応召の義務の副作用

From:代表のあらい

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お掃除業者さんのお話

歯科医院向けに院内清掃を提供している
お知り合いの方がいまして、
彼が仰ってた話です。

彼の提供する院内清掃サービスは基本、
口コミ紹介のみでお仕事が成立しているようです。

ある地域の、とある
とても無茶な要望の多い院長先生の
オーダーに長く悩まされており、
その日もいい加減
無礼で無理なご要望を頂き、
ついには定期清掃のご契約を打ち切りにしたそうです。

するとその院長、
その地域でご自分は大層な大御所だと思っているのか、

なんだその態度は?!

いいのか?
今後この地域での仕事がなくなるぞ!

と声をあらげ、
清掃業者の彼は
にべもなく

ああ、そうですか。

と言って立ち去った、と。

そしてその後、特に報復も何もなく…笑

控えめに言って、、

クソ野郎ですよね 笑

まぁ、双方のお話を聞いていないので
最後まで断定はできませんが、
正直なところ、
この業界の質の悪い院長先生を想像すれば
あり得るといえばあり得ます。

いいのか?
俺を怒らせるとどうなるか分かってるのか?

これって漫画とかドラマで
絶対最後にやられる典型的なやつじゃないですか。

イマドキ芝居じゃなくてリアルにいるなら
まじでウケます。
(業界のためにさっさと◯んで欲しい…)

応召の義務

医師法、歯科医師法同じく
19条に記載のある広く知られた条文に
「応召の義務」があるかと思います。

診療に従事する歯科医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。

—歯科医師法19条第1項

昨年ここに大きく見直しがあり、

患者の迷惑行為:診療の基礎となる信頼関係が喪失している場合には、新たな診療を行わないことが正当化される。(診察内容と関係ないクレームなど)


医療費不払い:以前に医療費の不払いがあったとしても、そのことのみをもって診療しないことは正当化されない。しかし、支払能力があるにもかかわらず悪意を持ってあえて支払わない場合等には、診療しないことが正当化される。

などの部分で微修正が入りました。

ただ70年近く旧来の応召の義務が続いて、
僕は「その副作用なのかな?」と思うのがありまして、

自分は顧客の選別が出来ないのと同様に、
自分も外部の業者から選別されない

と思い込んじゃってるお医者さん
多いんじゃないかなと。

言わば、
自分は広く国民に請われたら、
医療サービスを誰にでも提供する義務がある。

だから、
外部の医療周辺産業の企業も、
どんな医者に対しても断らずに
サービスを提供しなければならない
と。

んなわけあるか 凸(゚д゚)!!!

我々民間企業は顧客を選べます。

と言うか、
営業・マーケティングの基本は顧客の選別です。

高度成長時代は
全般的に登っていくので、
もれなくすべての対象者を顧客にできましたが、

デフレ、人口減少、
なおかつ
歯科医院数の減少トレンドに入った以上、

民間企業は、
利益率が高くサポート労力のかからない
限られたユーザー
を選り好みして、
彼らとともに末長く発展していくのは
基本戦略です。

うちのメルマガ読者さんやユーザーは、
ITリテラシーも高く
経営感度も高い方が多いので、
まさか外部の業者さんに
こんな恥の多い当たり方をする人は
いないと思いますが、
もしいたら本当恥ずかしいので
辞めてくださいね。

個人的に、

お医者さんの仕事の“尊さ”は何で担保されるのか?

と言われると、
それは間違いなく

“応召の義務”のおかげ

だと思います。

国民は、どんな時も
断らずに受け入れてくれて
助けてくれる
専門技術を携えた救済者であるからこそ、
お医者さんのことを「先生」と呼んで、
尊敬の眼差しを向けます。

こんなこと言ってる私だってそうです。

だいたい僕がこうやって
文章でおちょくる院長は、
「経営者として終わってる」人です。

医療人としておちょくった事はありませんし
僕にその資格はありません。

応召の義務は
医者としての”尊さ”を担保すると思いますが、

自分と接する外部の業者が
自分に対してどんな時も断らずに
サービスを提供しなければならない

なんて考え始めたら
ただの面倒くさい人なので
気をつけましょうね。

というお話でした。

では

あらい

追伸:
一応、毎度言いますが、
我々は顧客を選別する以上、
我々も顧客から選別される覚悟は持ってやってます。

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