

From:代表のあらい
前回、下記のコラムで
あまり筋が良くないな〜
と思う話をさせて頂きました。


ある程度ザックリでもいいので
計算してみて欲しいのですが、
テレビとかに出て業界を賑わせた、
年商数億とかって言ってる
サロン経営している方いますよね?
あれ、本当に
ホワイトニングやデンタルエステ、
それだけ行ってると思います?
まだまだ研修事業の方が
大きいと思うんですよね。
引き続き、今日も
歯科衛生士の独立開業について。
成果報酬から入ってみる
絶対オススメなのが、
- 独立したい
- フリーランスになってみたい
と思うのであれば、
転職の際や
今の院長先生に対して、
私の固定給はゼロでいいです。
その代わり、稼いだ売上の25%にしてくれませんか?
と打診してみることです。
細かな仕組みとして、
・毎月にするのか
・半期で概算するのか
などはあるでしょうが、
この成果報酬がいいのは、
・数字感覚
・時間単価
この2つの概念が、
固定で雇われるよりも断然身につきます。
女性こそ、滑らかな働き方にこそ、成果報酬がいい。
「数字感覚」って、
仮に売上の25%の成果報酬にするなら、
30万円/月欲しいとすると
毎月120万円売上げることになります。
ざっくり
メンテナンス1回1万円と考えれば、
20診療日で平均6名/日です。
リコールが3ヶ月サイクルなら、
あなたに紐づく患者さんが
年間360名いれば、
理論上は
毎月30万円を維持し続けることが出来ます。
年間の売上規模で
1,440万円を稼ぐ水準です。
.
.
.
↑これ、
ついて来れますか?
もしついて来れないなら、
絶対まだ商売は始めない方がいいです。
折しもですが、
サンプルであげた
上記の年商1,440万円で
月収30万円。
おそらく、院長に
チェアや設備や備品や内装、
Webサイトの制作や維持、
新規患者の提供やそのほか
水道光熱費や通信費 etc…
まるっと世話を見てもらえながら
1人で1,440万円すら稼げないなら、
独立できる水準とは言えないでしょうね。
安定と不自由はトレード関係にある。
成果報酬にすると、
もう一つの「時間単価」という概念も
意識し始めることになります。
上記のように
月収30万円を最低ラインとして、
20診療日の1日ノルマが6名なら、
6時間で終わらせると時給1万円、
3時間で終わらせると時給2万円と
みることが出来るようになります。
まぁ単なる数字遊びですが、
成果報酬25%でうまくやるなら、
1日3時間・月20診療日で
30万円も実現できなくはないわけです。
私だけ3時間で帰ってもいいのかな…
みんな洗い物してるのに…
いいんです。
だって売上の75%は
医院に上納金を納めてますので。
あなたはショバ代を払ってます。
その75%で
どんな労務環境を作るのかを考えるのは、
経営者の仕事です。
少なくとも僕だったら、
1日3時間だけで6人見てくれて
毎月120万円稼いでくれて、
30万円だけで
ボーナスも考えなくていい人材なら、
経営者として願ったり叶ったりです。
月に300万円稼いでくれたら、
75万円でも喜んでお支払いします。
3時間だけ働くなら、
残りの21時間は自分の好きなことが出来ます。
でもそれって安定しないしな…
ほな、独立すんのも辞めなはれ…。
安定は欲しい。
でも自由も欲しい。
なんてのは
そもそも無理な相談です。。。
子どもじゃないんだから。。。
実際に
この成果報酬の25%というのは、
私のよく知る院長先生も
導入しておられます。
シビアな仕組みかも知れませんが、
自分で開業するよりかは優しい
温室環境です。
でもなんででしょうね笑
成果報酬の方が
サバイバルな感じがして、
独立開業の方が
キラキラワクワクするのは、
人生の大いなる勘違いの一つ
かも知れませんね。
では
あらい