- 残業など拘束時間が長い
- スキルアップできる見込みがない
- 給与・待遇での不満
- 人間関係
- 結婚・出産・引越し
など、歯科医院を辞める理由は
人によってさまざまです。
ですが、辞めるときは円満に
院長や周りの人に納得してもらって辞めたい
と誰しも思うはずです。
不満があって一刻も早く辞めたい場合も、
角が立つ辞め方はしたくないでしょう。
でも、どうやって言えばいいのか、
いつくらいに退職する旨を伝えればいいのか?
辞めるために色々情報を集めているけど、
「退職希望の伝え方」は誰も教えてくれない。
中には、
「とにかくここが難関だけど頑張って」
としか書いてないので
どうすればいいのかわからないから、
辞めるに辞められないことも——
辞めるまでに行っておくことや
確認することなどは
調べたらたくさん出てくると思います。
しかし、円満に、
みんなが納得して送り出してくれるような
退職の仕方というのはなかなかないですよね。
そこで今回は、
円満に退職できる考え方と
退職までに何をすべきかを
お伝えしたいと思います。
退職までのロードマップ
退職をするまでに
必要なことは何があるでしょうか。
退職までにやっておくことは、
大まかに6つあります。
1.転職先を決める
退職を決意したとき、
まず最初にすることは
転職先をどうするか決めておくことです。
結婚や出産などで退職する人の場合は
転職先は今すぐ決める必要はないかもしれません。
しかし
違う歯科医院で働きたい、
全く違う業種に転職したい、
のであれば、
退職前に希望する転職先を決めておく
方が良いでしょう。
先に転職先を考えておくべき理由は2つ。
- 退職希望を伝えるときに自分の意思を明確に伝えることができる
- なぜ今の職場を辞めるのかを改めて考えるきっかけになる
というものです。
人間関係がつらい、
残業がつらい、
などで辞めたいと思う人も多いのですが、
それを理由に辞めると円満に退職できず、
「不満を持って辞める」
という印象になってしまいます。
円満に退職するためには、
勢いで辞めてしまうことは
避けないといけません。
ですので、
あらかじめ自分は何がしたくて辞めるのか、
これからどのような未来を描きたいのか
を明確にしておく必要があるでしょう。
2.引き継ぎの内容をまとめておく
円満に退職するためには、
残された周りの人のことも
考える必要があります。
今まで自分が受け持ってきた患者さんのことや
業務的な内容など、
後任者や他のスタッフにもわかるように
引き継ぎノートを作っておくとよいでしょう。
どこまで細かく引き継ぎができるのかで
円満に退職できるかも変わってきます。
本当にできる歯科衛生士は
なんでも自分が仕事をこなせる人ではなく、
周りに上手に仕事をお願いできる人です。
引き継ぎ準備がしっかりできれば、
院長に
最後まで職場のことを考えてくれている
と感じてもらえます。
また、
事前に引き継ぎ内容をまとめておくことで、
退職希望を伝えた後も働きやすくなるはずです。
3.退職希望を伝える
仕事を辞めてどうするのかが明確になり、
引き継ぎの内容を事前にまとめておいた後に、
退職希望を伝えるようにしましょう。
この
「退職希望を伝える」
が1番の難関です。
そして中でも1番重要なのが、
いつ伝えるのか?ということです。
忙しい歯科医院では、
次の人が決まらないと
なかなか辞めさせてくれない
ということもあるでしょう。
ですので、
就業規則があるのでしたら
先に就業規則でどれくらい前に
退職希望を伝えるのか確認しておきましょう。
一般的には
3ヶ月前くらいに言っておく方が
スムーズに退職までいけると思います。
早めに退職希望を伝えると
働きにくくなるのでは……?
と感じるかもしれませんが
後任者のためにも、
しかるべきタイミングで退職希望を伝えましょう。
また、先に周りの人に退職の話をして
それが人づてに院長に伝わってしまうと
円満退職ができなくなる可能性もあります。
退職の意思が固まり、
いよいよ職場に伝えるという時には
まず最初に院長に話すのが賢明です。
気持ちよく
退職を納得してもらうために、
自分は何がしたくて
今の職場を退職するのかというヴィジョンを
院長や先輩、周りの同僚に伝えましょう。
4.有休休暇消化の相談
有給休暇が残っている場合は
もちろん権利として認められているので
とった方がいいのですが、
院長と相談するだけでなく、
周りのスタッフの理解も必要になってきます。
円満に退職するために、
周りの意見も聞きながら
有給休暇のスケジュールを組みましょう。
このときにも、
「自分はなぜ辞めるのか?」
ということが決まっていると、
有給休暇を使って、
自分がやりたい道の準備をする
ことが伝わります。
また、
事前に作成している「引き継ぎノート」
も効果を発揮します。
ここまでやってくれているのだから
気持ちよく準備させてやろう!
と思ってもらえたら勝ちです。
5.医院から借りているものを返却
退職が決まったら、
制服やシューズなどを
医院から借りている場合は
返却しなくてはいけません。
医院の経費で購入したものは必ず返却
しましょう。
またスケーラーなどの返却を忘れてしまうと
後でトラブルになることもあるので
注意が必要です。
また、
制服など借りている場合は
洗濯かクリーニングなどに出してから返却
すると良いでしょう。
6.周囲への挨拶
最後に行うのが
周りのスタッフや患者さんなどへの挨拶です。
ここが1番大切かもしれません。
不満を言って回るのではなく
感謝を伝えることが大切です。
特に後任者に「ここの医院はここがダメ」
などと言うのではなく、
働きやすいようにフォローしておくことです。
円満に
みんなに応援してもらって辞めるためには
「ありがとう」の気持ちが1番大切
ではないでしょうか。
もし退職を決めたけど後任者がなかなか見つからないときは?
退職を決めても後任者が見つからないと
辞めにくい雰囲気になってしまいます。
他のスタッフも忙しいのに
人が減ったままとなってしまうと
いい気はしませんよね。
そんなときに紹介してほしいのが、
ハノワです。
ハノワならば
即戦力や院長がほしいスタッフを獲得
できる可能性があります。
もし院長が
「後任がなかなか決まらないかも」
と漏らしているのであれば
ぜひハノワを紹介してください。
また、
転職するあなたにとっても
ハノワに登録することで、
自分が目指す働き方で働ける職場を
見つけることができると思います。