「歯科衛生士がハノワを使う上で、デメリットはひとつもないです!」と強く語ってくださったのは、今回お話をうかがったパートナー歯科衛生士のYUKAさん。
さらには、(いま勤めている歯科医院を辞めたいけれど、新しい医院が自分に合うかもわからないしな。)と不安を感じて一歩を踏み出せずにいるすべての歯科衛生士さんにハノワを使ってほしい、とまで伝えてくださいました。
臨床が大好きで12年以上も歯科衛生士を続けてきたYUKAさんですが、院内での人間関係や雇用条件に悩み、ハノワを使う前までは「歯科衛生士を辞めて歯科業界から離れよう」とまで考えていたそうです。
そんななか、(他業種で就職が決まるまでの間だけ……)と軽い気持ちで使い始めたハノワを通して納得して働ける環境と出会い、「複数の歯科医院で働きたい」というビジョンまで生まれたと言います。
YUKAさんはハノワのどこに魅力を感じ、どのように変化したのでしょうか。
動画も配信しています
歯科衛生士を一度は辞めようと思ったYUKAさん。当時の辛い体験などもリアルに語ってくださいました。
また動画の最後には、今まさに「しんどいな……」と感じている歯科衛生士さんへのメッセージも収録しています。
テキストでは伝わらないYUKAさんの熱い想いとエールを感じてみてください!
歯科衛生士プロフィール
ハノワ NAME:YUKA
大阪府在住。
歯科衛生士歴13年目。
顎咬合学会の認定歯科衛生士資格やデンタルエステティシャンなど多様な資格を取得。
歯科コンサルタントとしての実績もあり、業務範囲は多岐にわたっている。
歯科業界を離れようと考えていたときにハノワに出会い、現在は複数の医院で活躍中。
歯科衛生士&動画編集者のわだやんです!
『常勤の歯科衛生士』という働き方に息苦しさを感じていたときにハノワと出会いました。
ハノワでの勤務を通して、「こんな働き方もあっていいんだ!」「様々な働き方の選択肢があるんだ!」と心が救われたことを覚えています。
- 「歯科衛生士だから、ひとつの医院で長く働かなければいけない」と自分を縛らずに、もっと“自分らしい人生”を叶える人を増やしたい。
- ハノワを通して自己実現に近づく歯科医療従事者のリアルな声を、1人でも多くの人に届けたい。
そんな想いでインタビュー&動画制作に取り組んでいます!
現在の働き方について
YUKAさんの現在の働き方について、教えていただけますか。
2021年の4月から歯科衛生士歴は13年目に入っていて、臨床は一度も切れたことがないです。
あとは月に2日間だけ定期的に歯科医院さんへ訪問して、指導をさせていただいています。
指導というのは、歯科衛生士さんへの指導ですか?
主に歯科衛生士さんへ向けての指導なんですけれども、歯科医院の全体的な改善という感じです。
患者さんとの関わり方なども含めて、歯科医院の全体を見渡して気づいたことをお伝えしています。
歯科衛生士さんへの指導を始めるきっかけがあったのですか?
最初はお手伝いで入らせてもらった医院の院長先生に、「定期的に来てくれないか」とお声掛けいただいて。
それで継続して伺っているっていう感じですね。
YUKAさんは様々な資格を取られている印象がありますが、どういう経緯で幅を広げられたのでしょう。
顎咬合学会の認定歯科衛生士資格は、2軒目に勤めたところの先生が顎関節症や顎に関することを中心に診療されている方で、その治療方針に沿った歯科衛生士になりたいなと思って取得しました。
デンタルエステはもともと興味があったので、取りに行かせてもらいました。
今すごく活かせているな、と思う資格はありますか?
資格とはちょっと違うんですけど、今はコーチングの勉強をしているんです。
自分自身にはもちろんのこと、関わった医院のスタッフさんや患者さんに対しても活かせているかなと思っています。
ハノワとの出会い
ハノワを利用される前は、どのような働き方をされていたのですか?
新卒で就職したのは興味のあった矯正歯科で、1年間勉強させてもらいました。
でも矯正歯科だけっていう枠は少ないので、一般歯科もやった方がいいかなと思って、2年目からは一般歯科と矯正もメインにしている医院さんに勤めました。
また、臨床もやりながら歯科コンサルタントの助手的なポジションで1年間ほど仕事させてもらって、その後は臨床のみに戻り、予防中心の歯科医院で何軒か勤めました。
13年間の勤務の中でいろいろあったと思うのですが、挫折した経験はありますか?
