あなたが「歯科衛生士を辞める」理由

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From:南部 竜二

目次

HANOWAを退会した理由

先日、1人の歯科衛生士さんが
HANOWAを退会されたのですが、

その理由は
「歯科衛生士を辞める」ということでした…。

歯科医院を辞める、ではなく
「歯科衛生士を辞める」なのです。

HANOWAには、

「滑らかな働き方の向こう側の自己実現」を理念に掲げ、「歯科衛生士の地位向上」を目指す

という方向性があります。

ですので、
今回の解決策を模索するためにも、

「歯科衛生士を辞める」原因を
しっかりとイメージしておく必要があると考えました。

「歯科衛生士を辞める」2つの理由

繰り返しになりますが、
「退職」ではなく「歯科衛生士を辞める」です。

つまり、

人間関係がうまくいかないので退職します(泣)

といった個人的な事情ではなく、
歯科衛生士のみなさん全員に当てはまる条件
のようなイメージを持っていただくと、
理解しやすいかと思います。

「歯科衛生士を辞める」理由は
2つあると考えました。

  1. チャレンジさせてもらえる機会が少ない
  2. 資格との相性の問題

次の項目で詳しく説明します。

チャレンジさせてもらえる機会が少ない

ここでいうチャレンジとは、
「雇用される機会」ということです。

ん?なんか、めんどい系の話??

と思わず、、30秒お付き合いをm(_ _)m

該当する方・該当しない方
がいると思いますが、

「雇用される機会がない」理由は
3つあります。

1)歯科医院が「小規模事業者」であること

歯科医院の大多数は、
スタッフ数が10名以下の
「小規模事業者」です。

この「小規模事業者」には
メリットもありますが、
デメリットとして作用している
部分が多い
と考えています。

それが、
管理者の「マネジメントへの影響」です!
(管理者とは、一般的には院長ですね)

小さい組織の運営だと、
「スタッフみんなから意見を募って話を進めていく」という方法ではなく、

トップが感覚と実行力をもっていろいろ決めちゃう!」方が生産性が高いものです。

小規模事業者である歯科医院に
ありがちなこんなやり取り↓

DH「え?院長そんなの聞いてないです。」
院長「あ、ごめん、今決めた。」
DH「え〜…。」

経営的には、これも正解なのです(泣)

ある程度規模が大きくなり、
体制が整ってくると

「権限移譲(けんげんいじょう)」といって
役割を分担しないと回らないのですが、
スタッフが10人以下であれば
院長が1人でやった方が早いのです。

「じゃあ、規模が大きくなるまで待つのか?」
という話になると・・・

歯科医院は、
そもそも建物の大きさに限界があるので
「小規模」から「大規模」に移行しづらい医院が多い
です。

そのために、
「トップが感覚と実行力をもっていろいろ決めちゃう!」
という方法に合う人・合わない人が
発生してきます。

中でも「合わない人」にとっては、
チャレンジさせてもらえる機会のロス
につながります。


思い出してみてください。

あ〜、あの院長のやり方は無理だったわ…。

というやつです。

これは院長の問題だけではなく、
構造上の問題もあるのです。

2)仕事(単価)に経験値が加味されないこと

歯科衛生士業務は、
保険点数で仕事の単価が決められてます。

いうなれば、
1年目と10年目のプレーヤーの価値が変わらない
ということでもあります。

そんなの理解しとるわ!!悲しいわ!!

ですよね。。

念のために補足すると、
一般的な「給料の決めかた」

医院売上×人件費率(〇〇%)=人件費

という計算方法で算出します。

この「人件費率〇〇%」には相場があり、
その相場を超えないように調整しながら
人件費が決まっていくのです。

「〇〇%」の部分はググったら出てくるので、
興味がある方は「歯科医院 人件費率」で検索を。

ですので、そもそもルールとして、
給料が無限にあげられるようになっていません

結果的に、

相場以上の歯科衛生士の給与を求める
野心の高い方にとっては生存しにくい環境である

ことが、チャレンジさせてもらえる機会が少ないと考える2つ目の理由です。

仕事に没入して対価がほしい!

という方は、生存しにくい環境です。

3)正社員優位の環境下であること

みなさんお感じの部分かと思いますが、
南部なりに解釈(文字化)しました。

コロナウイルスの影響で変化しつつあるものの、
構造的には課題としてまだ残っていると思います。

前述の「小規模」に関係しますが、
小規模であるがゆえに
経営的な側面が整いきれません

一般企業であれば、例えば、

  • 人事部
  • 経理部
  • 広報部
  • 総務部

など、
現場スタッフを支援してくれる役割の方がいます

しかし多くの歯科医院の場合、
それらを院長一人で担当されています

普通に考えて、そんなに手が回るはずがないですよね…。

ですので、いろんな状況において
融通の効く方が優先されてしまいます

すると、
勤務条件に制限のある方の
チャレンジさせてもらえる機会が
少なくなる
ことになります。

これが、3つ目の理由です。

資格との相性の問題

歯科衛生士の仕事が好き!

という方が多いですね^^

私はこれまで、いろんな医療介護の
職種の方と仕事をしてきましたが、
一番多いと思います。

そういう熱意の高い
歯科衛生士さんが多い一方で、
マッチしない方もいるのかな…と。

その理由はこちらです。

自己表現しづらい職種?

まず、他のコメディカルと比較して、
歯科衛生士職は職域が限定的であると思います。

例えば「看護師」は、
以下のそれぞれに専門資格があります。

  • フェーズ別での職域
    急性期、回復期、維持
  • 診療科別での職域
    外科、内科、脳外科、皮膚科、精神科 など
  • 階層別での職域
    プレイヤーに専念「訪問看護」
    支援業務に専念「地域連携室」
    経営層へ「病床管理室」 など

対して歯科衛生士は、

  • もっと「お話をしながら」歯科衛生士業務をやりたい
  • もっと「広く体調管理をしながら」歯科衛生士業務をやりたい

などといった
「もっと〇〇をしながら歯科衛生士業務をやりたい」という
+αの興味が高い方の自己表現の場が整っていないのかな…と感じます。

まとめ

「歯科衛生士を辞める」理由を、
個人の視点ではなく
歯科衛生士全員に当てはまる条件
という視点で検討してみました。

今回考えた下記2つの理由

  1. チャレンジさせてもらえる機会が少ない
  2. 資格との相性の問題

以外にも

こういった視点もありますよ!

というご意見などがありましたら、
ぜひとも教えてくださいm(_ _)m
改善を検討させていただきたいです。


P.S.
歯科衛生士を辞めることは
悪いことではないと思っています!
いろんな価値観があっていいと思います^^

ただやっぱり、
「歯科衛生士を辞める」選択をされるのは
寂しいな、と( ;∀;)

HANOWAとしては、
歯科衛生士として頑張るみなさんへ支援し

滑らかな働き方の向こう側の自己実現

を目指したいと思っています。

そのためにも、
私たちもこうした課題にしっかりと向き合っていきたいと思います。

それではまた!

南部

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