「もっと成長できる歯科医院に転職したい」と思ったときにまず考えたいこと

入職したばかりの頃は、毎日が勉強でした。

器具の名前、準備の仕方、
患者さんへの声のかけ方、診療の流れ。

先輩に教えてもらったことを
家に帰ってから思い返し、
「明日はちゃんとできるようにしよう」
と考えていました。

こんな方は多いのではないでしょうか。

数か月、数年と働くうちに、
一通りの仕事はできるようになります。

後輩に聞かれれば答えられるし、
院長が次に何をするのかもなんとなくわかる。
毎日の業務には困らないでしょう。

それなのに、
心がモヤモヤしてスッキリしない…
と悩んでいる人は少なくありません。

毎日ちゃんと働いている。
注意されることも減った。
仕事だってできている。

なのに、
自分が前に進んでいる感じがしない。

同年代の歯科衛生士がセミナーに参加していたり、
資格を取ったと投稿しているSNSを見て、

私、
去年と何が変わったんだろう?

と考えることはありませんか?

「こんなことができるようになりました」
という投稿を見るたびに、
なんとなく胸がザワつく。

「このまま今の歯科医院にいていいのかな」
「もっと成長できるところに転職したほうがいいのかな」

そんな気持ちが湧いてくることもあるでしょう。

そこで今回は、
「もっと成長できる歯科医院に転職したい」
と思い始めた歯科医療従事者が、
まず最初に考えたいこと
についてお話します。

目次

本当に求めているのは『成長』でしょうか?

もちろん、学べる環境は大切です。

  • 院内研修がある
  • 先輩が教えてくれる
  • 外部セミナーの補助がある
  • さまざまな症例を経験できる

こうした環境が整った歯科医院は魅力的です。

ただ、
「成長できる歯科医院に行きたい」
という言葉の奥には、
別の気持ちが隠れていることがあります。

それは、
「このまま何年働いても、
何も変わらないのではないか」
という不安です。

成長したいというより、
止まっていることが怖い。

周りに置いていかれるのが怖い。

数年後に振り返ったとき
「私、何をしてきたんだろう」と思うのが怖い。

だからこそ
「成長できる歯科医院」という言葉に
惹かれるのではないでしょうか。

『学べる歯科医院』に行くだけでは解決しない

ここは少し厳しい話になりますが、
大切なことなのでお伝えします。

研修制度が整った歯科医院へ
転職したからといって、
必ずしも成長できるわけではありません
。

毎月勉強会があっても、
参加して終わりなら何も変わりません。

先輩が丁寧に教えてくれても、
言われたことだけをやっていれば、
あるところで成長は止まります。

逆に、特別な研修制度がなくても、
「今日の患者さんへの説明、
もっとわかりやすくできなかったかな」
「先輩と自分では何が違うんだろう」
「どうしてこの処置をするんだろう」
と考え続ける人は、
少しずつ着実に伸びていきます
。

成長は「何を教えてもらえるか」だけで
決まるものではありません。

自分は何をできるようになりたいのか。

そこが定まっていなければ、
環境だけを変えても、
しばらくすると同じ不安がまた顔を出します。

「成長したい」をもう少し具体的にしてみる

あなたは、
何ができるようになりたいのでしょうか。

  • 患者さんへの説明が上手になりたい
  • 歯周病治療をもっと深く学びたい
  • 予防歯科に携わりたい
  • 訪問歯科を経験したい
  • 後輩を教えられるようになりたい
  • 患者さんから「あなたにお願いしたい」と
    言ってもらえる人になりたい

ここが見えてくると、
『成長できる歯科医院』という
曖昧な条件ではなく、
『自分がなりたい姿に近づける歯科医院』を
探せるようになります。

自分で納得できる働き方を選ぶ

資格をたくさん取らなくてもいいですし、
セミナーに毎月行かなくても構いません。

SNSで
誰かに誇れる働き方をする必要もありません。

成長の形は、人によって違います。

大切なのは、
周りと比べて「私は遅れているのかも…」
と焦ることではなく、
自分はこの仕事を通して
どんな自分になりたいのかを知ることです。

そこがわかれば、
今の歯科医院に残るのか転職するのか、
自分に合った選択ができるでしょう。

「もっと成長できる歯科医院に行きたい」

そう思ったときは求人を見る前に
「私は何ができるようになったら、
自分の成長を実感できるんだろう?」と、
自分自身に問いかけてみてはいかがでしょうか
。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアはここをタップ!
  • URLをコピーしました!
目次