新人スタッフがすぐに辞める…原因が“お局スタッフ”だったときの対処法

新人スタッフがすぐに辞める…原因が“お局スタッフ”だったときの対処法

スタッフ育成やマネジメントを
課題にしている歯科医院は多いでしょう。

たとえば
新しいスタッフが入っても
すぐに辞めてしまい、
その原因が既存スタッフだった場合
どのように対処すればいいのでしょうか。

先日このようなご相談をいただきました。

せっかく採用しても、
3日〜2週間でやめてしまいます

最近の若者は
こらえ性がないのか?
とも思いましたが、
原因は、
主任スタッフ(歯科衛生士・30歳)
にあったのです。

仕事もでき、よく気がつき
性格もそんなに悪くないんですが、
言い方がきついときがあり、
特に新人には、
早く仕事を覚えてほしい」と、
感情に走るように
見えるときもあります。


スタッフは全員歯科衛生士で、
その子を含めて3名(他24歳・25歳)で、
4人目を雇用しようとしています。

他の2人とは
比較的うまくやっていってるんですが、
その2人が合わせているのかも
しれません。

個人的にその2人に聞いても、
「悪い人ではないんですが」と、
毛嫌いしているふうでもないんです。

新人が短期間に辞めていく状態は
悪い噂が立ちかねないため、
主任スタッフをどのように教育すべきか
悩んでいます。

ヘソを曲げて
辞められても困るので
よい方法はないでしょうか。

女性の職場なので、
男性の院長が言いづらかったり、
注意もしづらかったりして
黙認してしまうというケースも
あるでしょう。

そこで今回は、
職場を牛耳ってしまう
お局スタッフに注意したいとき、
どのように対処すればよいのか

お伝えします。

目次

具体的な退職原因の確認と把握

お局スタッフに問題があり
新人スタッフがすぐに辞めてしまう。

それが事実でも、
原因が具体的にわからないと、
提案や注意も聞く耳を持ってもらえません。

  • 指導が厳しすぎる
  • コミュニケーションがうまくいっていない
  • 不公平な扱いを感じている

など、
問題の本質を特定するのが重要です。

離職者との面談や
退職理由のアンケートを実施し、
現状を把握しましょう。

また、
お局スタッフと直接関わる
他のスタッフにも意見を聞き、
同様の問題が他にもあるかを確認します。

チーム全体に問題が波及していないかを
チェックするのが重要
です。

注意は「指摘」ではなく「質問形」で

経験豊富なスタッフに対して
注意するときは、
どのようにすれば良いのか
迷いますよね。

ストレートに指摘すれば、
ヘソを曲げて場の雰囲気が悪くなったり、
戦力となる経験豊富なスタッフが退職したり、
ということになりかねません。

注意したいときは、
相手の意見を尊重しながら、
話をするのがポイントです

新しいスタッフが入って
指導を任せているが
負担になっていないかな?
最近の若い子は厳しく言ったら
すぐに辞めてしまう子もいるので
大変だと思うけど、
困っていることってあるかな?

といったように、
相手のことを考えたうえで
質問していくとよいでしょう。

相手を変えるのは
簡単なことではありません。

本人に気づいてもらえれば
自分から
態度ややり方を変えてくれるはず
です。

新人スタッフ育成のルールやマニュアルを作る

新人への教育を
既存スタッフに丸投げしてお願いするのではなく、
ある程度のマニュアルやルールを
事前に決めておきましょう

スタッフそれぞれで
仕事観は異なるので、
教え方にも「主観」が入ってしまいます。

そうなると、
あの先輩はこう言ってたのにこの先輩は違う!
と新人スタッフも混乱してしまいます。

  • 覚えるべき仕事
  • 修得までの期間

など、評価基準を
作っておくとよいですね。

スタッフの指導手順を
細かく決めておけば
既存スタッフの指導方法が原因で
新人スタッフが辞めるリスクを減らせます。

新人スタッフがすぐに辞めない職場作りのポイント

  1. 具体的な問題点の把握
  2. 注意は指摘ではなく質問形で
  3. スタッフ育成の
    ルールやマニュアルの作成

忙しい院長にとっては
少し手間が増えると思いますが、
スタッフの定着のために
やってみて損はないと思います。

新人スタッフがすぐに辞める…原因が“お局スタッフ”だったときの対処法

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