ハノワレター for DC 2025年1月号(vol.31)

こんにちは、ハノワの新井です。

12月にご利用頂いた全国837医院の皆さま
ありがとうございます!

このお手紙は全国の
ハノワにご興味をお持ち頂いた
およそ4,500ほどの医院全てにお送りしています。

新年あけましておめでとうございます。

今回の紅白はなんと言ってもB’zでした。
B’zしか勝ちません。
稲葉さんのマイクトラブルさえ吹き飛ばす声量と
LOVE PHANTOMです。

GLAYも良かったですが、ウルトラソウルです。

最近イヤイヤ期が始まって
「いらない!」を連呼する息子に
「何も捨ててしまおう!」
までをセットで言えるよう
トレーニングしているのが
あらい家の正月でした。

【厭世主義的歯科業界論】

我が家のほっこりエピソードも吹き飛ぶ
漢字10文字です。

厭世(えんせい)主義 = ペシミスティック
→悲観的なものの見方。対義語:楽観主義。
です。

歯科業界の周辺産業に身を置く人間で
このようなビューを持つ者は
あまり多くないでしょう。

あらいは個人的に、
歯科医院数は減る方がいいと思っています。

先月のHANOWAレターに書いた「経営と執行」
にも通じますが、
平均/中央年商が3,000〜4,000万円前後
というのは、
企業として最も生産性が上がりにくい状態です。

やれることも少なく、
仕入れのボリュームディスカウントが
効くわけでもなく、
人材の定着も困難な水準がこの辺りです。

経営者的発想に立って、
改めて兵站の確保を考えた際、
年商2〜3億円以上に突き抜けるか、
ワンオペクリニックに縮小するか
あるいは勤務医に戻るか。

その方が院長先生のQOLが上がる可能性が
高いのではないか。

そう結んだのが先月のレターでした。

医院数は減少する方がいい。とは、
直感としてはあまり両手を挙げて
支持を表明しずらい論かと思います。

「借金を背負って閉院しろとでも
言いたいのか!」
「地方で1医院しか無いのに閉じたら
地域医療はどうなるんだ!」など、
仰りたい人は現れるでしょう。

厳密な表現としては、
歯科医院経営者が大幅に減って、
医院数自体はそこそこ減少するのがいい。
とでも言いましょうか。

そもそも医院経営の適性が無い経営者
であるにも関わらず、
希少な資源である人材を確保してまで
低い生産性しか発揮できないというのは、
いよいよこの国においては
社会悪だと断じられても良い時期に
差し掛かっています

IT化やDXへの投資を惜しまず、
労務環境の整備も怠らない経営者にこそ
人的資源を集中させることで、
仮に数自体は減ったとしても、
少数の生産性の高い医療法人グループが
機動的かつ効率的な経営力を発揮する。

そうして国家としての歯科需要に対して、
供給量を減らすことなく維持することが
出来るのではないでしょうか。

この発想とまぁ相性が悪いのが
ディーラー業界です。

小粒でも良いので、医院数はなるべく多く、
そしてどれだけ密集地であろうと、
レントゲンの共同利用など絶対にさせず、
1医院ごとに大がかりな機材が
売れれば売れるほど良いという
インセンティブ構造でしょうから。

医院数の減少などもってのほかでありましょう。

だからと言って、
「あなたの医院は生産性が低いので
閉院してください」と言われても、
より魅力的な出口が整備されていないと
行動できないのが人情です。

そこでハノワとしてもより一層、
勤務医として異次元なぐらい稼げる体験や、
可能な限り借入額を相殺あるいは
大幅に返済できる譲渡金額で売れるような
M&Aプラットフォームの構築が
急がれるなぁと思う日々です。

今この瞬間賛否を生んでも、
未来に求められるものを作って行きたいと
思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

▽過去のアーカイブはこちらから▽

▽ご意見・ご感想お待ちしております▽

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしていただけると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
目次