歯科衛生士の国家資格を持ちながらも、その約50%以上の人は歯科衛生士として就業していないというデータ(※)があります。
※厚生労働省:「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」参照
離職の理由はもちろん人それぞれですが、多くは 院長・院長夫人・スタッフとの人間関係、雇用条件、ライフステージの変化 などではないでしょうか。
「今の職場、辞めようかな…」
「私、歯科衛生士に向いてないのかも…」
と感じたとき、働き方の選択肢が多いと気持ちが軽くなりますよね。
今回インタビューした まいまいさん は、「正社員としてひとつの歯科医院だけで働いていたときに、もっと自由に働きたいと感じていた」と言います。
今では、ハノワを使って歯科衛生士として複数医院で働きながら、歯科衛生士の専門学校で講師としてもご活躍されていますが、どのような変化があったのでしょうか。
記事の最後には、まいまいさんからのメッセージも載せていますのでお見逃しなく^^
動画も配信しています
ハノワを使い始めたことで「仕事に振り回されている感覚がなくなった」と話してくださった、まいまいさん。いったいなぜでしょう?
動画では、本文で書ききれなかった ハノワを使うことで起きた気持ちの変化 などもご覧いただけます。ぜひご一緒にどうぞ!
歯科衛生士プロフィール
ハノワ NAME:まいまい
愛知県出身。歯科衛生士歴6年目。
「複数の勤務先に務めることが自分に合っている」と感じ、ハノワを活用しながら一般歯科や訪問歯科、企業検診、歯科衛生士専門学校の非常勤講師など、多岐にわたる分野に従事している。
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたときにハノワと出会いました。
ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われたことを覚えています。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
現在の働き方について
まいまいさんの現在の働き方について、教えていただけますか。
2院の一般の歯科医院でパート勤務しておりまして、ハノワで主に勤務している歯科医院は3院です。
あとは週に2日、歯科衛生士の専門学校で非常勤の講師としても勤務しております。
ハノワでの勤務は月に1〜2回のときもあれば、多い月だと5回ぐらい入れています。
ハノワは勤務日数が自由で、自分の時間に合わせて常勤の仕事と併用できるので、本当にありがたく思っております。
個人的に興味のあるご経歴なので、うかがっても良いですか(笑)
新卒で歯科医院に3年間勤めたあと、ワーキングホリデーでニュージーランドに1年間滞在されていますが、現在の働き方に活かされていることなどありますか?
そうですね…、「正当な自己主張」や「交渉力」はニュージーランドでの経験で培われたかもしれません。
たとえば、時給交渉は自分からしっかり言わないと伝わらないです。
日本人は気を読む文化があると思うんですが、海外は忖度もないですし「言ったもん勝ち」という世界。そこで黙っていたら、相手の都合の良いようにされてしまうんです。
なるほど。自己主張が苦手な人が多い日本だと、なおさら活きそうなスキルですね!
ハノワとの出会い
まいまいさんは、物販のセミナーでハノワを知ったそうですね?
そうなんです。
物販のセミナーでたまたまハノワの存在を知って、「こんな働き方があるんだ」と思って。私にはめちゃくちゃ合うんじゃないかと感じました。
物販にはご興味があったんですか?
もともと「物を売る」ということは好きで。
セミナーをきっかけにして、『オーラルセルフケアマイスター(※)』の資格も取ることになりました。
そのおかげで、セルフケア製品についての知識を深めることができました。
※オーラルセルフケアマイスターとは?
ハノワの顧問でもある医療法人社団栄昂会 理事長、中原維浩 先生が作られた認定制度のこと。
『オーラルセルフケアマイスター』の資格を活用したエピソードなどはありますか?
ハノワを知る以前に丸3年勤務していて、今は週1回の勤務をしている歯科医院があるんですが、そこの受付のセルフケア商品がショーケースの中に展示されていたんです。
理想としては、患者さんが手に取れる方がいいと考えて……。
院長先生に「ショーケースを取り壊してください」と提案したら、すぐに工事の方にかけ合ってくださったんです。
ショーケースを取り払ったあとは、商品を飾る棚や、ポップなどもスタッフみんなで作り上げました。
▼Before
▼After
すごい!
