『初心にかえる』という言葉がありますが、今回の記事は、まさにそんな内容です。
「あなたが歯科衛生士になった頃に抱いていた、夢や理想は何ですか?」
「その夢や理想を、どうやって叶えましたか?」
この問いの答えを考えたとき、少しでも心がザワッとした方には、ぜひとも読み進めていただきたいと思っています。
インタビューに答えてくださったのは、歯科衛生士歴3年目のAkiさん。
タイと日本を行き来するライフスタイルを送る彼女は、ハノワのヘビーユーザーのひとりです。
ハノワにどんな魅力を感じ、どのように活用しているのかをうかがいました。
さらには、「タイと日本の歯科医療の違いを知ることで見えてきた」というご自身の夢も語っていただいています。
もちろん、今は道半ばではあるものの、そのための努力や工夫の数々には背筋が伸びる思いでした。
ぜひとも最後までお楽しみください。
動画も配信しています
「歯科衛生士として大切にしていること」など、記事の中では書かれていない内容を、Akiさんご自身の言葉で伝えてくださっています。
Akiさんの真っ直ぐなお人柄も伝わる動画となっていますので、ご一緒にどうぞ!
歯科衛生士プロフィール
ハノワ NAME:Aki
東京都出身。
歯科衛生士歴3年目。
歯科助手のアルバイトをキッカケに歯科衛生士に興味を持ち、養成学校へ進学。卒業後はタイに拠点を移したため、歯科衛生士の職を離れざるを得なかったが、新型感染症の影響で帰国した今は、ハノワを活用して複数の歯科医院で働いている。飲みニケーションが大好きで、歯科の話になると熱く語り過ぎてしまうのが悩み。
ヒトが大好き!
ハノワ編集部の吉田樹(いつき)です。
特技は “ヒトの魅力ポイントを見つけること” と “挑戦を全肯定して応援すること” 。
・指導者や講師ではなく、普通の歯科衛生士に光を当てるメディアを作りたい
・彼女たちの魅力を引き出して挑戦を応援できる会社でありたい
というハノワ代表 新井の言葉に共感し、お手伝いをさせていただくことになりました。
ハノワのサービスと同じく、歯科衛生士さんたちに寄り添いながらも、純度の高い記事をお届けしていきます。
「歯科衛生士の仕事が大好き!」
「歯科衛生士の活躍を応援したい!」
という方は、ぜひ一度お話ししましょう!
ハノワの活用方法
Akiさんは今、どのくらいハノワを使っていらっしゃるのですか?
今は、ほぼ毎日ハノワを使って、パートナー歯科医院さんのもとで働いています。
ほぼ毎日ってすごいですね!
拠点にしていたタイでは、法律の関係で歯科衛生士として働けなくてツラい思いを経験していて…。
だから今は、毎日ずっと仕事のことを考えていたいですし、その時間が本当に楽しいんです。
毎日が充実されている様子が伝わってきます^^
ちなみに、ひとつのパートナー歯科医院に通われているのですか?
いえ、2〜3院で働いています。
今後は、ハノワと併用しながら、歯科助手の頃からお世話になっている歯科医院でも勤める予定です。
ハノワならではの使い方ですね!
では、複数の医院で勤める際に気をつけていること・工夫されていることはありますか?
歯科医院によって理念や治療方針が違うので、放っておいたら頭の中がゴチャゴチャになっちゃうんですよね。
だから『ハノワ専用ノート』を作って、それぞれの医院の特徴や教えていただいたことなどを書き出すようにしています。
すごい!各医院の特徴を整理するために、『ハノワ専用ノート』を作られているんですね。
キチンと整理しないと、ミスにつながりかねないので…。
あとは、毎日の自分を振り返って、反省点や改善点、疑問点を洗い出して可視化しています。
専門的な技術だけでなく、目の前の患者さんに合った説明ができるようなスキルも、さらに磨いていきたいです。
ハノワの3つの魅力
ハノワをめっちゃ使いこなしていらっしゃいますね!
そんなAkiさんにとって、ハノワの魅力とは何でしょう?
・気兼ねなくスポット勤務ができること
・自分の実績が残ること
・歯科衛生士としての実力レベルを測れること
この3つを魅力だと感じています。
3つの魅力について、それぞれ詳しく聞かせていただけますか。
①気兼ねなくスポット勤務ができる
タイと日本を行き来するような生活を送っているので、今までは「短期間だけ働かせてもらう」ということに申し訳なさを感じることが多くて…。
でもハノワの場合は、
歯科医院側も『スポット勤務できる歯科衛生士』という前提の条件で探していらっしゃるので、お互いにとってメリットしかないんですよね。そこが心地良いです。
余計な気を遣うことなく、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのは、ハノワの魅力ですよね。
②自分の実績が残る
ハノワには、勤務した歯科医院からのレビューをいただける『アリガトウ』という機能があって、それが自分の『実績』として残るのが嬉しいです。
自分で求職活動をする場合は、過去の勤務先での実績って伝わりづらいですよね……。
でもハノワの『アリガトウ』は目に見える形で残り続けるので、新規参入された歯科医院さんにも見ていただきやすいなって。
あとは、もし今後ブランクができて復職するときも、この実績は消えないので安心して活動できます。
勤務した歯科医院からのレビュー(=実績)が見える化されるって、新しい仕組みですよね!良いレビューをいただけたら、素直にうれしいだろうなぁ。
③歯科衛生士としての実力レベルを測れる
いろんな医院で勤務するので、「どこまで自分の実力は通用するのか?」という判断基準になると感じています。
もし、先方に実力不足だと感じられていれば次のオファーはないので、すごくわかりやすいですよね。
シビアですけど、私にはこのくらいの緊張感がある方が合っています。成長し続けられるというか。
3つ目のポイントは、Akiさんのお人柄が伝わりやすいと感じました。ぜひとも詳しく聞かせてください!
