歯科医院での離職の原因は
圧倒的に人間関係なのですが、
院長が原因よりも厄介なのが、
院長夫人が原因の場合です。
院長は自分の奥さんなので
強く言えなかったり、
容認してしまったりするのですよね。
なかには、
裏で院長夫人に
操られているのでいるのではないか?
と言えるくらい
完全に尻に轢かれている院長もいるため、
院長夫人が権力者となり
絶大な力を持ってしまっていることもあります。
そして、この
院長夫人が原因で退職する
というケースは非常に多いのです。
よくあるのが、
院長夫人のパワハラです。
以前、こんなケースの
ご相談を受けたことがあります。
意見が毎回コロコロと変わり、前日指示された事をやっていても、「なんで勝手にやっているの?」と言われて、「昨日、院長夫人が指示されたのですが」というと、私は言っていない!私のせいにするな!馬鹿にしてるのか!とヒステリックにキレだします。
何を言っても「え?それって私が悪いってこと?」などと言われるので、マトモなコミュニケーションもできずに困っています。
何を言ってもヒステリックに返されると
近づきたくなくなってしまいますよね。
自分は絶対に間違ってないのに、
それを伝えても認められることがなければ
働いていてもストレスが増すばかりです。
このような状況が続けば
辞めたくなりますよね…。
働く環境は、できるだけ
ストレスを感じずに過ごしたいものです。
そこでこの記事では、
「意見がコロコロ変わってヒステリックな
院長夫人とのストレスを溜めない関わり方」
をお伝えしたいと思います。
ヒステリックな人に正論で正そうとするのは逆効果です。
正論では人は動きません。
言うことがコロコロと
変わってしまう院長夫人に対して、
働く側は
「自分は正しい事を言っていて間違ってないのに!」
と何度も思うことでしょう。
何度も「私は間違ってない!」と訴えても
火に油を注ぐ結果になってしまいます。
特にヒステリックな人であれば、
正論を言われた時に、
恥ずかしさや自分が責められるという恐怖から
防衛本能が働き、逆ギレするパターンが多い
です。
怒りの感情は恐怖から起こるので、
正論で正そうとすると、
防衛のため攻撃体制に入ってきます。
院長に言ってもらってなんとかしよう
と思っても逆効果になってしまう理由は、
正論で「説得」しようとするからです。
なので、
正論をぶつけたい気持ちを
グッと抑えましょう。
話がコロコロ変わる院長夫人への対処法
正論はNGとお伝えしましたが、
ストレスを溜めないように関わっていくためには、
院長夫人が言った事を全て書面に残して
事実として伝えることです。
ここで感情的になってはいけません。
真実は人の数だけあるのですが、
事実は起こったこと(話したこと)の
一つだけです。
ですので、何か指示を出された時には、
書面に残して
「この指示で良いですか?」と確認をとり、
なんならサインまでいただきましょう。
その際にヒステリーになられても困るので、
「私は忘れっぽくて、いつも
院長夫人の言ったことを覚えてないので、
紙に残して確認することにします。」
と言ってやりましょう。
そうすることで、
院長夫人は言い逃れができなくなります。
院長夫人がヒステリックになった時の関わり方
ヒステリーになりやすい
院長夫人とのコミュニケーションは、
結構大変だと思います。
こちらが言っていない事を
勝手に「悪口」と変換して、
「私が悪いってこと?」
「私をバカにしているの?」
と喚き散らすことがあると思います。
その時の対処は、
「そんなこと言ってません!」ではなく、
あなたが言った言葉をもう一度伝えて、
「私はこう言っただけです。」
と事実をただ伝えることです。
そして、
院長夫人が勝手に変換した言葉は
言ってないという事実を伝えましょう。
ここで間違ってしまいがちなことは、
「悪いとは思ってない」
「そんなことはありません」
と言ってしまうことです。
相手は「自分は悪くない」
と認めさせたいだけなので、
「私はこう言っている」
という事実を伝えるだけでいいです。
相手が怒るのは相手の問題なので、
そこに乗らないようにしましょう。
それでも耐えらない環境でしたら、
頑張ってそこにとどまることを
考えるのではなく、
転職も考えましょう。
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