学校を卒業して
4月から働き始めた歯科衛生士さんたちは、
覚えることも多く
忙しい毎日を必死に頑張っていると思います。
先輩方に認めてもらい
早く一人前になりたい!
と思っている方も多いでしょう。
先日、
新卒歯科衛生士さんから
こんな話を聞きました。
未熟な私のことを応援してくれる
同年代の歯科衛生士や先輩も多くて
「何かあったら聞いてね」
「気づいたら早めに教えるね」
と言ってくれたり
私のミスを
フォローしてくれたりするので、
とても助かっています。しかし、中には
気難しいベテラン歯科衛生士もいて。理解不足や
一度で覚えられないことがあるなど
私にも落ち度はあるんですけど…。
自分なりに努力はしていて
不安なときは指摘される前に
質問しているのですが、
ベテラン歯科衛生士には
なかなか認めてもらえないんです。特に主任歯科衛生士は
休憩時間になると
ベテラン歯科衛生士や歯科助手に
「アイツ〇〇しやがって、何様なの?」
「ざけんじゃねーよ」
「同じこと聞くんじゃねーよ」
などと
私の悪口を言っています。
しかも
自分で指導するのではなく
歯科助手や若手歯科衛生士に
「新人ができてない感じだから
教えてやって」
「もっと早く作業やれって
言っといて」
と間接的に言ってくるのが
とても辛いです。
早く全員に認めてもらえるように
頑張らないと…と思いながら
毎日仕事しています。
新人歯科衛生士さんは、
働き出して2、3か月すると
学校と現場の違いを実感し始めます。
少しでも早く
仕事ができるようにならないと!
と感じている時期でもあるでしょう。
そんな背景から
この時期に離職してしまう人や、
もう辞めたい!
と考え始めている人が多いのです。
もし、新人のあなたが、
早く先輩たちに認められたい!
と辛い思いをしながらも
毎日頑張っている状況でしたら
一度この記事を読んでみてください。
頑張って成長しても、理不尽な先輩があなたを責めるのは変わらない
先輩から色々言われることに
悔しさや悲しさもあるでしょう。
でも
自分はまだ出来ないし、
ミスも多いからしょうがない、
早く認められるために頑張らないと!
と思っていませんか?
しかし、実際は
理不尽に文句を言ってくるような先輩は、
あなたがどんなに成長して仕事を覚えても、
いつまでも文句を言ってきます。
たとえば、
体調が悪くて休んだのを、
仮病で休んだと言いふらされたり、
嫌味を言われたり…。
先輩に認められたいあなたは、
それを聞くと、
どんなに体調が悪かったとしても
認められるために頑張って働くでしょう。
その結果どうなるでしょうか?
体も心も疲弊してしまいます。
理不尽な先輩に認められる必要ってありますか?
少し厳しいことを
言わせていただきますが、
そもそもあなたは
何のために歯科衛生士をやっていますか?
「先輩に認められるため」
ではないですよね。
なぜ、あなたが成長しても
先輩からの小言がなくならないかというと、
あなた自身の目的が、
「先輩に認められること」
になっているからです。
「認められたい」と言いつつ
その先輩の顔色を
うかがっていませんか?
その先輩に認められたいということは、
先輩の価値観以上の成長は見込めません。
つまり先輩を超えることはできないのです。
親の価値観に縛られて
親を超えられないのと一緒です。
先輩の顔色をうかがいながら頑張り続けるのは
苦しさしかありません。
自分の「本当の目的」のために頑張りましょう!
あなたが
歯科衛生士になった本当の目的って
何でしょうか?
- 歯科衛生士の仕事が好きだから?
- 患者さんを笑顔にしたいから?
- 人の役に立ちたいから?
いずれにしても、
本当の目的に必要なのは
あなたの成長ではないでしょうか。
あなたは十分頑張っていますよね。
最初からできる人っていません。
成長速度は人それぞれで違います。
最初は出来ないで当たり前です。
まずは、
頑張っている自分を認めて、
自分を褒めてあげましょう。
そして、
自分の本当の目的は何かを
もう一度考えてみてください。
あなたが変われば、
きっと理不尽な先輩も
何も言わなくなっていきます。
先輩に認められるというのは、
あなたの目的を達成していくための
あくまで手段の一つなのですから。
だからまずは、
自分で自分を認められるように
なっていきましょうね!