挫折した経験といえば、ハノワを利用する前に勤めていた医院で……。
結構大変なところで働いていて、もう完全にメンタルをやられてしまいましたね。
詳しくうかがえますか?
まず、院内の空気感や人間関係の複雑な医院でいろいろと大変で……。
2〜3週間目ぐらいからは私の耳が聞こえなくなったりとかして。
もうちょっと頑張ろうかなと思ったんですけど、体調面が不安定になりすぎて、退職させてもらう感じになっちゃいました。
それはしんどいですね……。
そんなこともあって、じつはハノワを使わせてもらう前は、本気で歯科業界から消え去ろうと思っていたんです。
そこが大きな挫折といえば挫折ですね。
本気で歯科業界から消え去ろうと思っていたなか、ハノワを使おうと思われた理由はどういったものだったのですか。
他業種で就職活動をしながらハノワでちょこちょこっと働かせてもらおうかなっていう、わりと軽い気持ちでした。
歯科業界を辞めようと思っていたくらいなので、そんなにポジティブな感じでハノワを使い始めたわけではないんですけど、とりあえず仕事しないと収入面も厳しかったので……。
今の歯科医院を辞めたくても、様々な不安があるために行動に移せない歯科衛生士さんっていそうですね。
結構いると思います。
これまでの経歴上、複数の医院でいろんな方から話を聞いてきましたが、ほとんどが人間関係の悩みで、皆さん何かしらの思いを抱えながらお仕事されているんですよね。
SNSとか見ていても悩んでる人がたくさんいるし。
ハノワの魅力
ハノワを使ってみて変化はありましたか。
精神的に楽に仕事ができたっていうのが一番ですね。
週5日で社員としてがっつり勤務しないスタイルが、私には合っているかなって。
いろんな医院さんと関わらせてもらって、私に良いところがあれば医院さん側から次のオファーが来ますし、私から「この日どうですか?」と言うこともできるので、気分がすごく楽になったのは覚えています。
では、ハノワの魅力はどんなところだと思いますか?
① 勤務時間も時給も自分で設定できる
とにかく「自由」なところですね。
自分でカレンダーに入りたい日時を入力して、「これくらいいただきたい」っていう時給も自分で設定できるので。
さらに、医院さんに「この時間、時給で大丈夫です」って了承いただいたうえで勤務できるのは、すごく魅力的ですよね。
② 納得のいく就職活動ができる
何回も何回も何回も勤務して自分で納得をして、院長先生にも来て欲しいと思ってもらったうえで就職できる(※)ので、それって多分めちゃめちゃ画期的だと思うんですよ。
※ハノワには、ハノワを通じて出会った歯科医院で常勤やパート勤務として就職する『オメデトウ制度』というシステムがあります。
就職した直後に「ミスったー!」って感じる場合もあるじゃないですか。入社1日目で「あー、あかん」みたいな(笑)
ハノワを使うとそうなる可能性が圧倒的に低いので。
ハノワならではの就職方法ですよね。
勤務しながら就職活動ができるっていうのは、絶対的にほかの求人サービスとは違うところですね。
一般的な就職活動って、見学1回と面接1回くらい、多くても3回程度しか医院さんへ行かないと思うんですけど、会う回数が少ないとこちらも”良く見られたい自分”を作って行けちゃいますよね。医院さん側も言いたくないことは言わないですし、悪いところと言ったらあれですけど隠せちゃうんですよね。
そんな状況で面接をクリアできても、就職したらお互いに「なんか違うな」と感じてミスマッチが絶対に起こってきます。
ハノワを利用すると、働きながら面接も見学も何回もできるので、そこは絶対に一般的な就職のプロセスとしては違いますよね。
ハノワで勤務するときに気をつけていること
ハノワで勤務するときに気をつけていることを教えていただけますか。
まず、雇っていただいた先生やスタッフさんに「ありがとう」の気持ちを必ず言葉で伝えるようにしています。
あともう1つは、「余計なことを言わない」っていうところに私は注力しています。
ぜひともその理由も伺いたいです。
理由はいくつかあるんですけど——。
たとえば、もしかしたらスポットで1回だけの勤務かもしれない医院さんで、自分が今まで勤めていた医院だけの知識を患者さんへお話してしまうと、それだけで医院さんにとってトラブルになる可能性もあるからです。
それぞれの先生に治療方針があったり、経営の方針が違うので。
そういうこともあって、あえて必要以上なことは言わないように注力しています。
すごく大切なことですね。
これは本当に大切だと思います。
スポット勤務って、もしかしたら本当に1回だけのご縁かもしれないので、自分のひと言で患者さんが「こないだの歯科衛生士さんがこう言ってて……」となった場合、その時にはもう自分がいないのですごく迷惑がかかってしまうと思うんですよね。
それを考えると、でしゃばらないというか”自分色”を出さない。
何回か勤務して先生の方針とかも理解して、患者さんとお話しできるようになったらある程度は良いんですけど、1回目とか2回目とか、まだ方針もわからないところで自分色を出してしまうのは、ちょっと危険かなって思いますね。
ハノワのおすすめポイント
歯科衛生士さんにハノワをおすすめするポイントはありますか?
