何度伝えても変わらない患者さんへの対処方法

何度伝えても変わらない患者さんへの対処方法

何度も同じことを伝えても
変わらない人っていますよね。

それが患者さんだと、
どう伝えるのがベストか
とても悩むと思います。

歯科衛生士の仕事のひとつに
『歯磨き指導』
(TBI:Tooth Brushing Instruction)
がありますが、
ブラッシングが苦手な患者さんも
いると思います。

何度指導していても、
来院するたびに同じような所に
プラークが付着していて
なかなか指導が進みません。

どのようにお声がけすれば
よいでしょうか?

歯磨き指導でいつも同じことを伝えても
改善できていないと、
自分の指導が間違っているのでは?
と悩んでしまいますよね。

そこで今回は、
何度伝えても変わらない患者さんの対処方法
をお伝えします。

目次

患者さんが『イメージ』できるように伝えよう

患者さんに何度伝えても
改善してもらえない場合は、
「理解できていない」
という可能性が大きいです。

なので、患者さんが理解できる
言葉選びをするのが大切です。

プラークはう蝕や歯周病の原因になります。

プラークを取り除くのは
感染症対策でもある
と伝えましょう。

しかし、
「感染症対策のためにも
正しい磨き方をしましょう!」
と言っても
ピンとこない人もいます。

そういった人は
まだ歯周病にもなってないから
自分には関係ない

と考えているのかもしれません。

まずは、なぜ大事なのか
イメージしてもらうことを
心がけてみましょう。

言葉では理解しづらいかな?
と思う場合は、
イラストや図解など
ビジュアルで説明
すると伝わる
場合がありますよ。

無意識に否定語で指導していませんか?

患者さんがブラッシングをしたときに、
それだと毎回同じ場所に
プラークが付いてしまっていますよ!

と何気なく言ったとします。

その言葉に
患者さんは「否定された!」
と感じている可能性があります。

試しに
できている所を褒めてから、
取れてないことを伝えてみてください。

この部分は綺麗に取れていますが、
この部分はプラークが残ってしまっているので
もったいないですよ!

というような言い回しに変えると
否定された感じにならないでしょう。

そこから、
その部分の磨き方を教えてあげると
スムーズにいくはずです。

患者さんを無理に変えようとせずに自分が工夫する

相手を無理に変えようとしても
簡単には変わりません。

なので、
自分の指導の仕方や言葉選びを変える
といった意識を持ってみてください。

何度言っても変わらない!
と腹を立ててしまう人もいますが、
相手を変えようと一生懸命になっても
変わることはありません

どうやったら
この患者さんには伝わるのだろう?

そのような意識で
視野を広く持って考えてみましょう。

きっと
あなた自身のコミュニケーションスキルも
アップしていきますよ。

コミュニケーションスキルは
仕事だけでなくプライベートでも大切です。

この記事に書かれているポイントを
日頃から意識してみてください。

何度言っても変わらない!
という悩みが、解消できるはずです。

何度伝えても変わらない患者さんへの対処方法

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