HANOWAレター2024年3月号 (vol.48)

パートナーのあなたへ。

先月もお仕事お疲れ様でした!
今日は3月21日(木)。
北新地のオフィスからこのお手紙を
書いています。

初めての方にご挨拶すると、
このお手紙は毎月25日
(HANOWAの代行給与振込日)
前後をめがけて、
パートナーさんにお送りしています。

基本的には先月HANOWAをご利用頂いた
全国842名のパートナーさんはもとより、
一度でもHANOWAに
ログインしてくださった方には
原則送付しています。

【HANOWAの社長が見てる景色〜令和6年spring〜】

最近自社のことながら
「本当にいいことしてるなぁ〜」と思うのが、
フリーペーパーHANOWA breakです。

HANOWA breakは去年の秋に
HANOWAのメディア担当、わだやんに
「滅菌と労働法と保険請求の3つの観点から、
歯科医院経営を標準化する雑誌を作りたい」
と雑に投げてからわずか3ヶ月程度で
発刊まで漕ぎ着けてもらった企画です。

1月から始まり3月でvol.3となります。
HANOWAのビジネスモデルの
短期的な観点では、
日本の歯科医院の滅菌環境や
保険の不正請求や労務環境が改善されても、
正直どこまで売上にはヒットするかは
分かりません。

それでも執筆者に執筆料をお支払いし、
ラジオ収録の形でお話し頂いて、
文字起こしして、チェックを入れて、
デザイナーに依頼して、
結構手間暇もかかります。

それでいて、全国4万の歯科医院に配布し、
新規集客の点では
しっかりと成果を出しているので、
理念と持続性をありがたいことに
両立させることができています。

難しい話をするつもりはないのですが、
ついてきてください。
保険診療という仕組みはそもそもが、
予算獲得型の運営形態です。
企業とは違って、予算獲得型の組織である
公的機関や教育機関などはどうしても、
お金を上手に使える人が少ない傾向にあります。

そりゃ当然です。
企業はいかに少ないお金で
より大きな成果を得るか
が常に死活問題です。
一方、予算獲得型の組織は、
今年使う予算が少なく済んでも、
褒めてもらえるどころか
来年の予算が減らされます。
「なんだお前ら、それだけでやっていけるのか、
じゃ来年は減らそう」と
お上の偉い人がそう言って、
食い扶持を減らしに来ます。

なので、予算獲得型の組織では、
しっかり顧客に対して成果を上げることではなく、
精一杯無駄遣いをして、
お上に「こんなんじゃまだ足りないよォ〜」
と泣きつくことが、
自分の収入を上げることに直結します。

すごく雑ですが、
医者と厚生労働省の関係性のある一面は
こんな感じです。

さらに医療機関は、
高いお金を払うか高い学歴を示して
6年以上学んだ人しか経営することが出来ません
いわゆる少ない資本で
より大きな成果を挙げられるプロ経営者が
排除された社会です。

こんなのでそもそもまともな経営者が
育つわけがありません。

この環境にいたら
私だって経営能力を磨く旨みがないので、
経営者としてダメな院長になる自信しか
ありません。

では、
医療とはそもそもお金の無駄が発生し、
経営が下手な人が碌でもない労務環境しか
つくれない産業なので諦めなきゃいけないのか?
というと、そんなことはありません。

開業医でも、
社会資本を上手に生産的活動に結びつける人は
実際に大勢います。
そういった人たちにお金や人材を集め、
より国家として適切な資源分配を
してもらうことは、
流動性を高めるのが得意な
HANOWAなら貢献できるはずです。

そしてそのような経営者的な振る舞いが
どうしても苦手なお医者さんが、
前向きに元気に勤務医に戻れる世界観を
普通にしないといけません。

実はそんな理想の実現に向かって、
HANOWA breakが踏み出した一歩は
とても大きいのではと私は思っています。

少し繋がりが見えないかも知れませんが、
私にとってこの業界の浄化の一丁目一番地に
保険算定/滅菌/労務は
どうしても外せない一手でした。

これからもHANOWAの活動を
楽しみにしていてください。
今月はそんな感じです。
来月もよろしくお願いします!

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

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