歯科医院での離職の原因や内部での分裂、
コミュニケーションの崩壊などが
起こる原因の一つに
「院長夫人」の存在があります。
「院長夫人が権力を持っていて、
他のスタッフとの関係はよかったけど、
院長夫人に嫌われて働けなくなった。」
「院長夫人の理不尽な態度に
我慢できずに辞めた。」
と言う歯科スタッフさん
も多いようです。
そんな院長夫人への対応に
頭を悩ます院長も
少なくないのではないでしょうか?
ここでは、何も
院長夫人を悪者にしたいのではなく、
この問題は解決できる問題でもあります。
少し私の体験から
聞いていただきたいと思います。


From:代表のあらい
院長夫人について
以前twitterで
「院長の奥さまは歯科医院内に入れない方がいい」
みたいなことを言ってた人が
燃えてましたが、
僕も内心
あ〜間違いない。。
と思ってたクチです。
僕自身は、過去に以下のような
歯科医院と関わったことがあります。
- 院長夫人が助手の医院
- 院長夫人が歯科衛生士の医院
- 院長夫人がドクターで副院長の医院
コンサルに入った医院で
実際にあったエピソードだと、
院長と契約したのに
副院長の奥さまとソリが合わず、
税理士と副院長が結託して
僕の契約を解除した。
なんてこともありました(笑)
その時の院長の、最後の
「ごめんね…」の言葉と表情を思い出すと、
今も情けなくて、情けなくて…。
(契約を解除されて良かった)
とさえ思います。
本当に可哀想なのは、そこで今も働くスタッフさんなのですが…
うまくいってる事例ってあるの?
院長夫人が歯科医院内に入って
うまくいっている事例として
唯一僕が知っているのは、
最後の決断は何があっても
必ず院長が自ら下し、
ドクターである院長夫人が、
どこまでも院長を立てることに
努めている医院さんです。
その医院では、開業時にあらかじめ
今後、家庭内でどんなことがあっても、院内では僕の言うことを絶対だと思って動いてほしい
と念押ししてスタートしているようです。
また上手いなと感じるのが、
その院長は時にスタッフから、
副院長への同情を誘うような、
オーバーな叱責をあえてパフォーマンスで、
皆の前で披露するとかしないとか…。
要は、院長の問題である
僕がコンサルの契約を解除された
歯科医院もそうですし、
前述した
うまくいってる歯科医院さんもそうですが、
問題はどこにあるかと言うと、
ほとんどの場合は
「院長夫人」そのものが悪いのではなく、
「夫」と「院長」のロール(=役割)を
うまく使いこなすことができない、
つまり
ロールに徹することができない
院長に問題があります。
(僕の失敗例は、僕の責任なのですが…)
とにかくですねぇ、
女性って男をよく見てますよね。
群のリーダーとして、
「こやつについて行って大丈夫なのか?」
と、目を光らせてます。
リーダーとして
発言がヒヨったりブレたりした時は、
まぁ見逃しません。
ヒヨったりブレたりした時は、
一瞬で軽蔑の対象に成り下がりますよね(苦笑)
今回の件で真剣に思うこと
(HANOWAを使っても使わなくても)
求職者側の歯科衛生士さんは、
面接の時に
「奥さまは院内でお仕事をされますか?」
「これまでに、奥さまと意見が合わずにスタッフが辞めたことなどはありましたか?」
などと、
グイグイ院長先生に聞いていいと思います。
それで、
(なんだこの人は失礼だな…)と思う院長なのか、
真摯に答えてくれる院長なのかで、
こちら側も
医院と院長を選別してもいいと思いますよ。
では。
あらい