歯科業界の職場は女性スタッフが多く、
人間関係の問題が起きやすい傾向があります。
体験したことがある人が多いのが
「お局歯科衛生士」や「お局歯科助手」
とのトラブル
ではないでしょうか。
嫌味を言われるのは毎日のことで、
陰口や、悪口を
聞こえるように言われたり、
つきたい患者さんを誰かに取られると
棚を乱暴に閉めて、
不機嫌さをアピールしてきます。
自分がつきたくない治療が続くと
1人で腹を立てて、
周りに「どいて!」など暴言を吐き、
あからさまな態度を
とってくることも……。
そんなときは、挨拶も無視されて、
わからないことを聞いても
適当に流されたり、
「そんなこともわからないのか?」
と言われてしまうので質問できず
その結果ミスをして陰口を言われるという
負のループに陥ってしまいます。
それで辞めたスタッフも何人もいて
私も限界を感じていますが
スタッフの人数もギリギリで
すぐには辞められそうにありません。
このようなお局スタッフには
どう付き合っていけば
いいのでしょうか。
このように、
お局スタッフとの付き合い方に頭を悩ませる
歯科衛生士さんや歯科助手の方は多いと思います。
辞められるのなら今すぐ辞めたい!
と思いますよね。
でも、なかなか辞めることができない。
そんな方に、
お局対策をお伝えしたいと思います。
お局スタッフはなぜ嫌味を言ってくるのか?
お局と聞くとどんなイメージでしょうか。
嫌味ったらしくて、偉そうで、
院長にすぐ告げ口して、
嫌な仕事はすべて押し付けて
いつも自分ばかり楽をするくせに、
良いとこどりばかりしてくる。
そんなイメージが思い浮かぶと思います。
では、
なぜこんな態度を
あなたにとってくるのでしょうか。
一つは、攻撃的になる人の心理として、
自分を守るためというのがあると思います。
動物を例えるとわかりやすいですが、
小型犬って、
知らない人を見るとキャンキャン吠えますよね。
あれと同じです。
自分の居場所がとられてしまうのではないか?
自分よりも若い人が、自分よりも評価されたら、
クビになるのではないか?
そう考えているので、
自分の場所を守るために
攻撃的になっているのかもしれません。
もう一つは、
院長が全くマネジメントに無頓着で、
職場経験の長いお局さんが、
正義感で一生懸命業務を回そうとしている
というケースです。
この場合は、
忙しくなれば、なるほど、
お局さんもテンパってしまうので
イライラが募るのでしょう。
そして、
こんなに頑張っている私を
誰もわかってくれない!
と嫌味なことを言いたくなってしまうのです。
もう限界!と感じる前に。お局スタッフとの付き合い方
このようなお局スタッフと付き合っていくことは
できるのでしょうか?
もう辞めるしか方法はない?
お局の言うことに従って
波風立てずに我慢し続ければいいの?
悪口や陰口、嫌味、態度などを示す
お局さんとの付き合い方のポイントは、
一言で言えば、「反応しない」こと。
言われたことに、
「ムカつく」「嫌だな」など、
怒りや悲しみの感情が出てくるのは、
相手の言葉や態度に反応していることになります。
そうすると、相手に対して
「嫌な奴だ」と感じながら
日々接していくことになりますよね。
このような感情は
必ず相手にも伝わるので、
お互いが感情的になっている状態
になっているのです。
「怒鳴り散らす」「泣き出す」
などではなく、
平静な心持ちではない状態のこと。
なので、お局スタッフが言ってくる、
陰口、嫌味、悪口、態度などの
どの部分に反応しているのか、
まずは嫌いな相手のことや、
自分との関係を客観的に捉えることが大切です。
相手が嫌と感じるのは、
その人の存在全てが嫌
というわけではありません。
- 〇〇と言われて嫌になった
- こんな態度をとられて嫌だと感じた
など、嫌なのは相手の言動や行動の一部
だったりすることが多いです。
ですのでまずは、
何が嫌だったのか?
その原因を知ることから始めましょう。
相手の嫌なことばかりが目に付くと、
そこを常に意識してしまう為、
余計に嫌な気持ちが増長されてしまいます。
悪口や陰口、嫌味、態度などを示す
お局さんとの付き合い方で大切なことは3つ。
- 視点を変える
- 捉え方を広げる
- 当たり前のことを当たり前にやる
これだけです。
①視点を変える
例えば、お局さんのスタッフは、
それなりに長く働いているため、
患者さんへの対応含めて、
そこでの働き方を熟知していると思います。
ですので、
嫌味なことを言われて注意ばかりされるなぁ
と敬遠せず、
自分から相手の良さを見るように
してみましょう。
〇〇さんは、ここの職場の大先輩でなんでも知っていると思うので、〇〇さんが理想とするスムーズな働き方を教えてください!
コミュニケーションの基本は
「与えること」です。
先に相手に与えることをすれば
自ずと関係性は良くなります。
②捉え方を広げる
社会の中では
嫌な人というのはどうしても出てきますし、
生理的に受け付けない
という場合もあるでしょう。
その場合は、
反面教師として捉え方を広げましょう。
嫌な相手は自分にとって
鏡になっている場合が多いので、
もしかしたら自分も
そのようなことがあるのかもしれない
という捉え方を持って、
学びの対象とすることです。
③当たり前のことを当たり前にやる
当たり前のことを当たり前に行うのは大切ですが、
意外とできていない場合が多かったりします。
あいさつや、掃除など基本的なことを忘れず、
仕事でも真摯に取り組むことで、
何を言われても自信を持って対応できるので
相手の言動、態度が気にならなくなるでしょう。
反応するということは、
自分に問題がある場合もあるので、
なぜこのお局さんには反応してしまうのか?
その部分を客観的に分析することで
反応せずに仕事ができる自分に
なれるはずです。
どうしても無理!と感じてしまう場合は我慢せずに環境を変えること
この記事では、
我慢して働きましょう!
ということを推奨しているわけではありません。
ツラい状況でしたら
我慢してまで働くことはないです。
本当にツラいと感じている場合は、
環境を変える。
つまり、転職も含めて考えていきましょう。
- 心が壊れてしまう
- 歯科医療従事者の仕事が嫌いになりそう
そのように感じてしまっている場合は、
自分の理想とする働き方ができる職場に
転職することをおすすめします。
理想の職場を探す方法の一つとして
ハノワを活用してみてはいかがでしょうか。