休みの日にかかってくる電話にストレスを感じている、訪問歯科で働く歯科衛生士さんへ

休日をのんびり過ごす女性

これは、
訪問歯科で働く
ある歯科衛生士が抱えるお悩みです。

訪問歯科で働き始めて、
最初は今までの歯科医院と違って、
患者さんのもとへ行き
頼りにされていることに
やりがいを感じていました。

仕事も早く慣れるために、
患者さんの家族とも
コミュニケーションを取らないと!
と思い、
患者さんのご家族のお話も
しっかり聞くようにしていました。

少しでも信頼されようと
一生懸命だったのですが、
最近、私が休みの日にも
電話がかかってくるようになって……


はじめは、
必要とされているから応えないと!
と思い、自分の休みでも
患者さんのご家族の電話に出て
相談にも乗っていたのですが、
最近はそれが負担になってきました。

休みの日まで働いている感じで、
せっかくの休みなのに
朝からどっと疲れて
プライベートがありません


でも、
電話をむげにする訳にはいかないし、
結局電話に出てしまいます。

院長に相談しても、
それは君を信用してくれているんだから
良いことではないか?
と言われるだけです。

このまま私は
休みの日も対応しなければ
いけないのでしょうか?

一生懸命働いているからこそ
出てくる悩みではありますが、
休みの日も休めてない状態だと
大変ですよね。

院長も助けてくれずに、
断りづらい状況だと
ストレスになってしまいます。

目次

相手のことをいつも優先しすぎていませんか?

相手のことを常に優先で考え、
休みの日も患者さんのことを思って
電話に出て対応するあなたは
とても心が優しく、
誰かの役に立つことが
自分にとっても大きな使命でもある素敵な人

だと思います。

ですが、その分、
人からのお願いを断りきれなかったり、
嫌な仕事や残業なども嫌だと言えずに
実は不満を抱えていませんか?

一人で背負いきれなくなってしまった不満が
いきなり爆発してしまうことはないでしょうか。

相手のことを優先で考えることは
悪いことではありません。

ですが、
いつも相手のことを優先にして、
自分の意見や行動を押し殺しているのでは
ないでしょうか。

相手ばかり優先して
受け身でいることに慣れてしまうと、
自分で物事を決められなくなってしまいます

思い当たることは
ありませんか?

電話に出てしまうことは、
相手のことを自分よりも考えすぎて
優先してしまうという
共依存の傾向が原因
です。

これは、
歯科衛生士さんなど
援助職の人に多い傾向にあります。

相手を優先しすぎる人は、自分をもっと大切にすること。

自分の休みを削ってまで
相手に尽くすことは
必ずしも良いことではありません。

なぜなら、
自分の負担が大きくなって
疲弊してしまうからです。

自分の機嫌は自分で取ると言いますが、
自分以外に自分を癒すことはできません

相手のことで頭がいっぱいの現状で、
自分のことができなくなっている状態では
あまりにも自分が可哀想すぎますよね。

あなたの権利は主張しても、
怒られませんし、嫌われることはありません。

もっと自分を大切にしてあげましょう

自分のことを主張することは、
怖いことではないんですよ。

そこを経験していくことで
学習していくことも必要です。

休みの日にかかってくる患者さんからの電話を断るための考え方

休みの日まで電話に出てしまうことで、
相手は、
「電話をしても大丈夫なんだ」
と勝手に認識して
それが当たり前になってしまっています。

一番の問題は
自分からNO を言えないことなので、
まずは
相手に事前に休みの日を伝えて
休みの日は電話に出ることができない
と話しておきましょう

休みの日まで仕事をする必要は
本来ないはずです。

もしそれが当たり前で
院長も何も言わず良しとしているのであれば、
それはお金が発生しなければ
おかしくなります。

ですので、
休日は仕事ではないので、
電話をかけていただいても出れませんので
出勤したら折り返します。

と事前に伝えましょう。

これを言うことは悪いことでも、
気まずいことでもありません。

なぜなら、事実なのですから。

相手のことを考えるのなら、
できないものはできないと
ハッキリ伝えることも
相手のことを考えた行動
です。

もし、それでも疲弊して辞めたくなったり、
心が苦しくなってしまった時には
休むことも必要です。

どうしても、
相手のことばかり考えてしまう場合は、
共依存の傾向が強いことを自覚し、
カウンセリングなども検討してみましょう。

休日をのんびり過ごす女性

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