「歯科衛生士が退職し、患者さんへの対応が滞りがち」
「患者数が減り、歯科医院全体の士気が下がってしまった」
そんな危機に直面した経験をお持ちの院長先生は、多いのではないでしょうか。
今回、お話を伺った関川歯科医院の関川明人先生も、一時は「もう辞めてしまおうか」と思うほど士気が下がった時期があったとか。
そんなとき、藁にもすがる思いで登録したのがハノワだったそうで、現在ではハノワ主体で歯科医院を運営するまでになったそうです。
- 新しいスタッフを雇ってもすぐに辞めてしまう
- 近々引退を考えているけど、自院の運営はどうしよう…
- 今は順調だけど、いつか経営難や人手不足等の危機的状況に直面するかも…
このようなことでお悩みの院長先生にとって、この記事が少しでもヒントになれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
院長先生プロフィール


関川 明人 先生
関川歯科医院(兵庫県神戸市東灘区)院長
これまでの“歯科医師中心の歯科医療”を見直し、患者様のご要望にお応えする治療を心がけている。「継続は力なり」をモットーに、治療終了後の定期検診やメインテナンスにも力を入れている。
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■ 経歴
1985年3月 松本歯科大学 卒業
1985年5月 国家試験合格
1986年 京都府利重歯科医院勤務
1987年 大阪府利重歯科医院分院 院長
2000年 関川歯科医院 院長
■ 資格
Abe’sコンプリートデンチャーセミナー修了
桜井式無痛デンチャー講習終了
JIADS歯周補綴コース・再生療法コース・エンドコース修了
ESSIXAppliance ハンズオンコース修了
ITI.POLスクリューベント ミニインプラントコース修了
■所属団体
日本歯科医師会会員
兵庫県歯科医師会会員
東灘区歯科医師会会員
日本口腔感染症学会会員
床矯正研究会会員
日本一般臨床医矯正研究会会員
日本糖尿病協会会員
POIC研究会会員



歯科衛生士・インタビュアーのわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたときにハノワと出会いました。
ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われたことを覚えています。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビューに取り組んでいます!
関川歯科医院について



まず、関川歯科医院の理念やコンセプトを教えてください。



今はリタイアも考えている最中なので、明確な理念というのはあまりないですが、ハノワを活用しながら、今来てくださっている患者さんに対して徹底的に処置をしていきたいという意識が強いですね。



今はリタイアに向けて、準備中ということですか?



本当は後継者候補がいたのですが、叶わなくなってしまったので、あと10年ぐらいはやろうかなという状況です。同い年の先生たちはもうほとんど引退していってるんですけどね(笑)。



患者さんと接するうえで、心がけていることはありますか?



僕の父も歯科医師だったんですけど、すごく怖くて、患者さんが少しでも遅れてきたら怒鳴ったりしていたんです。



周りからも「関川歯科医院は怖い」というイメージがあると聞いていたので、自分が継ぐときは、「怖い歯科医院」というイメージを払拭したいと思っていました。



そのため、僕は歯科医師主体の治療は止めて、押しつけは一切せず、まずは患者さんの言いたいことを全部聞くことを意識していますね。
患者さんの希望に沿った治療を大切にしています。




ハノワを使おうと思ったきっかけ



ハノワを使ってみようと思ったきっかけを教えてください。



2023年9月に常勤の歯科衛生士が1人辞めて、患者さんの要望への対応が滞ってしまったんです。そこで、藁にもすがる思いでハノワに登録しました。



使ってみて変化したことはありますか?



ハノワを使う前は、患者数も少なく、歯科医院全体の士気が下がっていた時期でした。
さらに歯科衛生士が辞めてしまい、新しいスタッフもなかなか見つからず、僕も「もう辞めようかな」と思っていたタイミングだったんです。



そんなとき、ハノワのパートナー歯科衛生士が来てくれたことをきっかけに、歯科医院全体の雰囲気がどんどん明るくなって、患者数が増えていくようになりました。
これを機に、「あと10年は頑張ってみようかな」と思えたんですよね。



ハノワの利用で、歯科医院全体の士気が高まったということですね!


