唐突ですが、この記事を読んでくださっている先生の医院では、歯科衛生士の採用にはどのような求人媒体をご利用ですか?
大手の人材紹介会社や求人情報サイトを利用するも、反応がイマイチ……。
やっと採用できても、医院の方針や雰囲気と合わず、すぐに辞めてしまう……。
ハノワにはこのようなお悩みが寄せられることも多いのですが、いかがでしょうか。
今回インタビューを受けてくださった『おおむらファミリー歯科』の院長である大村聡 先生も、そのうちのお一人でした。
紹介会社を利用して採用に至ってもミスマッチが起こったり、求人サイトで募集し続けていても応募が来るかわからない不安を抱えているなかでハノワと出会い、従来の採用ツールに代わるものとして活用されています。
しかも最近では、ハノワのパートナー歯科衛生士の方から問い合わせが来るまでになったとか。
大村先生はハノワのどこに魅力を感じ、どのように活用されているのでしょうか。
独自の視点でインタビューを行いました。
動画も配信しています
動画では、「スタッフと接する上で心がけていること」など、記事ではご紹介できなかった内容も収録されています。
家族のような雰囲気を大切にされている大村先生のお人柄も伝わってきますので、ぜひご一緒にどうぞ!
院長先生プロフィール
大村 聡 先生
おおむらファミリー歯科(東京都渋谷区)院長
東京都出身。
“ファミリーのような雰囲気”を大切にした地域密着のあたたかい歯医者を目指して開業、予防歯科の大切さを伝えている。また、現役の歯科技工士である父親と共に、義歯にも力を入れている。
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■ 経歴
北海道医療大学 卒業
2014年 おおむらファミリー歯科 開院
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたところにハノワと出会い、ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われました。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
おおむらファミリー歯科について
まずはじめに、おおむらファミリー歯科について教えていただけますか。
当院は、名前の通り“ファミリーのような雰囲気”を目指して開院いたしました。
「名医であるより良医であれ」という想いのもと、患者さんや、一緒に働いているスタッフとそのご家族と本当の家族のように繋がり、安心して来ていただければと思っています。
私がおおむらファミリー歯科で勤務させていただいた際、スタッフの方がのびのび働かれていらっしゃって、初めての勤務も優しく受け入れていただいた印象があります。
家族のようにアットホームな関係性を築かれていると、定期検診に来てもらうことにも繋がりますよね。
そうですね。予防歯科の啓蒙活動なども含めて、地域に貢献できればと思っています。
ハノワの活用方法
今はコンスタントにハノワを使われていらっしゃるそうですが、どんなときに活用されているのでしょうか?
スタッフが足りないときの対応として、ハノワさんに頼らせていただいています。
例えば、午前中に2人だけのシフトのときに患者さんのリコールが来たとか、そういった感じのときですね。
シフトはどのように決めていらっしゃるのですか?
まず在籍しているメンバーでシフトを組み、人が足りない日をハノワのカレンダーに登録して、来ていただける方を募っています。
最近ではありがたいことに、ハノワに登録されている歯科衛生士さんから「この日に働きたいのですがいかがでしょうか?」と問い合わせをいただけるようになりました。
色んなパートナー歯科衛生士さんに来ていただくようになって良い循環が生まれているのか、当院を認知してもらえるようになったと感じています。
大村先生の理念が、ハノワのパートナー歯科衛生士に届いているのかもしれませんね。
スポットで勤務を依頼できる点について、大村先生はどのように感じられていますか?
そうですね…正直なところ、メリットでありデメリットでもあると感じています。
当院の人出が足りないときに来ていただけるのは有り難いことです。でも登録当初は、スポットで入ってほしい日になかなかマッチングできない場合もあり、デメリットと感じたこともあります。
ただその点は、ハノワさんへ登録する歯科衛生士さんが増えたら解決すると思っています。
ハノワの魅力
大村先生が感じられるハノワの魅力は何でしょうか。
大きく分けると3つあります。
1)採用ツールとして活用できる
ひとつ目は、現実的な面で言うと、求人媒体などの採用ツールに代わるものとして前向きに捉えています。
今までは一方的にFAXが届いて紹介を受けたり、有名な人材紹介会社を使う方法しか選択肢がなかったので、ハノワさんはその間を埋めるようなありがたいシステムだな、と直感で思いましたね。
ということは、大村先生は『オメデトウ』(※)を見通してハノワを使われているのでしょうか?
※ハノワを通じて出会った人材を常勤に登用する『オメデトウ制度』があります。
そうですね。私だけでなく、きっと他の院長先生にもそういう方はおられるんじゃないですかね。
常に同じ歯科衛生士さんにご依頼できると患者さんに安心してもらえるので、募集から就職へ繋がるツールとしてハノワを活用できると嬉しいなと思います。
また、毎回違う歯科衛生士さんだとストレスになるスタッフもいるので、定着していただけると幸いです。
パートナー歯科衛生士にはどのような印象をお持ちですか?