Akiさんが学び続ける理由
『ハノワ専用ノート』のお話のときも気になったのですが、ハノワをご自身の『実力レベルが測れるもの』だと捉えていることから、Akiさんの“成長意欲の高さ”がうかがえるな〜と。
こういうお考えって、いつ頃からですか?
えー?あまり意識してなかったですけど・・・そう言われると、応援団長をしていた中高生の頃からかも知れません。
応援団長!?!?
まさかの事実に衝撃が走りました(笑)
笑笑
じゃあ、応援団長をされていた頃に、キッカケとなる出来事があったんですね?
応援に必要な動作がいくつかあるんですが、そのやり方をうまく伝えられなかったために相手に大怪我を負わせてしまった、ということがありました……。
自分にとっては当たり前のようにできる動作でも、できない生徒さんもいるんだ、ということを初めて知った瞬間でもあります。
この経験がキッカケで、「このやり方は良くなかったな」「どうすれば上手く伝えられるだろう」などと、反省点や課題点を考えるクセがつきましたね。
わぁ、それはトラウマになっちゃうなぁ…。Akiさん、伝えてくださりありがとうございます。
中高生の頃に、自分の“理想と現実とのギャップ”に気づいて、そのギャップを埋める方法を『自分の課題』として捉えるようになったのかなーと、感じました。
もともと自分に対するプライドが高いのか、次の課題が見えると燃えるタイプではあります。
あと、医療人としての『学び続ける姿勢』は、歯科助手のアルバイトをしていた歯科医院でも鍛えていただきました。
歯科衛生士になるキッカケとなった歯科医院ですね。具体的にどのようなご経験をされたのですか?
印象に残っているものの一つは、入職前のテストです。テキストを1冊いただいて「勉強してくるように」と。
その後の面接でも、「優秀な助手に育てたいと考えているので、そのつもりで働いてくれるなら……。」と院長に言われたことで、背筋が伸びたのを覚えています。
その緊張感は、今でも私の支えです。
アルバイトの入職前にテストがあるんですか!?
なかなか珍しいかも知れませんね。
でも当時は他院の事情を知らなかったので、当たり前だと思っていました(笑)
(なんて素直なんだ…)
では、歯科助手として働いていた頃の印象深いご経験は?
インプラントやオペの勉強にハマっていたので、その準備や処置の手伝いをさせていただいたことがあります。
術者へのより良いアシストを学ぶために、ナートの練習を見させていただいて、持針器への針のつけ方なども勉強していました。
こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、アルバイトの歯科助手さんとは思えないですね……。色んなハードルを乗り越えられたんだろうなぁ。
今となっては本当に感謝しています。
歯科衛生士の養成校へ通う前の段階で、勉強を続けていく必要性を教えていただけたおかげで、どんなハードルも乗り越えられています。
Akiさんの夢
では最後に、Akiさんの夢を教えていただけますか。
いずれはタイで法人を立ち上げて、現地の歯科医師を雇用して開業したいと考えているので、その勉強を進めています。
うわぁ〜!素敵な夢ですね!
どんなビジョン(理想像)を思い描いていらっしゃるのでしょう?
タイって、まだまだ『予防』の意識が低いんです。
当然のように「白くてキレイな歯を入れてね!」と言われるんですけど、心の中では(削って治療する前に、予防することもできるんだよー!)って叫んでいます(苦笑)。
だから、まずは歯科医師から『歯科予防の必要性』を伝えていき、時間はかかると思いますが、自分の歯を守れる患者さんを増やしていきたいです。
そのためにも、帰国した時はハノワを利用して臨床でスキルを磨きたいと思っています。
医療は日々アップデートされていくものなので、更新された歯科医療を日本やタイの患者さんへ還元できるように研鑽を続けます。
心から応援しています!
Akiさん、ご協力ありがとうございました!
すごく楽しかったです!ありがとうございました!
編集後記
Akiさんは歯科衛生士歴3年目。
この記事を読んでくださっている方の多くは、Akiさんよりも『先輩』かも知れませんね。
そんなあなたにとって、今回の内容はどんな印象を与えるものだったでしょうか。
歯科衛生士としてのキャリアを積むなかで、いろんな葛藤や苦労、ツラいご経験もあると思います。
自分を守るためには、夢や理想などを手放す必要があったかも知れません。
いろんな事情があって、やむなく歯科衛生士という仕事から離れる選択も……。
でも、今このタイミングで、この記事と巡り逢ったのも何かのご縁。
「あー、私もこんな時期あったな。」
「初々しいなぁー。」
なんて遠い目をせず、ぜひとも初心にかえって、
「自分はどんな歯科衛生士でありたいのか?」
「歯科衛生士として、どんな未来をつくりたいのか?」
と考えてみませんか?
ハノワは、そんなあなたの夢や理想を叶えるための『仕組み』を用意することで、あなたを全力で応援し、サポートし続けます。