ハノワレター2024年2月号 (vol.47)

パートナーのあなたへ。
先月もお仕事お疲れ様でした!
今日は2月21日(水)。
北新地のオフィスから
このお手紙を書いています。

初めての方にご挨拶すると、
このお手紙は毎月25日
(ハノワの代行給与振込日)
前後をめがけて、
パートナーさんにお送りしています。

基本的には先月ハノワをご利用頂いた
全国720名のパートナーさんはもとより、
一度でもハノワにログインしてくださった方
には原則送付しています。

【どうにもならない流れってあるよね】

2000年代前半のことだったと思います。
かつてこの国にも
パナソニックやソニー、
シャープや東芝などが作る携帯電話(ガラケー)
というものが存在しました。

それも2000年代後半に
appleからiPhoneが生まれ、
隕石の衝突で絶滅した恐竜のように
ほとんどの日本メーカーから
携帯電話の生産というものが
駆逐されてしまいました
(個人的にはこれからテスラが
次の車産業のiPhoneになるような
感じがしています)。

これと完全に同様の例え話かは
一旦置いておいて、
働き方や雇用の世界でも
どうにもならない大きな流れが、
今は真っ最中だなと思うことがあります。

GDPがドイツに抜かれて
世界第4位に転落するニュースや円安など、
日本経済を停滞感が包みますが、
その大きな原因は人口減少などではなく
雇用の流動性の低さだと
間違いなく思います
(日本より人口が少ない
GDP上位国はいくらでもある)。

人が辞めない、辞めさせられないことで
企業や産業の新陳代謝がなされず、
付加価値の低い産業が
依然として「大企業」として
君臨し続けるわけです。

もっと雇用の流動性を上げることは
この国の希望に繋がることは
信じて疑いません。

ただ、個々の問題として、
あまりにも雇用の流動性が高くなり過ぎると、
人材育成の点でどうなんだろう
と少し疑問符も湧きます。

具体的には、
「石の上にも3年」なんてフレーズ、
私自身はあまり好きではありませんが、
なんだかんだ20歳、21歳あたりの
何もできないどうしようもない坊やを、
そこそこ平均的なビジネスマンにまで
持って来ることにおいては、
正解だったんだと思います。

労働生産人口の、
ぶあつい中間層を作る上では、
強みとか弱みとか眠たいこと言っとらんで
黙って言われたことやれや。
は、一定、正解だったんだと思います。

ハノワを創った当初から、
これは公式見解ではありませんが、
新井個人の想いとして
あまり20代前半には使って欲しくないな
という気持ちでいました。

スポコンですが、
20代前半で
滑らかな働き方とか眠たいこと抜かすな、
パワハラで泣いても石に齧りついても
歯ァ食いしばって踏ん張れ。

そうするうちに基礎ができるわ。
ぐらいに思ってました。

ただ、これからの雇用の潮流として
スポットワークを無視することは
もはや不可能だと思います。

こうして雇用の流動性が
どんどん高くなる時、
価値提供できる人には
次々とチャンスが与えられる一方、
そうでない大多数の人は
とことん機会が得られなくなっていく、
格差が拡大していきそうな気がします。

企業も間違いなく
価値提供できる人にだけ
依頼し続ければいい社会です。

今の時代の20代の人たちは、
果たしてどこで「基礎」を
積み上げるんでしょう。

と、悲観かつ哀愁を感じるのは
私の脳みそが昭和60年代製造の旧式だから
なのかも知れません。

型番の新しい若い人たちは
こんな時代の変化の波を
チャンスに変えて乗り越え
思いもよらぬ独自の成長を
遂げるのかも知れませんね。

なんか難しい話をしましたが、
パートナーの皆さんに
上部のシステムのみならず、
厳しい時代も乗り越えられる
本質的なマインドや思考力も
併せてお届けできるサービスを
創り続けていきたいと思う
今日この頃でした。

今月はそんな感じです。
来月もどうぞよろしくお願いします!

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

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