HANOWAレター for DC 2024年4月号(vol.22)

こんにちは、HANOWAの新井です。
3月にご利用頂いた
全国540医院の皆さまありがとうございます!
このお手紙は全国のHANOWAに
ご興味をお持ち頂いた
およそ3,000ほどの医院全てにお送りしています。

かれこれHANOWAがリリースされて
4年と数ヶ月が経ちました。

年内には
単月で1億円の人件費が流通するプラットフォーム
となるのも、秒読みとなってきました。

それこそコロナ禍の頃は
1ヶ月かけても50万円程度の
流通人件費だった時に比べると
隔世の感があります。

毎年3倍以上の成長を4、5年続けてると
経営者として色々ありますね。

人の面でいくと、
2年で9倍、3年で27倍に
サービスの規模が変わると、
その変化に適応した人、
しなかった人で当然入れ替わりが生じます。

回数を重ねるごとに
人の出入りでこちらの感情も
動かなくなっていくし、
過剰な期待も削がれて、
冷静な(時に冷徹な)判断も
できるようになっていくものですね。

こうして私も徐々に人の心を
失っていくのでしょう。

病んではおりません。
ただこの成長速度は
自ら望んで起こしているので、
その結果としての人の出入りも
まだ納得できます。

むしろ歯科医院
(小規模/概ね10名以下/女性スタッフ主体)
経営のように、
経営者が望む望まないに関わらず
一定頻度でライフイベントによって
女性労働者の欠員が出続ける時、
どこに感情の置き場を持てばいいのか、
はたで見てて大変そうだなと思います。

小規模運営さえも院長自身の選択。
というご指摘もあるかも知れませんが…。
急な欠員時は、
100発100中でお力になれるよう
今後も規模拡大して参ります。

【HANOWA breakについて】

2024年1月より
新しくフリーペーパーを発刊しました。
まずは全国4万の医院さまにお配りしています。

こちらの企画は去年の9月頃に
「滅菌消毒/保険算定/労働法の3つに絞って、
歯科医院経営のバラツキを標準化させる
雑誌を作りたい」
と社内で伝えて急ピッチで実現にこぎつけた
プロジェクトでした。

人材屋のHANOWAが、
医院向けに情報発信するにしても、
例えば臨床系コンテンツなら
そういった方面はwhite crossさんなどに
お任せすればいいと思います。

HANOWAの場合、
人材の流動性が高まったことによって、
各地の医院ごとの
ローカルルールに苦しむパートナーの声が
ちょっと無視できなくなってきたのが
2022年頃からありました。

具体的には医院によって
グローブの使い回しや、
滅菌の基準のバラツキ。

保険算定のルールの認識のバラツキ。

タイムカード1分単位のところと
そうじゃないところなどの
労働基準法の認識のバラツキ。

臨床における審査診断の
人ごとのバラツキが確実に標準化される世界は、
AIやロボットの話で、
もう少し先のことになるかも知れません。

ただその周辺の少なくとも上記3つの観点は、
もっと早くになんとかしないとなと
思っていました。

というか、臨床力を上げる為に頑張ることは、
ラーメン屋が美味しいラーメンを作ろうと
努力するのと同じで、
当たり前のことです。

その、もっと根底のところにある、
法治国家日本の土台をなす、
法律が一部守られていないことは
やっぱりよくありません。

当初、人材不足の解消を謳って
HANOWAを始めましたが、
人材が流動すればするほど、
業界に絶望する人が増えかねません。

だからと言って臭いものに蓋をするのも
違います。

結構なコストを費やしていますが、
志を同じくする専門家の力も借りて
発刊にこぎつけました。

たまにTwitterで
「労働基準法なんて守ってたら会社が潰れるよ!」
と叫ぶ経営者がいます。

こういった
アタリマエのことを守れない会社は
そもそも潰れた方がいいです。

毎月HANOWAレターを
ここまで読む熱心(でちょっと風変わり)な先生は
まず大丈夫だと思っていますが、
潰れた方がいい医院には早く潰れて頂いて、
これをご覧の先生の医院に
人材も患者も集めた方がより生産性が高く、
クリーンな業界になるのになとつくづく思います。

異業種の人件費相場もどんどん上がります。
この産業により多くの人材を
定着させる事ができるよう、
共に頑張りましょう。

今月はこんな感じです、
来月もよろしくお願いします。

株式会社HANOWA 代表取締役 新井翔平

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