医療のヒエラルキーと労働契約は別。

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From:代表のあらい

僕ほど、今の日本で
「歯科衛生士不足問題」について
考えてる人はいないことは
間違いない事実です。

(いきなりどうした…)

その僕が、
考えるのみならず

  • 私財を投じて
  • 銀行からも大金を借りて
  • 投資家からもお金を集めて
  • 実際に手を動かして
  • 汗かいて人を集めて
  • その人たちに働いてもらって

現場で得られた知見から
言わせてもらいますと・・・

目次

歯科衛生士不足問題の本質は、

女性の多様化するライフイベントに、
旧態依然とした職場環境が不適応なんだ!

とか、

働き方改革だ!

とか、
HANOWA創業当初は
叫び声をあげていたものの、

長い旅の末、
問題の本質は
最初にいた場所に
戻ってきた感があります。

「院長がアホ」ということです

これ、
5文字で表現するには難しくて、
もう少し補足すると
全方位的に
「院長をアホにさせる業界構造」
に問題があります。

例えば
メーカーもディーラーも、
一番モノが売れるのは、
(医院経営が30年間あると仮定すると)
絶対に「0年目」の新規開業時です。

そして
経営者としていちばん情弱なのも
そのタイミング。

そのスキを狙って、
ここぞとばかりに

  • 創業融資を引っ張らせて
  • おだてにおだてて
  • 豚を木に登らせて

高額な機材を買わせまくります。

1,000万円程度で
小さく始めればいいものを、
8,000万円くらい
借りさせることもあります。

大学6年で歯科を学んでも、
卒後に臨床で10年働いても、
借金をどうやって返すかは
わからないで開業します。

人間の脳みその容量(=メモリ)は
限られていますから・・・

例えば
歯科医院の院長先生は、
ただでさえ少ない
「経営者としての容量(=メモリ)」の大半を
借入の返済などで占有された状態から、
開業一年目を迎えるワケです。

手かせ足かせをはめられた状態で
歯科医院経営の競争が始まるワケですね。。

勢いよく書き出して
タイトルと違う方向に行きそうなので、
軌道修正します。

医療のヒエラルキー

ヒエラルキーとは
階層制や階級制のことであり、主にピラミッド型の段階的組織構造のことを指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ご存知の通り、
歯科衛生士は歯科医師の指導の下で働くため、
序列が生まれます。

歯科医師 > 歯科衛生士

そして、歯科助手も加えると

歯科医師 > 歯科衛生士 > 歯科助手

これは
職種としての貴賎(きせん)とかではなく、
あくまで
指示命令系統としての序列です。

誰しもが必要なチームの一員で、
患者さんを救うその意味において
上下はないと思います。

この
指示命令系統としての序列に、
読者のあなたも疑いはないと思います。

しかしそれと、

労働契約は別モノなんや。

労働契約とは、

使用者(経営者)
労働者との間で交わされる、

等価交換の取引です。

そしてこの労働契約、
一般的に市場原理に従って、
強さや弱さ、
値段の高低は、
いろんな環境によって
条件が変わります。

例えば、
求人倍率。

中途も含めた
歯科衛生士の求人倍率の
正確な数字は知りませんが、
新卒だけに限ると
およそ20倍と言われます。

これは、

『20件の歯科医院が、
 1名の新卒歯科衛生士を奪い合う』

そんな構図を表した言葉です。

1名の新卒歯科衛生士は、
20件の歯科医院から職場を
「選べる」のです。

そして、時代は
「大☆歯科衛生士不足」時代。

この場合、
本来であれば
経営者は三顧の礼で頭を下げて
お願いして、
福利厚生を整えたり
ユニフォームを可愛くしたり、
ありとあらゆる手を使って
歯科衛生士様に来て頂くものなのです。

普通の求人倍率的なモノサシで考えると。

(ちなみに僕個人の意見は、
 勘違いDHを増やしたくないので
 あまり↑を真に受けないで欲しいとも思う。)

ただ、
経営者としての自分と
医療人としての自分を
切り分けることができない院長先生は、
プライドが許さず
絶対に頭下げなかったり、

歯科衛生士の方も、
この倍率がもたらす
パワーバランスを知らずに、
自分を安売りしてるケースも多いなぁ
と思います。

まぁなんか
難しいこと言いましたが、
医療のヒエラルキーと、
労働契約は別物ってことです。

労働者と経営者は
等価交換の取引関係
です。

嫌なら
さっさと他の医院に行きましょう。

では

あらい

追伸:
需給バランス的に、
歯科衛生士の方が強い時代であることは
確かなんだが、
きちんとした基礎力や
実力をつける努力も
忘れないでくださいね。

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