15万人の潜在歯科衛生士が帰ってこない本当の理由とその解決策

15万人の潜在歯科衛生士が帰ってこない本当の理由とその解決策

From:代表のあらい

これは最近の僕の
とてもホットなテーマでして…

目次

子育てや家事で忙しいから帰ってこないんじゃない。

なんか、
ハッと天から啓示が降りたというか、
特にデータやエビデンスが
取れてるわけではないですが、
パートナーDHの話も聞いてて

「やっぱそうだよな」

と、ここ最近
思いを新たにしたことがあります。

15万人いると言われる
未就業の歯科衛生士資格保持者が
歯科業界に戻ってこないのは、

  • 家庭との両立
  • 妊娠
  • 結婚
  • 子育て
  • 親の介護 など

ではなく、

やっぱり、総じて
労務環境が
他の産業に比べてイケてないから

に尽きるんだなと。

もちろん、
個々の問題として

  • 歯科衛生士の仕事にやりがいを見いだせない
  • 他にやりたいことができた
  • 思ってたのと違った
  • 家庭の事情

など、様々あると思います。

ただ、
前提の大きな仮説が変わると、
解決策の方向性も変わるなぁ
と実感しています。

と言うのも、

どうも時間の問題ではない。

1年このサービスをやってると、
有形にしろ
無形にしろ、
なんだかんだ
経験値は積み上がっていきます。

僕は初めに、

「50%以上の
 潜在歯科衛生士が帰ってこないのは、
 歯科医院の働き方が
 働くお母さん達に優しくないからだ」

的な仮説を立てて
突き進んできたわけですが、

もう何百人とも話してると、
実態として
現場から上がってくる声や
本音はどうも、
そうでもないんですよね。

時間がないから復職を躊躇う
のもあるでしょう。

スキルに自信がないから復職を躊躇う
のもあるでしょう。

両立がしづらいから復職を躊躇う
のもあるでしょう。

いずれも、
多くのパートナーDHから
寄せられた声ですが、
どうもやっていく中で

真を食ってない…?

と思うようになって行きました。

で、先日
ふと思った僕の中でいま一番

真を食ってる
15万人が戻ってこないことに関する
インサイト(顧客心理)
は、

戻りたくないわけではない。
ただ、ハズレの職場を引きたくない
良い医院や院長や環境だったら

働いても良い。

でも、20代のうちに
何ヶ所か転職して見て
思った経験則的に、
8:2 か 9:1の割合で
あまり良い職場じゃない
ケースの方が多い。

今度転職した先が
残りの1か2に入るのなら
戻っても良いけど、
その確証がないなら、

異業種のアルバイトでも良いか。

このぐらいの、
非常にファジーで
アンニュイな心情の方が、
この1年やってて、
戻って来ない
歯科衛生士の心情描写として
一番しっくり来る
んですよね。

(↑よかったら近くの歯科衛生士に
 見てもらってくださいm(_ _ )m)

もしその仮説に立脚するなら、

本当のネックは、転職コストの「重さ」なのではないか?

転職活動って、
やっぱそこそこ手間かかるんですよね。

  • 求人票はみんな脚色だらけだし、
  • 人材紹介会社は転職者のことを
    売上としか思ってないし、
  • 未だに手書きの履歴書を
    要求する先生もたくさんいるし、
  • 万年人材募集し続けてる医院は
    ロクでもないケースも多いし…

そんななか、
一番良いなと思えたところを
やっと見つけて入局するも、
1週間も立たずに
院長のパワハラ現場を
目の当たりにした時の、

「ブルータス、お前もか!」

みたいな、

(ここもかよ…)
みたいな失意にまみれる感覚。。

そうやって、
思考を遊ばせていくと、、、

「転職」と「復職」のハードルを下げること

ここが、
より多くの潜在歯科衛生士を
復職させるコアな解決策
になってくる気がしてきませんかね?

HANOWA的な働き方を
とても支持してくださる方もいます。

でも、やっぱり
本当に自分らしく働ける場所で
長く働きたい人も大勢います

要は、
1番の問題は

『自分に本当にあった
 職場を見つけるコストが高過ぎる』

のではないかなと。

もっと気軽に
「お試し」ができて、

ライトに様々な医院を渡り歩いて
本当に良い職場を見つけられる仕組み。

パラレルワークや、
時間のマッチングが解決策ではなく、

もっと気楽に試せること。

が、
本質的な解決策な気がしてきている
今日この頃でございます。

今日は、新井の頭の中の
共有回でした。

なので、

来年はもっと、
歯科衛生士の職場選びの
打席に立つ回数を増やしまくる
サービスに育てて行きたい
と思う次第です。

なんかその方が、
広告費はかけてないけれど、
一度ウチに来てもらえたら
良い職場と思ってもらえる
自信のある先生にとって
有利なサービスになるんじゃないか
と思うのです。

真面目にやってる先生が
得をする優しい世界ね。

では。

あらい

15万人の潜在歯科衛生士が帰ってこない本当の理由とその解決策

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