ハノワの活用方法



現在は、どのような場面でハノワを使っていらっしゃいますか?



ハノワのパートナー歯科衛生士は、毎日1人から3人来てもらっています。



パートナー歯科衛生士は、どんな印象ですか?



さまざまな働き方をしているパートナー歯科衛生士の方々と接して、僕も考えが柔軟になりました。
まさに、新しい風が吹いた感覚ですね!



あと歯科助手にも来てほしいと思っていて、今は歯科衛生士学校に通っている方がハノワのパートナー歯科助手として来てくれています。
ハノワの魅力



ハノワの一番の魅力だなと感じていることを教えてください!



来てくれるパートナー歯科衛生士の『やる気』ですね!シンプルに、立ち振る舞いからやる気が伝わってきます。
ちょっと手が空いたらすぐに「何かすることないですか?」と言ってきてくれるので、そういった姿勢に心を打たれました。



加えて、指示したことを徹底的にやってくれるので、すごく気持ちがいいです。



ハノワを使い始めてから患者さんの数も増えたとのことですが、要因はどのようなところにあると思いますか?



一番は院長のやる気じゃないですかね!
僕が全然使っていなかった保険診療用の器具を見て、ハノワのパートナー歯科衛生士が「先生、これまだ使ってないんじゃないですか?」「これはもっと使いましょう!」とアドバイスしてくれたことがあったんです。



僕が面倒になってしまっていたことも、パートナー歯科衛生士がお尻を叩いてくれるので、僕もモチベーションが上がって、結果的に売上にも繋がっているのではないかと感じています。



関川歯科医院にとって良いきっかけをお届けできて嬉しいです!
ハノワはこんな歯科医院におすすめ



ハノワはどのような歯科医院におすすめしたいですか?



うちみたいに患者数が減っていたり、士気が下がっていることに課題を感じている歯科医院に使ってみてほしいかな。



さらに言うと、そういった歯科医院こそ、ハノワはスポット利用ではなく、メインで利用することをおすすめしたいですね。
新しい風が吹いて、組織の新陳代謝が促されると思います。



ただ、既存スタッフもいらっしゃると思うので、すべての歯科医院にこの活用方法がフィットするとは限らないでしょうけどね。



そうですね。スタッフが溢れちゃいますもんね。



また、院長先生1人だけの歯科医院にハノワのパートナー歯科衛生士が行っても、既存スタッフと同じような扱いをされてすぐに辞めてしまったりという話も聞きます。



歯科医院側が
・パートナー歯科衛生士が働きやすいように
・気持ちよく帰ってもらえるように
と意識するのが大切だと感じています。
今後のハノワの活用方法



今後はどのようにハノワを使っていきたいですか?



今まで通りハノワ主体で運営していきたいと思っています。
もう常勤のスタッフを雇うということには懲りましたね。「育てていかなきゃいけない」ということが、どうしても負担になってしまうので。



ハノワのパートナー歯科衛生士には経験豊富な方が多いので、教育の時間が不要ですし、ときには「先生!」と叱咤激励してくれることもあるので、とても助かっています。



関川先生は近々引退も考えているとのことでしたが、後継者探しも続けていかれるのですか?



そうですね。今すぐに引退してしまうと、患者さんも「関川先生、辞めるの?」と戸惑ってしまうと思うので、もう少ししたら後継者探しもまたやっていきたいですね。
それまでは、引き続きハノワを利用させてもらいたいと思います。
編集後記
今後も常勤スタッフの雇用はせず、ハノワ主体で運営をしていきたいとお話してくださった関川先生。
ハノワの利用を通じて、関川先生自身のモチベーションが向上し、売上アップにも繋がっている現状を伺って、とても嬉しく思いました。
関川歯科医院のように小規模の歯科医院では、スタッフ教育のためのリソースを抽出するのも一苦労なのが現実ではないでしょうか。
さらに、雇ってすぐに辞めてしまった場合には、精神的にも大きなダメージを受けることになるのではないかと思います。
常勤スタッフの雇用や教育に課題を感じている歯科医院にとって、ハノワの存在が少しでも頼りになれば幸いです。
※2025年1月インタビュー時点の情報です。