全体的に満足度は高いので、繰り返しお願いしています。
実際に勤務していただくまでは実力がわからないこともありますし、環境にすぐ慣れる方やそうでない方もいらっしゃいますので、その辺りは大らかに捉えています。
スタッフとの連携や即応力があるかどうかなども含めて、バランスよく見ていますね。
雇用する前に相性を確かめられるのは良いですよね。
お互いにストレスが少なくなりますね。
今日も午前中におひとり、パートナー歯科衛生士さんに来ていただいて助けてもらいました。その方は次も来てくださることになったんです。
一度来てくださった歯科衛生士さんから「また来たい」と言っていただけると、院長冥利に尽きますね。
2)雇用のミスマッチを防げる
では、2つ目の魅力をお聞かせ願えますか。
ハノワさんの場合は、登録されている歯科衛生士さんの情報を確認しながらマッチングを考えられるので、雇用のミスマッチが防げてすごくありがたいです。
従来の人材紹介会社との違いは何でしょう?
もちろん紹介会社の方もよく考えた上でご紹介くださるのですが、当院は忙しいので、紹介いただいた方の継続がむずかしくなるケースがありました。
また、求人情報サイトなどの媒体の場合、当日まで来られる方の情報がわからなかったり、募集し続けていても応募が来るかどうかわからない、という不安が大きかったです。
院長や採用担当者が、実際に歯科衛生士の経歴やプロフィール文を見ながらマッチングを考えられたり、自らアプローチできることは、安心に繋がるのですね。
ちなみに『30分お試しマッチング』は使われていますか?
今は人手不足なので、『30分お試しマッチング』ではなく初回から勤務をお願いしています。
今後は、面接代わりとして取り入れたいと思っています。
3)多面的な考え方ができるようになる
最後は、
私は「色んな方と知り合いたい」という思いがあるので、ハノワを通して色んな歯科衛生士さんの意見や考えを聞けることは魅力的ですね。
ハノワの歯科衛生士は、常勤スタッフと比べると距離感がある存在かなと思うのですが、だからこそプラスになっている面があるのですね。
そうですね。
ハノワの歯科衛生士さんに来ていただくと多面的な考えが知れるので、スタッフみんなの刺激になっています。
さらに、ハノワの歯科衛生士さんに「ここで勤務してよかった」と良い気持ちで帰ってもらいたい意識が当院のスタッフに生まれ、その意識をもって業務にあたるようになりました。
これからハノワを利用される院長先生へ
これからハノワを利用される院長先生へメッセージをいただけますでしょうか。
ハノワの歯科衛生士さんに依頼される場合、「新しい方を迎え入れて仲良くやっていこう」という、スタッフに受け入れ体勢があるかどうかを確認しておかれると良いでしょう。
せっかく来ていただいても、スタッフがモジモジして誰も話をしなかったり、お客さま対応のようになるとアンマッチングになり、次に繋がりにくくなります。
「今日1日、ハノワの歯科衛生士さんに気持ちよく働いてもらおう」と、事前に受け入れる体勢を整えた上で試していただきたいなと思っています。
パートナー歯科衛生士を受け入れる体勢を意識していただき、私も嬉しく思います。ありがとうございます。
最近わかったんですが、パートナー歯科衛生士さんとのマッチングって、恋愛の駆け引きの“押したり引いたり”と似ているなって。
いきなり告白するんじゃなくて、相手が何を考えているのかを少しずつ知っていって、だんだん距離を縮めていく…というような。
興味深いです。詳しく伺えますか?
じつは以前、他院で求職中の歯科衛生士さんにアプローチしすぎて引かれてしまうケースがありました。それは当院にとっては勉強であり、おもしろ味でもあるんですけどね(苦笑)
パートナー歯科衛生士さんがどのような動機でハノワに登録されているのか?ということが事前にわかっていると、こちらも対策を立てられるので良いなぁと思います。
たとえば「今は失業中だけど次が決まるまで働きたい」とか、そういう情報があればありがたいですね。
なるほど。たしかにパートナー歯科衛生士のプロフィール画面にそのような情報があると、マッチングの際の判断材料になりますよね。
貴重なご意見をありがとうございます。
今後のビジョン
最後に、大村先生の今後のビジョンを教えていただけますでしょうか。
理念が一致している方と末永く働くことが目標です。
また、1度しかない歯科医師としての人生ですので、地域でオンリーワンな存在の医院になることを目指しています。
編集後記
誕生日にはプレゼントをもらったり、医院の植木の手入れをしていたら声をかけられたり……、
インタビューではスタッフの方々との関係性に加えて、患者さんとのフラットでアットホームな繋がりを感じられるエピソードも話してくださった大村先生。
“ファミリーのような雰囲気” を大切にされているからこそ、雇用のミスマッチは悩みのタネだと感じられていたようです。
そんななか、ハノワを活用することで足りない人員を補えるだけでなく、医院に合う人材を探す選択肢が増えたと喜んでくださっていることが、何より嬉しく思います。
ハノワのユーザビリティまで考えてくださった貴重なご意見は真摯に受け止め、今後の改善に努めてまいります。
大村先生、お忙しいところありがとうございました!