間違った採用・教育していませんか?採用の本当の意味と人材教育の原理原則

人材不足と言われる歯科業界

採用をどのようにするべきか
考えている歯科医院さんも多いと思います。

コンサル会社などに相談している
ところもあるでしょう。

また
採用と共に強化していきたいのが、
人材育成による教育です。

歯科医院の成長に関わってくる、
採用、人材教育ですが、
多くの歯科医院が
その手段と目的を間違ってしまっています

その理由は、
教育や採用を指導する指導者が
教育や採用の意味を履き違えているから

なのです。

今回は、
採用、教育をなぜ間違えてしまうのか、
そして採用、教育の原理原則

お伝えしたいと思います。

目次

採用の本当の意味とは?

採用とは
どのような意味だと思いますか?

多くの人が、
採用をすべて一括りに考えてしまっていますが
それは間違いです。

「スタッフが辞めたから採用する」
というケースは多いですが
辞めていった人の代わりに人を入れるのは
補充です。

採用とは、
歯科医院が成長するための計画的雇用
のこと
なのです。

採用とは「ビジョン」や「経営戦略」の実現のための計画的な雇用
補填とは「辞めた社員」の後任を補充する

そして採用には3つの種類があります。

採用の種類

①新卒採用高校、大学を卒業して
3か月以内の雇用
「ビジョン」実現のための
長期的な教育訓練
②中途採用公募による新卒以外の採用
「経営戦略」実現のため、
「稼動計画」実現のための採用
③スカウト採用即戦力
必要な職務、
職位のための採用

このように
目的に合わせて採用計画をしていきますが、
院長のビジョンが明確にならない限り
新卒採用はできない
のです。

ほとんどの歯科医院は、
稼働計画(オペレーション)実現のための
採用ニーズが強いと思います。

目的に応じた人材を採用することで、
育成方法も大きく変わってきますよね。

大きく間違っている歯科医院の人材教育

歯科医院専門のコンサル会社が、
間違った人材教育を指導していることがあります。

多くの歯科医院が
間違った人材教育をしてしまった結果、
スタッフの離職につながっているのではないか?
と感じています。

教育とは何かを明確にしていますか?

また、
訓練とは何かを明確にしていますか?

多くの歯科医院が間違ってしまう人材教育は、
人間教育を取り入れることです。

稼働計画や経営戦略、
院長のビジョンを実現するために
歯科スタッフのスキルや経験の向上
必要なのですよね。

つまり、
やりたいことの教育をすべきなのに、
なぜ精神教育をするのでしょうか?

あなたの歯科医院では、
お坊さんを作っていきたいのでしょうか?

違いますよね。

中には、院長が変なコンサルに心酔し、
自己啓発にどっぷり浸かってしまっている
場合もあります。

スタッフに無関係の教育を
院長の好き嫌いで行うことは
大きな間違いであり、
歯科医院の成長とは無意味です。

教育とは足りないものを学ぶことです。

教育訓練は何のためにするのか?

職務完遂のために
不足している知識と経験の投与が
教育訓練になります。

知識を与えることを教育

経験を与えることを訓練

そして、
教育訓練の目的は
職務を完遂することです。

例えば、
受付業務のスタッフが
レジ打ちができなければ
レジ打ちを教えることです。

レジ打ちに
人間とは!と言う精神教育は
必要ないですよね。

レジを間違いなく打てるようになることが
目的なのですから。

教育、訓練の中で、
できない理由は2通りしかありません。

「やる気があるか」
「やる気がない」
しかありません。

そして、やる気がない人には、
なぜやる気がないのかを聞くことです。

そのスタッフが
元々やる気があって
人間関係やオペレーションなどで
やる気をなくしてしまっているとしたら、
歯科医院の制度の問題になります。

その場合は、
職場の環境や制度の改革
をするしかありません。

と言っても文章だと分かりにくいので
最後に具体的な教育、訓練の仕組み
をお伝えします。

このように
教育、訓練の目的を明確にして
行なっていくことで人は育ちます。

間違っても
あなたの歯科医院で
お坊さんを作ろうとしないでくださいね。

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