そのセミナー、本当にスタッフのためになってる?一部の歯科院長が陶酔する洗脳セミナーの実態

美容室や飲食店、
そして歯科医院に共通するのが
数が多いという点です。

これらの業界では
経営の悩みを抱えるオーナーを
サポートするために、
集客コンサルタント
経営コンサルタントが存在します。

コンサルタントを否定するつもりは
ないのですが、中には
宗教的なコミュニティーを形成している
コンサルティング会社
もあります。

歯科院長がそこに心酔してしまい、
スタッフにセミナーや研修へ参加を
義務付けているケースも

歯科院長は
よかれと思ってやっていても、
そのセミナーは、
本当にスタッフにとって
プラスとなっているのでしょうか?

もしかしたら、
セミナーへの参加を強制することが
辞めたい
と思うきっかけに
なってしまうかもしれません。

セミナーに参加させたスタッフが
なぜか次々に辞めていってしまう。

もし、
このような状態になっているのなら、
コンサルタントについて
再検討してみてはいかがでしょうか。

目次

セミナー参加を強制されたスタッフの本音

コンサルタントが
どれだけ素晴らしい人であっても
経営者でもないスタッフは
客観的に引いた立場で見ています。

中には院長と同じように
共感してくれる人もいるかもしれませんが
実は、『共感したフリをしている』だけ…
という場合もあるのです。

実際に
歯科スタッフから聞いた話を
見ていきましょう。

歯科医院に勤め始めて1か月の者です。

医院の方針で
「〇〇(歯科向けコンサル主催)」
というセミナー参加が義務になっています。

与えられた
「〇〇(歯科コンサルタント)」
と言う人の本を読んだのですが、
デキの悪い脳内小説で、
リアリティのない気持ち悪い本でした。

もちろん
そんな感想は口にしませんが、
どう考えても自己啓発セミナー、
洗脳塾としか思えません。

院長は何百万もつぎ込んで
本や商材を購入し、
スタッフのセミナー参加を
率先して行っています。

プラス思考は結構ですが、
人間の考え方や
価値観も含めて個性と思う自分には
胡散臭い、気味が悪い
としか感想がないです。

私の歯科医院は
毎年1人ずつ
〇〇セミナーに参加しています。

圧力がかかり
強制のようなものです、、
断れば向上の意思が見られない
という風に見られます。

今年は私が、
そのセミナーに参加する番ですが
「時間をください」
と言って参加するかしないか
答えを出していませんが、
正直、行きたくありません。

友達が去年参加して、
とても大変だったと言っています。

課題も出ます。

先輩方はこのセミナーに参加し、
仕事に対する意識が変わった
らしいです。

私は去年に似たような
これの1回コースに参加しましたが、
自分の価値観や考え方を
全否定されたように感じ、
逆にモチベーションが下がり
かなりストレスを

感じてしまいました

これは実際の声です。

中には役に立った
という方もいるようですが、
それは洗脳されやすい
スタッフだったのかもしれません。

実際の声を読んでみて
いかがですか?

コンサルタントを
否定するつもりはありませんが、
一部にこのような
洗脳じみた宗教的なものもあるのです。

自己啓発セミナーではなく洗脳セミナーかも?

洗脳セミナーのような
自己啓発セミナーに
強制参加させられたスタッフが仕事を辞めて、
SNSで注意喚起の投稿をしたら、
どうなると思いますか?

発信が広がり、
ここでは働きたくない
と思われてしまうかもしれません。

本来、自己啓発セミナーでは、
自分自身の成長や発展を促すために、
自己分析、目標設定、
コミュニケーションスキルの向上、
ストレスマネジメント、
マインドフルネスなどが行われます。

このような有意義なセミナーであれば
成長も期待できるでしょう。

しかし、
中にはただ依存させて
どんどんお金を払わせるために
洗脳していくようなところもあります。

一見素晴らしいことを言っていても
客観的に見ると内容が薄っぺらく
表面的なことしか話していない…

でも、
参加している人は
そこで味わう高揚感や達成感に惑わされ、
さらに同調者が多くいるため
NOといえずにその場の空気に
飲み込まれてしまうのです。

こんな内容のセミナーは危険です

危険なセミナーの例①

他人から常に厳しく
批評・評価されているという
厳しい現実を認め、
そのことに動揺せず
効率的に着実に
人間関係をコントロールし、
自己成長していこう!

と、熱く語る。

危険なセミナーの例②

「自己責任」
「人生は選択である」
「あなたがあなたの現実を作る」
といって
「やる」か「やらない」の
2択しかない!と
煽動する。

危険なセミナーの例③

すべては愛である
という教え

そして、
もっとも気をつけるべきは、

  • 親の教育の否定
  • 学校教育の否定
  • 社会道徳・常識の否定

現状を強く否定するような
内容を教え込むセミナーです。

ビジネスにおいて
現状否定をすることは大切ですが、
洗脳をする自己啓発の場合は、
すべてを否定することで、
参加者の価値観と感情を
不安定にさせて、暗示にかけていきます

実は、
筆者も一度このようなセミナーに
参加したことがあります。

その時は、
セミナー終了まで
絶対に部屋から出るな
と言われました。

内容は非常に薄っぺらで
なんの役に立たない内容だったので
覚えてないのですが、
隣の人とハイタッチやハグをさせるような
気持ちの悪いセミナーだったので
開始30分で、
子どもが熱を出したので帰ります。
と言って即帰りました。

言われていたことは、
だいたい
上記に挙げたような内容と同じです。

こんなセミナー内容を
スタッフにも参加を義務付けていたら
洗脳されたスタッフ以外のモチベーションは
上がることはないでしょう

スタッフにとって本当に必要なセミナーとは?

セミナーにスタッフを参加させるのでしたら、
自己啓発セミナーではなく、
実技などのスキルアップセミナーへ
参加してもらった方が
よっぽど有意義でしょう

接遇セミナーや、
マネジメントなどのセミナーは
必要ありません。

患者さんへの接客などは、
当たり前の事をやっていれば
クレームは出ることはないのですから。

マネジメントも
院長が使う言葉の定義を
明確に意味づけしてあげれば
問題ありません。

コンサルタントが言っていることは
院長の価値観では役に立つ話でも、
スタッフの立場では
まったく違った見え方になります。

院長にとって大切なのは
セミナーにスタッフを参加させることより、
コンサルタントや、セミナーで語られる内容が、
本当に自分の歯科医院にとって必要かどうかを
見極める目」なのではないでしょうか。

スタッフ教育は
患者さんを笑顔にするために
行うべきものです。

売上アップのため、
スタッフを思い通りにするため、
など、本来の目的から
ズレてしまうと
途端におかしくなってしまいます。

患者さんの笑顔が増え、
ありがとうが増えれば
必然的に売上も、
スタッフのスキルもアップしていきます

そんな環境を作ることを目的に
スタッフのセミナー参加を考えてみると、
満足度や意識が変わってくるのでは
ないでしょうか。

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