


From:代表のあらい
一般化の罠
この仕事をやってると、
僕とかは
最近の歯科衛生士って
どんなこと考えてるんですか?
とか、
よく聞かれます。
よくよく聞かれます。
と言うか
これ以前の話として、
(話が脱線しますけど)
皆さん、未来予測って意味あると思います?
2021年はどうなると思いますか?
みたいな問いだったり、
聞いてもいないのに
これからの時期に
2021年はこうなる。
とか、
アフターコロナの社会はこうなる。
みたいな言説を、
偉そうなコンサルとか
意識高い系ぶった
N◯ws Picks系オジサンとかが
あーだこーだ言うんですよね。
僕、いつも思うんですけど、
未来予測は振り返りとワンセット
◯◯総研みたいなところが、
「これから社会はこうなる!」
みたいな未来予想を発表するんですけど、
あの人たちって絶対に、数年経って
過去の発表がどれくらい当たったかどうか
検証なんてしないんですよね。
ほとんど外れてるからです。
転ばぬ先の杖的に情報を仕入れても、
それが適切だったのかどうか
検証をしないなら、ただのノイズです。
いちばん重要な一次情報は、常に現場にある
最近の歯科衛生士って
どんなこと考えてるんですか?
みたいなことを尋ねたくなる心境が
わからなくもないのは、
ジェネレーションが離れれば、
そりゃミレニアル世代とか
ゼット世代とか、
自分と異人種のようにカテゴリ分けされると、
(それってどう言うこと?)
と尋ねたくなってくるのも
わからなくもないです。
ただ
それって、
聞く相手は僕じゃなくて、
目の前の既存の歯科衛生士に聞けば?
とか、
目の前の面接に来た歯科衛生士に聞けば?
と、
常々思います。
こんな大阪にいる
どこぞの兄ちゃんじゃなくて……
聞く相手は、
あなたが知るべき対象は、
目の前にいるはずです。
じゃ、
仮に僕が
最近の歯科衛生士さんは、
権利主張が強いですね〜。
と言えば、今後
目の前に現れるすべての若手歯科衛生士を
「この人は権利主張が強いんだな」
と思って見るのでしょうか…。
目の前の1人の人を1人の人として視る
やってますか?
イマドキの歯科衛生士は…
とか
最近の歯科衛生士は…
とかじゃなくて、
たった1人の、
例えば、
仮名)タナカアキナ
高校3年生のとき、母親からの「手に職つけたら」というひと言が決め手で歯科衛生士になって、卒後4年。
今の医院は3件目であるも、結婚後も長く歯科衛生士として患者さんに触れ合っていきたいと思っている。
コミュニケーションに自信がなく、1院目も2院目も院長のパワハラ発言が嫌で1年前後で退職。
でも患者さんからは「私の話をいつも聞いてくれてありがとう」と言われて、聞き上手?と自分のことを思い始め、少し誇りに思っている。
その目の前の1人1人の歯科衛生士が
どうなっていきたいのか?
何をしていきたいのか?
どうありたいのか?
それらの情報のすべては、
現場にあるはずだと思います。
1人1人向かう先が違うなら、
1人1人から聞き出して、
自分に何ができるかを最大限
脳味噌に汗かいて考えて、
医院の理念に照らし合わせて、
「僕たちはここに向かいたい」
「だから君がもしこうなりたいのなら、
僕は君にコレコレを提供できると思う」
「だから一緒に向かって欲しい」
って、1人1人の目を見て
自分の言葉で口説かなきゃ。
当たり障りのない
一般論聞いて安心してるんじゃなくて、
脳味噌に汗かいて
目の前に落ちてる情報を拾いに行って、
相手がされて嬉しいことを先にする。
そこから先の相手の反応には
一切期待しない。
変えられるのは常に自分だけであり、
相手は変えられないのですから。
楽な道はないと思うんですよね。。
では
あらい