ハノワレター 2025年12月号 (vol.69)

パートナーのあなたへ。
HANOWAのあらいです。

先月もお仕事お疲れ様でした!
今日は12月20日(土)。大阪府内某スタバから
子どもの習い事の待ち時間中にお届けしています。

初めての方にご挨拶すると、
このお手紙は毎月25日
(ハノワの代行給与振込日)
前後をめがけて、
パートナーさんにお送りしています。

原則先月ハノワをご利用頂いた
全国2,346名のパートナーさんはもとより、
一度でもハノワにログインしてくださった方にも
送付しています。

【いつからかあきらめるようになった事】

あきらめると言うより、
忘れ去ってたみたいなことです。

先日とある知り合いからDMが来ました。

「歯科系の民間企業の会報誌で
ハノワのことを悪く書かれてましたよ」
という写真付きの、
言い方がアレですが告げ口DMです。

余談ですが
「あなたの悪い評判を聞きますよ」とか
「悪口言ってる人がいますよ」
みたいに言ってくる人って、
この登場人物の中で一番邪悪ですよね。

でもHANOWAレターのネタをくださって
ありがとうございます。もっとください。

中身が何かというと
「歯科医療業務を
片手間の腰掛け仕事にしてしまった
スポットバイトのハノワ」
「職業意識の高い人材を求める
ドクターの要望に真っ向から対立する」
「患者さんの顔も覚えられない、
そんなものはあり得ない」などなどです。

The 医療とは○○である。

みたいな、医療職としての道徳観、
倫理観に高い理想を持ったお考えの
ライターのようでした。

それを見てふと思い出したのですが、
ハノワも立ち上げの頃は
私自身がいろんなところに出て行って、登壇して、
人前でプレゼンテーションをする中で、
「予防歯科の未来を開く」とか
「糖尿病や認知症の予防には
口腔ケアが欠かせない!」
みたいなことをえらく熱く語ってました。

「歯科は価値ある仕事なんだ!」って。

まるで今は話さなくなりましたねぇ。

ある頃から、価値の大小みたいな話で言えば、
医療は価値がある!とか
歯科は価値がある!みたいなことは
あまり言わない方が良いんじゃないか
と思うようになりました。

私の家の前を今朝、
市の委託のゴミ収集業者さんが
家庭ごみを回収していってくださいました。

医療職もゴミ収集業者も、
誰かに求められて社会に存在しているわけで、
そこに価値の大小はありません。

一隅を照らす、これすなわち国宝なりです。

また、過度な職業としての優越意識・特権意識が、
社会の中でのモラル崩壊を招くことも
大いにあることを
私自身この目で見てきました。

典型的なのが、
「労働基準法を守っていたら
医療職は務まらない!」などです…。

そうこうする中で私の中で
なんとなく2つの階層で考えるようになりました。

上の層が職業として何をするか?
それにはどんな価値があるのか?

下の層が前提としての社会との約束の層です。

上の層が例えば、
歯科医療や口腔ケアは口の健康にとどまらず、
糖尿病や認知症を引き起こす
ジンジバリスを抑制し、
この国の医療費を
大いに削減する可能性がある価値を持つ!
みたいな話ですね。

下の層がこの社会を構成する一員として、
きちんと納税しているか、
社会保険料を支払っているか、
労働基準法を守って
ハラスメント対策をしているか、
不正な保険請求はしていないか、などです。

みんなで約束を守ることで
社会の役に立とう!という層です。

この業界に来て
かれこれ10年弱くらいになりますが、
歯科医療の価値や未来を大いに語る方は
たくさんいるのですが(上の層)、
きっちり残業代を払って
休憩時間を適正に取らせて
ハラスメントを撲滅して
魅力的な業界にしよう(下の層)!
を語る方はほぼいません。

そして異常な人材不足の原因は
上の層ではなく、下の層の問題です。

なんか順番が違うんじゃないですかねぇ。

職業意識も良いんですが、
この社会の前提の約束も守りましょうね。

今月はそんな感じです。
良いお年を!

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

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