その後は患者さんからも反響がありました。
待ち時間でも椅子には座らずに物販を見に来てくださって、「これどうなの?」「これ使ってみようかな」と声をかけてくださることが増えて、とても良かったと思います。
そして、院長先生が物販に関して任せてくれたのはありがたかったです。
ハノワの魅力
まいまいさんが感じられる、ハノワの魅力はどんなところでしょう?
① ライフスタイルに合わせて勤務できる
ハノワの一番の魅力は、働く場所や時間など、自分のライフスタイルに合わせて勤務できるところです。
たとえば、お子さんがいる方で、夏休みは働けないというような場合でも、「この月は働けなくても、翌月は2〜3日でも働いてみようかな?」という風に、ハノワは気軽に挑戦しやすいと思います。
確かに、ハノワなら日程調整が自由にできますね。
② 時給を自分で設定できる
あとは、もちろん時給も自分で設定ができるところですね。
その時給に合わせた働き方をしたいと思えるので、自分のさらなるレベルアップにも繋がるかなと思います。
ちなみに、まいまいさんはどのようにレベルアップされていますか?
「時給は上げたいけど、自分のスキルに見合うかわからない」と悩まれる方も多いと思うんですよね。
私の場合は、『オーラルセルフケアマイスター』を取得した影響は大きいですね。
自分に強みが一つでもあるとお給料にも反映しやすいので、時給を上げるタイミングにもなりました。
ハノワでは時給1,800円から始めて、今では時給2,500円まで上げさせていただいているんですけど、ハノワ以外の歯科医院で働くときはハノワでの時給をお伝えしています。
そうすると、ハノワ以外の歯科医院での時給も上がりましたね。
見習いたい手法ですね!
まいまいさんの今までのご経験や日々のスキルアップなどがあってこそだとは思いますが、ハノワでの実績を活用していただけるのは嬉しいです。
③ 長期の休みを取ることができる
正社員で勤務していると、有給を自由に取るのがどうしても難しいですよね。
先生の顔色を見ながらじゃないと取れない…というようなことがあると思うんです。冠婚葬祭だったらいいよね、とか。
ハノワでは、夏休み・冬休みという感じで、一週間や二週間の休みのために前もって勤務を調整することが可能なので、長期旅行を楽しんだりしています。
仕事とプライベートをうまく両立されている様子がうかがえます。
一般の歯科医院では二週間とか絶対に休めないと思うので、そういう点でもハノワはありがたいです。
自由に休みが取れることが、仕事のモチベーションにも繋がっていると思いますね。
ハノワを使って変わったこと
ハノワで勤務するようになってから、スキルが上がったと感じられているとか?
そうですね。いろんな歯科医院で勤務すると新しい知識が増えるので、スキルが上がったと感じます。
正社員の頃は「勤務している歯科医院がすべて」みたいな感じだったんですけど、院長先生の治療方針をはじめ、歯科衛生士のメインテナンスの方法や機材、患者さんの年齢層なども全く違うとわかってくるんです。
たとえば、滅菌や消毒といった細かいところも、「良いな」と感じたものは吸収する。
それが時短につながれば、歯科衛生士業務の充実度や患者さんへのパフォーマンスの向上になったりすると思うんですね。
それぞれの歯科医院さんの良いところを吸収しようとされている姿勢が素晴らしいです!
私がいろんな歯科医院で勤務していることをご存知なので、院長先生から「他の医院ではどうしてるの?」っていう質問がすごく増えました。
そういうところで情報交換をしながら、自分の中でさらにスキルアップができることはすごく嬉しく思います。
これからハノワを使う歯科衛生士さんへ
まいまいさんの時給交渉や業務の改善提案などは、これからハノワを使う歯科衛生士さんにも勉強になることが多いと思います。
あらためて、メッセージやアドバイスをいただけますか。
「自分にあまり自信を持てない」っていう方も多いと思うんですけど、歯科衛生士の点数や、保険で自分がどれだけ点数を稼いでいるか?という部分を考えたら、時給が低いケースもあると思うんです。
なので、私は時給に見合っていると思って勤務していますし、そのぶん歯科医院に貢献したいという気持ちがあります。
私の場合、毎月のお給料は正社員で働いていたときよりプラス10万円くらいになりました。
まいまいさんの働き方はもちろん、正社員よりプラス10万円というのは、憧れる方はいっぱいいると思います!
