、24時間医者じゃないといけない」と捉えています。

だから、もっともっと医療人として人の命に責任をもてるような組織を作り、自分の想いや目標を一緒に叶えていく仲間たちを増やしていきたい。そのためには『医療法人』が必要だなと考え、買い取りました。

わだやん

高村先生のめちゃくちゃアツい想いが伝わります。

では、諏訪の森まさむねデンタルクリニックで働くスタッフの方々へは、どのような想いがあるのでしょうか?

高村先生

スタッフみんなには、理念や信念を1つもってほしいと思っているんです。

知識も技術も必要だとは思いますが、いくら知識や技術が身についていても「理念をもっていない人には誰もついてこない」という持論もあります。

理念や信念をもつことで、技術習得のスピード感も変わってきますしね。

わだやん

スタッフにも「理念をもって成長してほしい」という想いがあるのですね。

高村先生

そうです。
もちろん、その理念は途中で変わってもかまわないと考えていますし、訪問に関することじゃなくても良いです。

たとえば「子どもの虫歯をなくそう」とか、「食育を通じて、より幸せになろう」とか。

ちょうど今、自分たちの理念を書いた『名刺』を作ってみないか?と、スタッフと話しているところです。

わだやん

自分の理念を書いた『名刺』ですか!素敵です!

高村先生

理念をもった上で、新しい技術を身につけたり、新しい知識をアップデートしていく「楽しさ」を覚えてもらいたいと思っています。

そこで今年の7月からは、毎週水曜日の午前診療を閉めて『訪問歯科診療に関する勉強会』を開いています。

研修風景-2
わだやん

いろんな施策を打たれているのですね。

高村先生

経営者である僕の仕事は3つで、
①スタッフが働く環境を整えること
②仕事をとってくること
③人事

だと考えています。

ハノワの魅力と活用方法

わだやん

まさむねデンタルクリニックは、ユニット3台に対して、2名の歯科医師と4名の歯科衛生士がいらっしゃるのですよね?

シフトを組むことは難しくなさそうですが、なぜハノワを使われているのですか?

高村先生

ウチは日曜日もやってるんですけど、スタッフはみんな家族がいるので、日曜日に出勤できるスタッフが少ないんですよね。

僕自身も日頃から「家族や家庭を最優先にしてください」とスタッフへ言っているので、無理に出てもらうことはしていないですし。

でもやっぱり、土日に予約を入れられる患者さんがかなり多いので(まわんねぇな……)って。苦笑

わだやん

なるほど。
それでハノワを使って、日曜日に働いてくれる歯科衛生士を探されたわけですね。

わだやん

実際に、パートナーDHへはどのくらいの頻度で依頼されていますか?

高村先生

翌月のシフトを決めるとき、まずパートナーDHさんへ「来月の日曜日はいつがいけますか?」と確認してから、スタッフの歯科衛生士と調整していますね。

わだやん

すごい!日曜日に関しては、パートナーDHを軸としてシフトを組まれているんですね。

ハノワを取り入れたことで、スタッフのみなさんからの評判はいかがですか?

高村先生

みんな休みが増えて喜んでいますよ。

しかも、来ていただいてるパートナーDHさんはやる気がある方で。向上心も高くて、良い意味でプライドをもっておられます。

それがイイ具合に、うちのスタッフの刺激になっているんです。

わだやん

わぁ、それは良い循環が生まれていますね。

わだやん

でも、ハノワのような新しいサービスに抵抗はありませんでしたか?

高村先生

抵抗は全然なかったです。
妻も歯科医師で、僕たちには幼い子どもがいるのでベビーシッターさんを頼んでいるんですが、(同じようなビジネスモデルだな)と感じています。

わだやん

パートナーDHがスポットで勤務することに戸惑いは?

高村先生

ない、ですね。
それはもともと、ウチの医院と患者さんとの間に信頼関係が築けているからだと思います。

パートナーDHさんから「私はここまでやりたい」ということを教えてもらえれば、僕が患者さんへそれを伝えるのでやっていきましょう、という気持ちでいます。

できないことはドクターたちが補えばいいと思っているので。チームとして協力し合っていきたいですね。

わだやん

では、高村先生にとってのハノワの魅力とは?

高村先生

以前に、たかの歯科医院の高野先生がおっしゃっていましたが、『人材のシェアリング』ができることは魅力だと感じています。

高村先生

うちの医院に足りないものを補ってもらっているという感覚ですね。

ハノワにはスペシャリストが揃っているので、それができる

わだやん

医院の不得意な分野を、それが得意なパートナーDHに依頼するということでしょうか?

高村先生

そうです。
もちろん、スタッフの技術の底上げは大切なことですが、歯科医院にも歯科衛生士さんにも、得意・不得意があるはずなんですよね。

今の時代は、不得意を克服するより「得意を伸ばす」ことを優先的に考えた方が良いと思っているんですよ。

高村先生

たとえば、ウチはSRPに弱いので、SRPが得意なパートナーDHさんに来ていただける日に合わせて、患者さんの予約を取っています。

わだやん

素敵だなぁ。
歯科衛生士にとっても喜ばしい働き方です。

高村先生

それで患者さんの満足度が高くなるなら、ウチの医院にとっては非常に価値のあることです。

わだやん

全国の歯科衛生士さんに伝えたいです!

では最後に、高村先生の今後のビジョンをお聞かせ願えますか。

高村先生

歯科業界といえども僕らは『医療人』なので、僕らの治療は人の命につながっているものです。

医療人としての責任感をしっかりもって治療に取り組んでくれる仲間を作っていくことが目標です。

インタビューを終えて

ここまで強く、「歯科医療従事者も“人の命に関わる医療人”である」という考えをもった歯科医師に出会ったことはありません。

医療従事者としても経営者としても、高いレベルで活躍されている高村先生のお話は、勉強になることが多くて圧倒されました。

なかでも個人的に感動したのは、ハノワのパートナー歯科衛生士に対する接し方です。

  • 歯科医院は、歯科衛生士さんを選ぶ立場であると同時に、歯科衛生士さんから選ばれる立場でもある
  • ハノワのパートナー歯科衛生士さんたちは、医院の弱いところを補ってくれる価値ある人材である

このように、パートナー歯科衛生士を“スペシャリスト”と捉えて敬意を払い、上下関係ではなく、あくまでも対等な立場で関係を築かれています。

歯科衛生士が「自分の強みを求めている歯科医院がある」ということを知る機会は少ないので、ハノワの『人材シェアリング』サービスのさらなる可能性を感じる機会となりました。

高村先生、お忙しいところご協力いただきありがとうございました!

HANOWAにはスペシャリストの歯科衛生士さんが揃っているので、医院に足りないものを補ってもらうことで、より充実した診療体制を整えることができています。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしていただけると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
目次