HANOWAレター 2023年8月号(vol.41)

パートナーのあなたへ。
7月もお仕事お疲れ様でした!
今日は8月21日(月)。
大阪北新地からこのお手紙を書いています。

初めての方にご挨拶すると、
このお手紙は毎月25日
(HANOWAの代行給与振込日)
前後をめがけて、
パートナーさんにお送りしています。
基本的には7月にHANOWAをご利用頂いた
全国469名のパートナーさんはもとより、
一度でもHANOWAに
ログインしてくださった方は原則送付しています。

「呪い」と「祝い」について。
僕はこの話が好きなのでよくするし、
なんなら会社紹介ホームページの
「HANOWAの想い」という
顔みたいなところに
文章を掲載し続けています。

親ガチャって大体の場合、
何によって決まるかというと、
親が一体何に呪われているか
で決まるように思います。

僕がここで言う「呪い」とは、
言葉をかけた相手の
人生の選択肢を狭める言葉です。

逆に「祝い」は
相手の人生の選択肢を増やす言葉です。

僕がこれまで多く見てきた
歯科医療従事者さんに多い
「呪い」の典型が
母親からの「手に職つけときなさい」です。

親からしたら悲劇かも知れませんが、
良かれと思ってかけた一言が
子どもの人生の選択肢を
狭める結果になるなんて
泣きたくなりますね。

なぜこの「手に職つけときなさい」
が人生の選択肢を狭めるのかというと、
本当のゴールは
自分らしい、いきいきとした人生を歩むこと
が目的だったはずなのに、
国家資格を取ったら取ったで
「資格を使わないなんて勿体無い」
なんて思考に陥る人が驚くほど多いからです
(サンクコストバイアスと言います)。

これを読んでる方も心当たりあるはずです。
自分の人生を豊かにする為の
手段だったはずの資格に、
自分の人生が縛られるわけです。

手に入れた手段を最大活用することの
優先順位が、
人生の目的よりも上がってしまい、
晴れて「手段の目的化」の完成です。

なぜ良かれと思ってかけた一言が、
こんなマイナスの結果を生むのかは
僕も人生のフィールドワークの途中ですが
恐らく、
否定の否定からくる言葉かけだったから
ではないかと思います。

母親さえも満足していない現状を指差して、
「あなたにはこうはならないで欲しい」と。

愛情のつもりだったとしても、
心理学的(?)には
人間の脳は否定文と肯定文の
見分けがつかないらしく、
言葉を受けた側は
ただの否定文として受け取るのだとか。
 
今月のあらいはいきなり
「呪い」とか言い出してどうしたんだ
って感じですが、言いたいことは一つです。

「資格を使わないなんて勿体無い」
とか言うやつ、マジでうるさい。
黙れ。知らんがな。

変わろうとする勇気を持った人を、
お前がいる現状維持沼に引きずり込むな。
一人でずっとそこにいろ。
それが嫌ならそこを出ろ。

まぁこの人たちを叩いても
意味がないんですけどね。

人間、自分が何に呪われてるのかを
自覚的にメタ認知できてる人の方が
相当稀です。

ややこしいのは、
その言葉をかけてる人たちが
「自分は親切で言ってる」
と思ってることですね。

呪われてる人を叩くのは
五条悟にお願いするとして、
HANOWAがやりたいことは「祝い」です。

触れただけで、出会っただけで、
その人の人生の選択肢が広がる存在
となることです。

我々は7月に使ってくれた
469名の人生の選択肢を
広げることは出来たのでしょうか。

自分の人生を生きる勇気と機会を
届けることは出来たのでしょうか。

そんなことを
台風の去った大阪のオフィスから思います。

一方、HANOWAが歯科業界にいる意味
みたいなものも、
この夏はすごく考えています。

我々のミッションや理念も
アップデートのタイミングを迎えているような
気がしています。

なんか思わせぶりな最後でしたが、
今月はそんな感じです!

今月もありがとうございました。
来月もよろしくお願いします。
では!

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

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