ハノワで自分で時給をつけるとき、最初はプレッシャーを感じました。でも、ハノワには『アリガトウ』のシステム(※)があるじゃないですか。
勤務した歯科医院さんからすごく嬉しいお言葉をいただくと、泣きそうになるときもあります(笑)。「よかった~」と思いますね。
たしかに!
私も『アリガトウ』のコメントに救われることがありました。
こういう話をすると、私がすごく難しいことをやっているように感じる方もいらっしゃるんですが、みんなそれぞれに自分の魅力やできることがあると思うので、そこをいかに活かしながら勤務できるかなのかなと思います。
そのためにも、ハノワのプロフィールには、経歴や自分ができること・できないことを細かく書くと良いですよね。
クリーニングの方法もそうですし、歯周病の検査でも「こういう検査ができます」とか。
プロフィールは大事ですよね。
具体的なアドバイスまでありがとうございます!
今後のビジョンについて
では最後に、今後の働き方についてお伺いできますか?
今のような勤務形態を続けられたら一番いいなと思います。
いろんな臨床経験も、もちろん続けていきたいですし、教育の現場にも携わっていきたいなという気持ちがありますので、このまま自分なりの自由な働き方をしていけたらと思います。
あとは、歯科衛生士資格があるのに仕事をしていない方のサポートをさせていただきたいという気持ちがあります。
現在は、約28万人が歯科衛生士の資格を持っているらしいのですが、2019年の厚生省のデータでは実際に働いているのは約13万人だけなので——。
そういう方にこそハノワを身近に使っていただけたら、歯科衛生士の職から離れずに、結婚や出産で生活が変わっても仕事を続けられると思うんです。
本当にそうですね。
昔の働き方は「正社員で長く勤める」というのがベースだったのかもしれないですけど、もうそんな時代でもないですし。
私がこういう風に、自由に好きな働き方をして、「いろんなところで勤務できるんだよ」という姿を見せていれば、同じような働き方をする歯科衛生士さんが増えるんじゃないかなっていうのは感じています。
あと、最近は、同じ歯科衛生士の友人や一緒に働いているスタッフの方、歯科衛生士学校にいる学生さんたちから、「どんな働き方してるんですか?」って尋ねられる機会が増えたんです。
そういうときに、ハノワのお話も積極的にさせていただいています。
学生さんたちもハノワに興味があるんですね!
選択肢が広がるのは素敵なことですよね。とても嬉しいお話です。
▼まいまいさんの母校でハノワの動画がシェアされたときの様子
編集後記
まいまいさんは、今では毎日違う職場、毎日違う患者さんやスタッフのメンバーという、一見すると目まぐるしさすら感じそうな環境で働かれていますが、正社員のときに比べると自由度が増して「気持ちの面で余裕ができた」と話してくださいました。
その結果として、仕事に振り回されている感覚で働いていた過去とは違い、「自分の生活のなかに歯科衛生士がある」と感じられるほど自然体で仕事に携わられているそうです。
人によっては、まいまいさんのように「複数の職場で働く」ことが、逆にしんどく感じる場合もあるでしょう。
どちらにしても、その経験をしてみて初めて実感できることなのかも知れません。
だからこそ、ハノワを使って『自分の理想的な働き方』を探してみませんか?
インタビューの最後に、ハノワを使おうか迷っている方の背中を押してくれるようなメッセージを伝えてくださいましたので、まいまいさんのお言葉を結びとさせていただきます。
ハノワを始めたとき、公式LINEですぐにサポートをしてくださったり、相談に乗ってもらえたりしたので、すごく心強かったことを覚えています。
そういう面でも安心だと思いますので、「自分の働き方にちょっと変化が欲しい」とか、「今とは違う働き方をしてみたいな」という方は、ハノワを一つの選択肢に加えてみられてもいいかなと思います。
このインタビューを見てハノワに興味を持って、「私も始めてみようかな」と思ってくださる方が増えたらとても嬉しいです。