歯科医院の中には、
少ないスタッフで複数の業務をこなしている
歯科衛生士さんや助手の方は非常に多いです。
スタッフが少ない場合は、
本業以外に雑務もこなさないといけません。
なかには、歯科助手さんで
印象、テック、矯正のゴムつけ、
カウンセリング、清掃、受付、アシスト等の
診療全般を行いつつ、
求人サイトとのやりとり、面接、
労働時間(給与)計算、
その他諸々の事務作業を一人でこなす
という方もいるようです。
毎日ヘトヘトになりながら
どこで事務作業をすればいいのか?
と毎日夜遅くまでの業務。
常に時間に迫られている気がして
今後も続けていけるのか不安になります。
転職を考えているけど、
スタッフがいないので私が辞めたら
先生にも残されたスタッフにも
迷惑をかけてしまうので辞めにくいし、
何より患者さんにも
迷惑をかけてしまうのではないか?
と思いなかなかやめられずにいます。
転職したいけどできない。
そんな時はどうしたらいいのかわからない。
そう考えている方に、
今日の記事は背中を押すというか
少しお役に立てるのではないかと思います。
それぞれの仕事内容を客観的に見直してみましょう。
本業以外の仕事に毎日忙殺されている方は
十分知っていると思いますが、今一度
自分の業務を客観的に見直してみましょう。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士の仕事内容は、
「歯科予防処置」
「歯科保健指導」
「歯科診療補助」
の3つの役割が代表的な業務となります。
主な内容は、
歯・口腔の疾患を予防する処置として
「フッ化物塗布」等の薬物塗布、
歯垢(プラーク)や歯石など
口腔内の汚れを専門的に除去する
「機械的歯面清掃」など、
予防的な医療技術の提供です。
歯科助手の仕事内容
歯科助手の仕事内容は、
「受付」「アシスタント」「レセプト」
の3つの役割が代表的な仕事です。
主な内容は、
診察に来た患者さんの受付対応を行います。
保険証や診察券の確認、
問診票の記入の依頼、
診察後の会計などさまざまな業務。
治療に必要な器具の準備や
治療で使用した器具の洗浄・滅菌のほか、
歯科医師や歯科衛生士に
器具をタイミング良く手渡しするなど、
治療がスムーズに進むようにサポートします。
そして「レセプト(診療報酬明細書)」とは、
患者負担分以外の医療費を保険者
(市町村や健康保険組合など)に
請求するために提出する明細書です。
勤務する歯科医院によっては、
その明細書の作成も業務のひとつとなります。
自分がやるべき仕事以上の責任を負っていないかを確認すること
このように
それぞれ専門的な業務があるので、
他の業務も行うとかなり大変です。
歯科医院によっては、
「歯科衛生士が受付までするのが当たり前!」
となっている場合もありますし、
歯科助手に助手以上の業務を要求される
場合もあります。
その際に考えて欲しいことは、
本来やるべき以上の仕事を
通常の対価のまま行っていないか?
という点です。
本来、自分の業務があり
その対価としてのお給料をもらっているはずです。
ただでさえその業務でだけでも大変なのに、
それ以上の業務も医院の慣習的に要求されている
ケースが多いです。
「前からいるスタッフも
そうやってこなしていたから、
あなたにもできるでしょ?」
というニュアンスで
仕事の要求がある場合があると思います。
キャパシティを超えていたら
「できないものはできない」と伝えることも
一つの手段です。
転職すべきか迷っている人へ
私が辞めたら迷惑がかかるかもしれない。。。
そう思って辞められないあなたは
とても優しく、責任感の強い人だと思います。
ですが、本来そこまで
あなたが背負う必要はありません。
背負いすぎてもう
苦しくなっているのですよね。
あなたは十分頑張ってきました。
やめるから迷惑をかけるのではなく、
そのようなオペレーションになっている
院長のマネジメントに問題があるのです。
それをあなたが背負う必要って
ないのではないでしょうか?
もっと適材適所で
分業の仕組みをとっている歯科医院も
たくさんあります。
本来できる業務以外をやっていたら
あなたが持っている才能も活かしきれません。
自分の本業に集中できて、
楽しく、やりがいを持って働ける環境
に変えてみませんか?
今の環境から抜け出すためには、
まずは、あなたの一歩からです。
ハノワは、
歯科に関わるみなさんが
気持ちよく働ける環境を作っていきたい!
と思っています。
もし、あなたも
自分にあった歯科医院をお探しでしたら
ぜひ一度ご相談ください。