働きながら歯科医院さんを知れるのが絶対的な魅力なので、そういうところは推すと思いますね。
軽い気持ちで、って言ったら語弊があるんですけど、社員でもない「間」のようなポジションでいろんな医院さんを見られる点が、絶対良いと思います。
そうですよね。1回スポットで勤務してみて「ちょっと無理だな」って思ったら、もう行かない選択もできるし。
そうなんです。
これは先生側もそうだと思うんですけど、就職してすぐに自分には合わないと気づいても、就職してしまってからでは「何か月はいないと……」とか考えて、辞めにくかったりするじゃないですか。
でもハノワはそういう縛りがないので、万が一合わなければお断りすることもできます。
院長先生も「この歯科衛生士は合わないな」と思ったら次は頼まなければいいだけなので、お互いにメリットはすごく大きいと思います。
本当にそう思います。
多分、いま相当しんどいなって思われている方でも、歯科医院を何軒かまわって何度も体験させてもらって、院長先生の性格とかも知って周りの環境に慣れた状態で入職できるっていうのは、すごくメリットだと感じます。
ハノワはいろんな歯科医院を「体験する」という目的でも使えるので、身構えなくてもいいのかなって。
フリーランスの歯科衛生士じゃないと使えないのかなとか、すごい歯科衛生士じゃないと無理なのかなっていう声も聞くんですけど、全然そんなことないよって感じですよね。
全然そんなことないです。
カジュアルな感じで使ってもらっていいと思います。
今後のビジョンについて
今後の働き方やビジョンを教えてください。
今、臨床は楽しくさせてもらってるので、できる限りは続けていきたいなと思っています。
勤務先を1軒だけにとどめると自分の考え方も狭くなってしまう気がするのと、いろんな先生方の治療方針・治療方法に対応するという意味でも、複数の歯科医院で働きたいです。
あとは月に1回呼んでいただいている、歯科コンサルタント業ですね。
先生とスタッフさんを繋いだり、“繋ぐ”っていうお仕事が私は好きなので、これからはそういった仕事も増やしていきたいなとは思っています。
そういえば、勉強会なども開催されているんですよね?
はい、今はInstagram経由でつながった方たちと、PowerPointやKeynoteを使って資料をつくり、プレゼンテーションしていくっていう勉強会をしています。
かっこいい。。
私、Keynoteはあまり使えないんですよね。
私もぜんぜん使えなくて……。
でも、歯科医院さんによっては院内で発表とかあるじゃないですか。
これからやっていきたいことのためには、そういう発表の場でも使える資料を作れたら良いなって。
Keynoteは使いだしたら楽しいですよ。
楽しんでいらっしゃるのが伝わってきます。
最後にとっても前向きなお話もうかがえて嬉しいです。YUKAさん、ありがとうございました!
編集後記
今でこそ「フリーランス」や「働き方革命」といった言葉の認知が広がり、多様な働き方を選択できる時代の流れができつつありますが、それでもなお「今の歯科医院でがんばらなきゃ!」「歯科衛生士の仕事は好きだし……」と歯を食いしばりながら耐えている歯科衛生士さんは多いようです。
理不尽な扱いを受け続けるとどんどん自分に自信が持てなくなり、何をするにも萎縮してしまいます。
楽しかったはずの患者さんとのやり取りも、誰かの目を気にして怯えながら接する時間が増えているかも知れません。
人によってはそんな自分を責めたり、歯科衛生士に向いていないのかも……と辞める道が頭をよぎるでしょう。
今のあなたはどんな状況ですか?
もし「歯科衛生士の仕事は好きだから続けたいけど、今の職場はツラい」のであれば、YUKAさんのようにカジュアルな気持ちでハノワを使って“お試し勤務”してみてはいかがでしょうか。
いろんな歯科医院を知ると視野が広がるので、今の職場に活かせるかもしれません。もしくはYUKAさんのように、自分を必要とする新しい職場に出会える可能性もあります。
YUKAさんの言葉をお借りすると、「ハノワを使う上でデメリットはない」のです。
新しい働き方の選択肢として活用いただき、自分らしく働ける歯科衛生士さんが増えることを願っています。